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LASTDAY  作者: 杉田健壱楼
二章 平穏
21/92

十九話 職業病

帝國会議が思ったより長引いた為休憩時間が与えられた

会議がひと段落した後の休憩時間。


「さてと私は何をしようか...」


 ナイトメアは考えた。ナイトメアは会議が再開するまで特にする事がないのだ。いつもなら内政や外交の仕事が山積みだが、今日に関しては会議の為に予定を全て空けていたのである。


「あの子達はアフトザフトに任せている事だし、メテオに関しても今の所大丈夫だろうし、どうしたものか...」


 数分の間ナイトメアは考えた。


思念交信メッセージ。アフトザフト、至急応答しろ」

「はい、何で御座いましょうか?」


 アフトザフトが一瞬でナイトメアの思念交信メッセージに答えた。


「いつもすまぬな。あいつらの訓練の具合はどうだ?」

「あの子達なら現在ベッジハード王城地下10階層の闘技場にて、アルフレッド・バイオレット大佐に訓練をつけてもらっている所です。今の所順調なようで、このまま行けば最年長のリン・アルサラードとメイ・メイソンが来年にでも戦力として雇用できるとの報告が大佐から入っております」


 あの子達とはナイトメアがベッジハード領土の森や戦場にいた戦争孤児でありナイトメアに拾われた子である。


「成る程、それは楽しみだな。今度大佐に褒美をやらねばな...報告感謝する。今度お前にも褒美を授けよう」

「勿体無いお言葉感謝致します」


 アフトザフトの報告が終わり、ナイトメアは思念交信メッセージを終了した。


「こうなったらする事がないな、どうしたものか」


 ナイトメアがこんなにも悩むのも無理はない。いつも仕事をして大忙しのナイトメアが、いきなり暇になったのだ。落ち着かない。言わば職業病というやつだ。そして何とかナイトメアが考えついた答えがこれであった。


「そう言えば、私は各将軍とあまり積極的に喋った事が無かったな...親睦を深める為に、各将軍の所に行って何か雑談でもしに行くか」


 ナイトメアはそうして将軍の元に向かった。

LASTDAY19話「職業病」を読んでくださり誠に有難う御座います、LASTDAY作者の杉田です。もしLASTDAYがお気に召して頂けたならブクマ登録やコメントお待ちしております。今後とも杉田を宜しくお願いします。

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