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霊獣戦隊ヨーカイジャー  作者: 紫龍院 飛鳥


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第二十三話 ついに激突!ヨーカイジャーVS陰丸 紫龍斎!!

…陰丸一族の屋敷にて、何やら只ならぬ雰囲気が漂っている。


「…紫龍斎様、全ての準備が整いました」

紫龍斎の前にひざまづく紫怨、その後ろにはゴウズやメイズを始めとした大量のカゲオニ軍団が控えている。

「うむ…皆の者!遂に時は満ちた!今こそ我らが陰丸一族の力を憎き陽向一族の者どもに見せつけ、この長きに渡る因縁に決着をつけるのだ!」

「はっ!!」

陽向一族を倒すことを宣言し、皆を鼓舞する紫龍斎

「待っていろ陽向一族どもめ…フハハハ!!」



…一方その頃、陽向一族の屋敷では


「皆、集まったな…」

子供達に大事な話をする、と言って本堂に集めた虎三郎

「…なんだよ親父、急に改まって話とか」

「…あぁ、お前達ももう分かってると思うが、陰丸七人衆が亡き今、陰丸一族はいよいよ本腰を入れて攻めてくるだろう…私の予想では恐らく、紫龍斎本人が出てくるであろう…」

「紫龍斎本人が…ねぇ父さん、紫龍斎ってやっぱりそんなに強かったの?」

「あぁ、何せ二代目当主の跡目争いの決闘の折、三日三晩の激闘の末に漸く倒せたと言うほどだからな」

「やっぱり結構強いんだ…僕らで勝てるかな?」

「まぁとにかくここまで来たらやるしかなかろう!こちらも持てるだけの力を全力でぶつけるのみだ!」

「まぁ親父の言う通りだな、この期に及んで四の五の言ったってあいつらいつ攻めてきてもおかしくねぇ…俺ももう腹ぁ括った!陰丸一族をぶっ倒す!」

「モモカだって頑張る!これ以上陰丸一族になんか好き勝手させない!」

「私も、皆について行きます!皆に救われたこの命…今こそ恩に報いる時!」

「…よく言ったお前達!」

すると突然、庭の方から一本の矢が飛んできた。

「!?」

「て、敵襲か!?」

「いや違う!これ、矢文だ!」

見ると矢には一枚の紙がくくりつけられていた。

「矢文?まさか、陰丸一族からか!?」

恐る恐る矢文を開いて中身を確認する


『陽向一族へ…明日の朝、町外れの採石場まで来られたし…そこで千年に渡る因縁の決着をつけようぞ。

陰丸一族当主 陰丸 紫龍斎』


「これ…明らかに陰丸一族からの果たし状じゃんか!」

「…おいおい、まさか真っ向からウチに喧嘩吹っ掛けてきやがるとか、正気かよ…」

「これでもう後戻りはできないな…売られたからには正々堂々と勝負して勝ってやろうぜ!」

「おう!」

「だが気をつけろ、相手はあの紫龍斎だ…油断してかかればお陀仏だぞ」

「あぁ、分かってる」



…そして迎えた翌日の朝、町外れの採石場に向かうヨーカイジャー

そしてそこに紫龍斎が仁王立ちで待ち構えていた。

「…待っていたぞ陽向一族、今日こそが貴様らの年貢の納め時だ!」

「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ紫龍斎!今日こそは決着をつけてやる!」

「ふん、世迷い言を…ゴウズ!メイズ!」

「はっ!」

紫龍斎に呼ばれて現れるゴウズとメイズ

「これからお前達に、目にものを見せてくれる!」

と、紫龍斎に『霊斬刀・きわみ』を差し出すメイズ

「なんだあの霊斬刀!?」

「…っ!なんて邪気だ!あの霊斬刀から測り知れないほどのとんでもない邪気を感じる…」

