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霊獣戦隊ヨーカイジャー  作者: 紫龍院 飛鳥


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第十二話 新たなる刺客!闇の陰丸七人衆、来る!

…ある日、陰丸一族の屋敷にて

「…ぶつぶつ、ぶつぶつ」

何やら怪しげな呪文を唱え何らかの儀式をしている龍左衛門

床には大きな魔方陣が描かれており、その中心には獣の骨や毛皮などが置いてあった。

「『…歴史に名を刻みし歴戦の英雄達よ、今深淵の闇より舞い戻りて現世に蘇れ!』ハァァァ!!喝っ!!」

するとその時、とてつもない稲光りが魔方陣に落ちた

その直後、龍左衛門は激しく吐血しその場に倒れた。

「ち、父上!そんな、死んでる…父上!」

すると次の瞬間、死んだはずの龍左衛門が何事もなかったかのように突然ムクリと起き上がった。

「!?、父上…?」

「…クックックッ、なるほど…そういうことか…」

「父上…じゃない!あなたは一体!?」

「我が名は『陰丸 紫龍斎』陰丸一族の初代当主なり!」

「そ、そんなまさか…」

「これは恐らくこの者が独自に開発した自らの魂を生贄として黄泉の国より死者の魂を現世に蘇らせる術のようだ」

「すごい、そんなすごい術をいつの間に父上は…」

「それと、どうやら蘇ったのは私一人ではないようだな…」

「えっ?」

見ると魔方陣の中心には獣の姿に身を窶した七人の男達が立っていた。

「…むっ?ここはどこだ?」

「ここは、現世ではないか!」

「理由は分からんがどうやら我らは黄泉の国より舞い戻り現世に蘇ったようだな」

「ほぉ!まっこと驚いたぜよ!摩訶不思議なこともあるもんじゃきにのう!」

突然現世に蘇り戸惑いを隠せない七人

「ご機嫌麗しゅう、諸君」

「!?」

「何者だ貴様!」

「まさかお主か?拙者達を現世に呼び戻した者とは?」

「如何にも、我が名は陰丸 紫龍斎!今日から汝らは我が忠実な下僕となり私に忠誠を誓うのだ!さすれば汝らに大いなる力を与えてやろう!」

「断る!いきなりこんなところに呼び出して何を言うかと思えば家来になれだと?身をわきまえろ無礼者め!貴様この儂を誰と心得る!儂は天下に名高い『織田信長』ぞ!」

「ふん、それがどうした?汝らが何者であろうとこの私に抗うことなどできん、絶対にな」

「何を小癪な、叩き斬ってくれる!」

腰の刀を抜き、紫龍斎に斬りかかる信長

「…喝っ!」

しかし、次の瞬間 紫龍斎はカッと目を見開き信長を手も触れずに吹き飛ばしてしまった。

「ぐあっ!?」

「信長殿!?」

「これで分かったろう?私に逆らえばこうなるのだ!分かったなら我が足元に跪いて私に忠誠を誓うのだ!」

「…くっ」

紫龍斎の威圧感に圧倒され、片膝をつく七人

「…クックックッ、今に見ておれ陽向一族め、今こそ我が積年の恨み…晴らしてくれようぞ!フハハハ!!」



…一方その頃、陽向一族は

「…よし、じゃあ次歴史の問題ね」

「うん、お願い!」

「なぁ姉貴、タケ兄と百華何やってんだ?」

「あぁ、実は百華先週から定時制の高校に通い始めたの、だから剛丸に勉強教えてもらってんのよ」

「へぇ、百華が学校ねぇ…」

「アンタも少しは見習って勉強したら?こないだの小テストだって赤点ギリギリだったんでしょ?」

「…う゛っ!そ、それは…あっそうだ今日ダチと遊ぶ約束してたんだ!そゆことで、じゃっ!」

「あコラ!政宗!待ちなさーい!」

「…うーんと『一行パニック 1582年 本能寺の変』っと」

「そうそう、そんな感じ!じゃあ問題!その本能寺の変で織田信長を倒した明智光秀は誰に討ち取られたでしょう?」

