表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/334

31

 いやぁ昨日はトロールの臨時収入が入ったおかげで、宿にも止まれてご飯も食えた。良かった良かった。今日も出てくれないかなー、トロール。

 でも、トロールを倒したのにレベルが上がらなかったな……やっぱり雑魚なんじゃないか? あいつ。


 そんなことを思いながらギルドのドアを開ける。


「あ」


 と昨日対応してくれたイケメンの受付が反応してくれる。


「こんにちは、聞きましたよ。トロールを倒したんですって」


「ああ、雑魚だったよ」


 ザワッとするギルド内、そこかしこでまた陰口が始まる。やれ本当か、やれ不正だの。こいつら昨日もいたけど仕事してるのか?


「トロールはその体の性質上、皮膚が硬く剣が通りにくくなってます」


 ああ、皮膚の薄いアキレス腱だったし余裕だったな


「また特性として傷の再生能力が高く、傷を負ってもすぐ回復してしまうので連続で絶え間なく攻撃をしないと倒せないんですよ」


 石当ててただけだしな。あれはどっちかというと体の中にダメージが溜まったんじゃないか? 知らんけど。


「なので非常に倒しずらい魔物となっています。まあ勿論個体差もあるので気を付けて下さいね」


「え? 個体差あるの?!」


「ええ、魔物は種族ごとに魔力操作レベルが決まっていると言われています。なので個体差は魔力レベルによって差が生まれますね」


 へぇ~そうなんだ。これは一つ勉強になった。でもなんでそんなこと知ってるの?


「え? 常識ですよ」


「そうなんだ、常識なんだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