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掌編

星に願いを

Quand on prie la bonne étoile



みなさんはしっていますか?


星が人のねがいや夢をかなえるたび、

空から星がおちていくことを。

白くかがやく尾はいのちのかけらであることを。


人はむかしむかしから、

空にかがやく星にねがいをかけ、夢をかたり、

星は人のねがいや夢をききとどけてきたのです。


だけど、多くの人は気づいていません。

星たちがいのちをひきかえにして、

人のねがいや夢をかなえていることを。


だから、みんな!

空からふってきた星のかけらをあつめましょう。





星のかけらをあつめられた人も、あつめられなかった人も、

夜空にりょう手をかかげて大きな声でいいましょう

『ありがとう』と。


さあ、みんな。じゅんびはいいですか?

りょう手をかかげて。

せーのーでぇ!


  了

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の掛け声につられて声を出してしまいそうでした。 流れ星に願うから叶うのではなく、願いを叶えた星が流れていくのですね。 命とひきかえに……切ないけれど素敵な発想です。 感謝の心を思い…
[良い点] 人の願いや夢を叶えて、星の命は流れて消えていく……儚く幻想的な感じがしました。 発想がすばらしいですね。
[良い点] なるほど。星が流れた数だけ願いが叶ったってことなんですね。 星が流れる様子は命が尽きるようにも見えますね。儚い...けど美しいですね。
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