「えっとね、ちょっと待って…分かった!豊臣秀吉!」

「正解!まぁこのへんは有名だから大体分かるか」

「むー、もしかしてモモカのことバカにしてる?」

「いや、そんなつもりは…」

と、その時だった。

「百華、タケ!陰丸一族だ!」

「何だって!?よし分かった、行こう!」

「うん!」



…現場に到着する、現場では黒いローブを着た七人を従えた紫怨が待ち構えていた。


「来たわねヨーカイジャー!今日こそがあなた達の年貢の納め時よ!」

「大した自信じゃねぇか、それからなんだその後ろの奴ら?」

「彼らは我が陰丸一族の新たなる配下、そう!『陰丸七人衆』よ!」

「陰丸七人衆?新しい幹部か…」

「さぁ!奴らに見せてやりなさい!」

と、七人衆はローブを脱ぎ捨て前に出る、その姿は全員人間の姿をしていた。

「泣かぬなら、殺してしまえホトトギス!陰丸七人衆が筆頭!『織田信長』!」


「『石川五右衛門』!」


「『果心居士』!」


「『柳生十兵衛』!」


「『猿飛佐助』!」


「『近藤勇』!」


「『坂本龍馬』!」


「『我ら!陰丸七人衆』!!」


「フフフ、どうかしら?驚いたでしょう?」

「なんてこった、織田信長に石川五右衛門って…みんな歴史上の偉人じゃないか!なんでそんなすごい人達が陰丸一族なんかに?」

「彼らはお父上が自らの命と引き換えに黄泉の国より呼び出した忠実なる下僕」

「命と引き換え、ってことは龍左衛門は死んだの?」

「確かにお父上は死んだ、でもそれと引き換えに我が陰丸一族の創始者である紫龍斎様の魂を現世に呼び出し自らの身に宿したのよ」

「初代陰丸の当主の魂、だって!?」

「さぁ、おしゃべりはここまでよ!さぁあなた達!奴らを始末してやりなさい!」

「お任せを…いざ、参る!」

七人とも獣人の姿に変身する、信長は『ライオン』五右衛門は『エビ』果心居士は『キツネ』十兵衛は『オオカミ』佐助は『サル』近藤は『コンドル』龍馬は『トカゲ』の姿にそれぞれ変身した。

「俺達も行くぞ!」

「おう!」


「『霊獣転生』!!」

「『雷獣転生』!!」

変身して陰丸七人衆と対峙するヨーカイジャー

「はぁぁぁ!!」

ライオン信長と交戦するレッド

「ぐっ!流石に強いな信長!」

「ふん、儂とて伊達に魔王と呼ばれていたわけではないのでな…」

一方でブルーはモンキー佐助と交戦していた

「ふむ、お主中々やるでござるな」

「流石忍者ってところかしら…動きについていくだけでやっとだわ」

一方でイエローはエビ五右衛門と交戦していた

「カッカッカッ!かゆいかゆい!あ、そんな非力では~この石川五右衛門には~通用せ~ぬ~わ~!カッカッカッ!」

「くっ!僕の力が効かない!」

一方でグリーンはオオカミ十兵衛とコンドル近藤と交戦していた

「そらそら!」

「どうしたどうした!」

「くっ!」

二人の剣豪の攻撃を必死に捌いて避けるグリーン

一方でピンクはキツネ果心居士と交戦していた

「何、これ…幻術?体が、動かない!」

「かかったな、少しは幻術の心得はあるようだが所詮は子供騙しにすぎん、真に幻術を極めしそれがしには通用せぬ!」

「うぅ…」

一方でジャスティスはトカゲ龍馬と交戦していた

「なるほど、銃と刀の二段構えか…厄介だな」

「ふむ、おんしも面白か術を使うのう…電気を発するとは電気ナマズみたいで面白か!」

「ナメるな!」

陰丸七人衆と果敢に交戦していくヨーカイジャー、しかしその圧倒的な力に成す術がないままいいように弄ばれていた。

(…ハァ、ハァ、なんてめちゃくちゃな強さなんだ!このままじゃみんなやられる、ここは一先ず…)