「…お前も感じるか雷童丸、こいつはちと厄介だぜ」

霊斬刀・極のあまりの邪気のパワーにたじろぐ雷童丸と霊獣達。

「霊獣達がこんなにビビるなんて、一体どんな力を秘めてるのかしら?」

「クックックッ、篤と見るがいい!おい!」

「はっ!」

紫龍斎に促されて自分達のマガ魂を差し出すゴウズとメイズ

そして紫龍斎はそれを二つとも霊斬刀・極にセットする


「『牛頭 馬頭・マガ魂ぁ!!フハハハ!!』」


「『霊獣転生』!!」


変身する紫龍斎、紫色の頑丈そうな鎧に頭の兜からは逞しい立派な漆黒の角が二本生えており、なんとも禍々しいオーラを放っていた。

「我が名は『獣魔王』、全ての霊獣の頂点に君臨し…全ての霊獣をも凌駕する存在なり!」

「あっ…あぁ…」

「怯むな!俺達は絶対に負けない!みんな!いくぞ!」

「おう!」


「『霊獣転生』!!」

「『雷獣転生』!!」


「陽向一族の名の下に、悪しき魂を浄化する!」

「…正義の名の下に、沈め!」

獣魔王に向かっていくヨーカイジャー

「ふんっ!」

手の平から衝撃波を発してヨーカイジャー達を吹っ飛ばす獣魔王

「な、なんちゅう力だ…!」

「これが、陰丸一族初代当主の力…」

「フハハハ!!諦めて大人しく降伏するがいい小童ども!」

「諦めて溜まるか!『獅子バズーカ』!!」

バズーカを放つレッド、しかしレッドの放った弾は獣魔王に片手であっさり弾かれてしまった。

「なっ!?」

「野郎…!」

「こうなったら、政宗!」

「オーライ姉貴!」

ブルーとグリーンの超スピードコンボで獣魔王を翻弄する

「はぁっ!」

「っしゃあ!」

隙を狙って同時に斬りかかる、しかし二人の一撃は簡単に受け止められてしまい二人とも投げ飛ばされてしまう。

「姉さん!マサ!くそぉ!『鬼熊アックス』!うぉぉぉ!!」

斧を構えて突進するイエロー、そして思い切り振りかぶり振り下ろす…だがしかし斧はびくともせず肩の辺りで止まってしまった。

「あれ?うーん!き、斬れない!」

「ふん、その程度か?」

イエローの首をガッと掴みそのまま地面に力強く叩きつけた。

「ぐぼっ!」

「タケー!」

「剛丸兄ちゃん!もう許さないんだから!『幻技・大樹縛りの術』!!」

獣魔王の体に太い木の根が絡みつく

「ぬおっ!?」

その隙に獣魔王の手から逃れるイエロー

「まだよ!『幻技・煉獄火葬の術』!!」

すると、絡みついた木の根が発火してメラメラと燃えていった。

「ぬぉぉぉ!!」

『お見事どす百華はん!正に完璧な幻術どすえ!』

幻術の炎に悶え苦しむ獣魔王、しかし次の瞬間急に熱がるのを止めた

「クックックッ、なんてな!この程度の術が儂に通用するとでも?ふんっ!」

と、あっという間に幻術の炎を消し去ってしまった。

「そんな…モモカの術が…」

「諦めてはなりませぬ!今度は私が相手だ!たぁぁぁ!!」

刀に電撃エネルギーを集中させて一気に斬りかかるジャスティス、ジャスティスの渾身の一撃を刀で受け止める獣魔王

「うぉぉぉ!!」

どんどんと電気の出力を上げていく、だが獣魔王にはあまり通用していない様子。

「くっ!己ぇ!!」

「小賢しい!」

ジャスティスを殴り飛ばす

「ぐわっ!」

「アニキ!」

吹っ飛ばされたジャスティスを結界で受け止める狛犬兄弟

「なんつー強さだよ…化け物じゃねぇか!」

「僕らがこれだけかかっても歯が立たないなんて…」

「みんな諦めちゃダメだ!雷童丸、立てるか?」

「くっ、この程度…何のこれしき!」

「こうなったら俺の四神モードとお前の雷獣の力で一気に突っ込むぞ!姉ちゃん達は後ろから後押ししてくれ!」

