第一話 一人目の転移者召喚下神会議~管理人
「ねぇ管理人様~転生だけじゃダメだと思いまして、転移させるのもいいんじゃないですか?」
「というと?」
「地球に特別な能力を持った人間がいるんですよ」
「だが一度死ななければ別の世界に送ることが出来ないだろ」
「管理人の立場を利用すれば、出来るのでは?」
「なっ!それは、一京年前に神法で禁止になったはずだろう!」
「ですが、そうしなければ世界樹を救えません。そうなれば、我々も命消え行きます。」
「世界樹がなくなれば、死ぬのはわかっている。だが、例え神法を犯してまでしなくてはならないことではない!」
「我々下神には関係がないことです、ですが何も抵抗しないで死ぬのはお断りです!」
「だ、だかなぁ」
「五分後下神会議を開きます。」
「な!なんだと!我々の世界樹はまだ一度も下神会議を行ったことがないのだぞ!」
「外神も呼んでおります。」
「なっ!」
「それと下神会議での決定した事については、管理人会議で発表してもらい、代表として上神会議にて発表してもらいますから覚悟してください」
「いゃ、無理だ我を上神に殺させる気か!そんな無礼なことがあれば下級世神に報告されてしまう!下手したら中級いや上級世神に報告されてしまうかもしれん!」
「だから覚悟してください」
その後管理人は、初めての転移をさせた。