するとレッドはマガ魂を取り出し霊斬刀にセットした

『土蜘蛛・マガ魂!いよぉぉぉ!!』

「これでもくらえ!」

ライオン信長に向けて剣を向ける、すると剣の切っ先から蜘蛛の糸が吹き出してライオン信長の体に纏わりついた。

「うわっ!?なんだこれは!?」

「今の内に!獅子丸!頼む!」

「任せろぉ!」

巨大化した獅子丸が現れてヨーカイジャーは獅子丸にしがみついてその場を離脱した。

「ふん、逃したか…」

「信長殿!追いかけて始末しましょう!」

「待て猿飛、もう良い…すぐに倒してしまってはつまらんだろう?折角生き返ったのだ、もうちと楽しもうではないか…」

「…はっ」


一方その頃、屋敷に戻ってきたヨーカイジャーの面々

「…そんなにヤバかったのか?その陰丸七人衆とか言う連中は?」

「あぁ、恐ろしく強かった…流石歴史に名を残しただけあってみんなハンパじゃなかった…」

「そうね、今回ばかりはちょっと簡単にいきそうもないわね…」

「あいつらマジで許さねぇ…次こそは絶対ぜってぇ倒す!おいタッツィー!今から剣の稽古つけてくれ!」

「あぁよかろう!ではいくぞ!」

「あぁ!」

「…モモカも、負けていられない!九威女お願い!」

「あい、承知しんした」

「僕だって…次は絶対に勝つ!」

「うん!その意気たい!よっしゃ、オイが特訓してやるばい!」

「うん!」

意気揚々と特訓しに行く剛丸達

「姉ちゃん、雷童丸…俺達も負けてらんねぇよ!」

「うむ!その通りだな!」

「アタシだって!今度こそ負けない!さぁ叉多尾!特訓するわよ!手伝って!」

「えー、イヤニャンめんどくさいニャン」

「つべこべ言わない!ほら行くわよ!」

「痛いニャン!引っ張らないでニャン!」

「よし、俺達も!」

「うむ、阿犬!吽犬!」

「お任せを!ワシらアニキの為ならなんでもするけぇのう!のう吽犬!」

「はいな兄さん!」

「うむ、では雄吾殿!獅子丸殿!お手合わせを!」

「あぁいいぜ!本気でいくからな!」

「テメェらも本気でこいよ!」

「望むところ…」

「本気でいくけんのう…覚悟しんさいや!」

『獅子・マガ魂!いよぉぉぉ!!』

『雷獣・マガ魂!イエェェェイ!!』

「『霊獣転生』!!」

「『雷獣転生』!!」

変身し互いに剣を構える

「それでは、いざ!」

「あぁ、こい!」

「『はぁぁぁ!!』」


…一方その頃、陰丸一族の屋敷では


「…そうか、奴ら恐れをなして逃げたか…まぁ良い、しばし奴らと遊んでやれ…じわりじわりと痛ぶり、奴らに恐怖と絶望を与えてやれ」

「はっ…失礼します」


ここは紫怨の部屋、紫怨とゴウズ メイズ、そして陰丸七人衆が集合し作戦を練っている。

「…あのヨーカイジャーとやら、見かけ倒しで大したことない連中だったな…これならばわざわざ我らが全員で出向かずとも一人だけでも十分だな」

「では信長殿!その役目、この近藤勇が承りましょう!」

「あいや待たれい!ここはこのあっしが、石川五右衛門にお任せあれぃ!」

「いや、ここはこの柳生十兵衛に任せてもらおう!」

「何を言うか!ここは拙者の出番でござる!信長殿、ここは是非この猿飛佐助にお任せを!」

「お主のような猿に何ができる、ここは某が…」

「何だと!?お主拙者を愚弄するか!」

「だぁもう!おまんらえぇ加減にするぜよ!仲間内で喧嘩はイカンぜよ!仲良ぉするぜよ!」

「うるさーーーい!!いい加減にせんかぁ!!」

言い争いを続ける六人に堪忍袋の緒が切れて獣人態となり大声を挙げる信長

「!?」

信長に怒鳴られて六人の争いはピタリと止まる。

「もう良い!なら今回は儂が決める!近藤!今回は主に任せる!」

「ははっ!」

「頼んだぞ…」

「ゴウズ メイズ、あなた達も一緒に行って近藤をサポートなさい」

「御意!」