「ちょっとアンタ、正気なの?」

「もうこれしかない、やるしかないんだ!」

「…分かったわ、アンタ達!」

「うん!」

「OK!」

「任せて!」

「おし、いくぜ雷童丸!」

「承知!」


『四神・マガ魂!うぉぉぉ!!』


「『四神転生』!!」

「『雷獣覚醒』!!」


「いくぞ!はぁぁぁ!!」

二人一気に獣魔王に突っ込む

「『奥義!一点集中・四神一閃』!!」

「『奥義!雷光瞬烈斬・真』!!」

二人の必殺技を一辺に受け止める獣魔王

「アタシ達もいくわよ!」

「『奥義!霊斬波』!!」

レッド達の後ろから斬撃を放って後押しするブルー達

「うぉぉぉ!!」

「ぐっ!」

段々と押されていく獣魔王

「…ガキどもが、この儂を…ナメるなぁぁぁぁぁ!!」

すると獣魔王は凄まじい衝撃波を放って周囲のものを吹き飛ばした。

「うわぁ!」

攻撃を受けたヨーカイジャー達、あまりのダメージで全員変身が解けてしまう。

「ハァ、ハァ、ハァ…」

「…くそっ、まだあんな力を隠してたのか」

「雄吾!お前ら大丈夫か!?」

「あぁ…でも、もう立てねぇよ…」

「バカ野郎!弱音なんか吐いてんじゃねぇよ!しっかりしろ!」

「クックックッ、よくもこの儂をここまでコケにしてくれたものだな…だがもうこれでおしまいにしてくれる!」

と、手の平の上でどす黒いエネルギー弾を作り段々と大きくしていく。

「マズイぞ、あんなもの食らったら…」

「くっ、こうなりゃやるしかねぇのぅ!吽犬!」

「はいな兄さん!」

「止せ!いくらお前達の結界でもあれは受け止め切れん!無茶をするな!」

「じゃけどアニキ!」

「来るぞ!」

「死ねぇ!!陽向一族!!」

エネルギー弾が放たれる

「やるしかねぇ!吽犬!」

「はいな!」

「『阿っ!!』」

「『吽っ!!』」

「『狛犬式・結界防壁』!!」

渾身の結界術で獣魔王の一撃を止める、しかし、やはり完璧には止めることはできず結界が段々とひび割れていく。

「あ、兄さん!流石に限界じゃけぇ!」

「バカタレ!こがいなことで弱音吐くな!ワシら狛犬は守りの霊獣、ワシらの守りは天下一品なんじゃ!!何人たりとも破らせるわけにはいかんのじゃあぁぁぁ!!」

必死に踏ん張って耐える狛犬兄弟

「阿犬!吽犬!」

「おい、もうやべぇんじゃねぇか?」

「くっ!」

狛犬兄弟のところへ走り出す雷童丸

「ライちゃん!」

「ぐぐぐ…」

必死に堪える狛犬兄弟、だがしかし等々限界を超えて結界が破壊されてしまった。

「!?」


「『雷獣覚醒』!!」


雷童丸が咄嗟に変身して単身エネルギー体に突っ込んでいき渾身の力を持って一気に斬り裂いた。

「ア、アニキィィィィ!!」

「ぐっ!ハァ、ハァ、ハァ…」

力を使い果たして変身が解かれる

「大アニキ!オイラ達の為に…」

「アニキー!ワシらアニキに一生ついていきますけぇのぅ!」

「雷童丸、あいつ…」

安心したのも束の間、獣魔王は既に二発目を準備していた。

「あっ!また来る!」

「あのボケェ、性懲りもなくまた…ぐっ!」

力を使い果たして結界を作る余力もない狛犬兄弟

「ダメだ!このままでは…雄吾殿!皆!…ぐっ!」

「…さぁ、これで本当に最後だ!死ねぇ!!」

「やめろぉぉぉぉ!!」

身動きの取れないヨーカイジャーに容赦なくエネルギー弾を放つ獣魔王。

「…くっ!」

半ば最期を予感し身構える五人、そして弾は直撃し、大きく爆発が起きた。

「皆!そ、そんな…」

「兄さん方!姉さん方!」

「あ、兄さん、大アニキ!あれ!」

「おっ?」

