表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
208/334

198

 意識を取り戻すと、暗い室内だった。


「ん」


 体を動かそうとするが何かに縛られ動けない、腕も後ろで繋がれ身動きができない。


「ここは……」


「目が覚めたか」


 薄暗い室内のため、相手の姿が正確に見えないが、恐らくあの村で襲ってきた男だろう。


「貴様……なんのつもりだ」


 人間の言葉を流暢に扱うこの魔物は、一体何者なのだろうか。加えて、こうして私を殺さずに生かしていることも疑問に思う。


「ふん、捕虜にすることなんて一つだろう」


「な――」


ま、まさか!


「外道め! 私は決して、お前らには屈しない!」


「ふん、その強気。いつまで持つかな」


 魔物に人間を捕虜にし、慰み者にするような知能があったことに驚く。確かに知識として、ゴブリンにはそういったことをするものもいると聞くが、こうして自分の領域まで持って帰るという話は聞いたことが無い。


 こいつがゴブリンたちを統べる者か。ニヤリと笑うその姿に、そう確信する。こいつは外道だと。


 建物のドアが開き、光が差し込む。その光に、ウッと少しだけ目がくらむ。視力が回復し見えたのは、少し変わった服装をしたゴブリンだ。やはりか。


「キヒ、王よ。私の出番だと聞きました。キヒヒ」


「……ああ、その女騎士だ。頼んだぞ」


「キヒヒ、お任せ下さい王よ」


 そのゴブリンは、奇妙な笑い声をあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