砂埃が立ち込める中、その向こうにうっすらと人影が見えた。

「う、うーん…あ、あれ?どうなってんだ?…あっ!?」

弾が当たる寸前に獅子丸達が五人の盾になって身代わりとして攻撃を受けたのだった。

「し、獅子丸…?みんな…なんで?」

「…ぐふっ!」

その場に倒れる霊獣達、雄吾達は慌てて霊獣達に駆け寄る。

「獅子丸!おい!しっかりしろよ!」

「叉多尾、ちょっとアンタ!しっかりしなさいよ!ねぇ!」

「熊兵衛…熊兵衛!!」

「タッツィー!何無茶してんだよバカ野郎!」

「九威女!お願い目を開けて!九威女ぁー!」

「うっ…ううっ…雄、吾…」

「獅子丸?しっかりしろよ!死ぬな!なんでこんな無茶な真似したんだよ!?」

「知るかよ…気づいたら、体が勝手に動いてたんだよ…何としても、おめぇらを…守りてぇってな…」

「タビさんもニャン…タビさんは、聖奈や、みんなのこと大好きニャン…」

「おいどんも同じたい…ばってん、ちょっと張り切りすぎたかも知れんばい」

「…フッ、私も…普段だったらこんなこと、絶対にしないだろうが、何故だろうな?体が勝手に動いてしまったよ…」

「ウチら霊獣の思いはみんな一つどす…ウチらにとってあんさんらは、ホンマに大事な存在なんでありんす…」

「バカ野郎…だからってお前らが死んだら、俺達は…」

「雄吾…必ず、陰丸一族を倒せ…お前らなら、きっと…」

その言葉を最後に力尽き、動かなくなる霊獣達

「獅子丸?おい!獅子丸!」

「叉多尾!起きなさいよ!ねぇ叉多尾!」

「熊兵衛ー!!うあぁぁぁ!!」

「タッツィー…てめぇふざけんなよ、何死んでんだよバカ野郎!」

「いやだよ!死んじゃやだ!九威女ぁー!」

霊獣達の死に嘆く五人、雄吾はふとポケットからマガ魂を取り出す、するとマガ魂は色を失い無色透明になってしまった。

「!?、マガ魂が!?」

「あっ!」

慌てて霊斬刀にマガ魂をセットする一同、しかし霊斬刀はなんの反応も示さない。

「なんでだ?変身できない!くそっ!」

「元々このマガ魂は霊獣達の力の一部…霊獣達が死んだ以上使えなくなるのは当然ね」

「くそ!くそくそくそくそ!!くそっ!!」

悔しそうに拳を固めて地面を叩く雄吾

「クックックッ、実に滑稽だな!自ら勝手に犠牲になりながら呆気なく死ぬとは!実に愚か!実に不様極まりないな!ハッハッハッハッ!!」

霊獣達を嘲笑う獣魔王

「…笑うなよ」

「何ぃ?」

「お前なんかが!獅子丸達を笑うなよ!!」

「…雄吾」

「お前は絶対に許さない…絶対に、許さない!うぉぉぉ!!」

獣魔王に怒りの刃を向け、一人突っ込んでいく

「雄吾!」

「兄さん!」

「ユウ兄!」

「雄吾兄ちゃん!」

「雄吾殿!」

「血迷ったか?消し炭にしてくれる!」

雄吾に向けて光弾を放つ、しかし雄吾を諸ともせずに一直線に獣魔王に向かって走る。

「うぉぉぉ!!」

そして渾身の怒りを込めて刀を突き刺す、すると雄吾の怒りの一撃は獣魔王の鎧に突き刺さり胸の中心に小さなひびを割った。

「くっ!この小童め!」

雄吾の首を掴んで上に掲げる

「雄吾!」

「このまま首をへし折ってくれる!」

「ぐっ…」

絶体絶命のピンチを迎えたその時だった、突然謎の人影が現れて獣魔王の手から雄吾を助け出したのだった

しかも、その人物は臙脂色のヨーカイジャーのスーツを纏っていた。

「!?だ、誰だ?」

「…遅くなってすまなかったな、お前達」

「そ、その声!まさか、親父!?」

変身を解く臙脂色の戦士、その素顔は父である虎三郎だった。

「と、父さん!?」

「親父!?」

「パパ!?」

「ご当主様!?」

「親父!なんで…?」

「皆まで言うな、後は私に任せなさい」

「陽向一族の当主か…今更ノコノコ出てきたとて、もう遅いわ!」

「それはどうかな?フッ!」

すると虎三郎は鎖を取り出して、瞬く間に獣魔王に巻きつけて縛り上げた。

「なっ!?」

「…えぇい!喝っ!」

すると、獣魔王の体は石のように硬くなり、やがて固まって動かなくなった。

「…??」

「…フゥ、これで少しは時間が稼げるだろう…」

「親父…」

「さて、今のうちに退くぞ!」

「で、でも…!」

「いいから!とにかくいくぞ!」


…一度退いて態勢を立て直す一同



屋敷に戻った一同、霊獣達の亡骸を部屋に安置する

「…なぁ親父、ホントに獅子丸達死んじまったのか?」

「…あぁ、残念だが」

「そう、か…」

「…あ、そうだ!ねぇパパ!パパの力で生き返らせられないかな?」

「百華?どういうこと?」

「前に言ってたよね?モモカが生まれた時、モモカが死にかけだった時にパパがママの生命力をモモカに注いで生き返らせたって!もしかしたらそれでみんなの命も!」

「あっそっか!その手があったか!」

「うむ、だが…五体一辺にとなると相当な生命力が必要になる…いくらなんでもそれは…」

「だったら、これが使えないかな?」

と、雄吾は『四神マガ魂』を取り出す

「四神は霊獣の神…だったら生命力だって並外れて強いはず!」

「なるほどな、だが下手をすればもう四神マガ魂は使えなくなるかも知れんぞ…」

「そうかも知れない、でも!今はこれに懸けるしかない!少しでも可能性があるならやってみようぜ!」

「父さん、アタシからもお願い!これでみんなを生き返らせて!」

「父さん、僕からも!」

「俺も!」

「モモカも!」

「私も!」

「ワシらも!」

みんなに厚く懇願される虎三郎

「…わかった、やるだけやってみるとしよう」

するとその時、突然大きな地響きが起こった。

「な、なんだ!?」

外を見ると大カゲオニやカゲオニの大群を引き連れたゴウズとメイズが街で暴れていた。

「あいつら!親父!獅子丸達を頼む!」

「あぁ任せろ!」

「大カゲオニは私が…阿犬!吽犬!いくぞ!」

「合点じゃ!」

「はいな!」

「よし、俺達も行こう!」

「おう!」


街へ向かうヨーカイジャー



雷童丸はライジュウオーで大カゲオニ達に立ち向かう

『おどれら!ワシらが相手じゃあぁぁぁぁ!!』


そして五人は、ゴウズとメイズ率いるカゲオニ軍団と対峙する。

「そこまでだ!お前達!」

「ホッホッホッ!よくぞノコノコとやって来ましたねぇヨーカイジャーの皆さん!」

「ウッシッシッ!てめぇらもう霊獣の力使えねぇんだろ?そんな状態で俺達を相手しようってか?片腹痛いぜ!ウッシッシッ!」

「黙れ!霊獣の力がなくても、俺達は…陽向一族だ!」

「これ以上、アンタ達の好き勝手にさせてたまるもんですか!」

「僕達は絶対に諦めない!」

「あぁそうだ!俺らの力、篤と思い知りやがれ!」

「モモカ達の本気の力、見せてあげる!」


「『猛る若獅子!ヨーカイレッド!!』」


「『瞬神の猫又!ヨーカイブルー!!』」


「『剛力の鬼熊!ヨーカイイエロー!!』」


「『天昇の龍!ヨーカイグリーン!!』」


「『魅惑の九尾!ヨーカイピンク!!』」


「『霊獣戦隊!ヨーカイジャー!!』」


「陽向一族の名の下に、悪しき魂を浄化する!」


「生意気な…お前達!やってしまいなさい!」

「いくぞ!」

「おう!」



続く

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