…一方その頃、陽向一族の屋敷では

「!?」

「獅子丸?まさかっ!」

「あぁ、おいでなすったぜ!」

「よし、行こう!」

「あぁ!」


現場に急ぐ一同、現場に到着するとそこではコンドル近藤とゴウズ メイズ、そしてメイズがラジコン戦闘機から生み出した怪人『ラジコン男』が街で暴れ回っていた。

「バラララ!出てこいヨーカイジャー!さもないとここら一帯焼け野原にしてやるぞー!」

「そこまでだ!」

「ふん、やっときたなヨーカイジャー!」

「あいつは確か、近藤勇!」

「なんだよ!テメェ一人だけか!他の七人衆はどうした!?」

「貴様らのような雑魚ごとき、この俺一人で十分だ!」

「俺達をナメるな!みんな!いくぞ!」

「おう!」


「『霊獣転生』!!」

「『雷獣転生』!!」


「『猛る若獅子!ヨーカイレッド!』」


「『瞬神の猫又!ヨーカイブルー!』」


「『剛力の鬼熊!ヨーカイイエロー!』」


「『天昇の龍!ヨーカイグリーン!』」


「『魅惑の九尾!ヨーカイピンク!』」


「『正義の稲妻!ヨーカイジャスティス!』」


「『霊獣戦隊!ヨーカイジャー!!』」


「陽向一族の名の下に、悪しき魂を浄化する!」

「正義の名の下に、沈め!」


コンドル近藤とラジコン男と対峙するヨーカイジャー、コンドル近藤とラジコン男は空中から奇襲をどんどん仕掛けてきて苦戦を強いられるヨーカイジャー。

「くっ!飛べるのがテメェらだけだと思うなよ!タッツィー!」

「あぁ!」

二刀を構えて飛び上がりコンドル近藤に斬りかかるグリーン

「ぬん!」

「はぁぁぁ!!」

空中で激しい斬り合いを繰り広げる両者

「マーくん!モモカも手伝う!」


「『鎌鼬・マガ魂!いよぉぉぉ!!』」


「えぇい!!」

ピンクが手に持った九尾ファンを勢いよくを振ると鎌風が発生しコンドル近藤に向かって飛んでいった

「なんの!」

ピンクの放った鎌風を刀で斬り伏せて防いだ。

「隙ありだ!」

「!?」

コンドル近藤が油断したところで下からジャスティスが雷撃波を放つ

「ぐわっ!」

「もらった!」

雷撃に怯んだところですかさずコンドル近藤の翼を斬りつけるグリーン

「のわっ!?」

翼を斬られて飛ぶことができず落下する

「ぐっ…図に乗るな小童ども!」

刀を構え、三人に斬りかかるコンドル近藤

「はぁっ!」

「ふん!」

グリーンとジャスティスの二人で果敢に応戦しコンドル近藤を応戦する。

「百華!」

「うん!いくよ!『幻技・妖狐火柱の術』!!」

すると突然、コンドル近藤を火柱が襲う

「くっ、こんなまやかしの炎ごとき…ぐっ!あ、熱い!」

「今よ!」

「あぁ!いくぜ!『奥義!無双剣舞・龍牙鋭斬』!!」

「『奥義!雷光瞬烈斬』!!」

「ぐわぁぁぁ!!」

二人の必殺技がクリーンヒットする


一方でラジコン男と交戦するレッド ブルー イエローの三人

「バラララ!これでもくらえ!」

飛行しながらレッド達に向かって機銃を乱れ撃ちするラジコン男

「くっ!なんの!これでもくらえ!シュート!!」

ラジコン男に向かってバズーカ砲で反撃するレッド、しかしレッドの放った弾は易々とかわされてしまい当たらなかった。

「チィッ!ちょこまかと!」

「なら今度はアタシが!剛丸!」

「OK!」

イエローがブルーを抱え上げそのまま力いっぱい上に向かって投げ飛ばした

「くらいなさい!」

鉤爪を構え斬りかかる、するとブルーの攻撃がラジコン男の右翼のエンジンに少し掠り破損した。

「バラ!?バ、バランスが…」

「今よ!」

「シュート!!」

今度はちゃんと命中し落下するラジコン男

「痛っ!よくも!」

機銃を構えるラジコン男

「させないよ!」


「『土蜘蛛・マガ魂!いよぉぉぉ!!』」


イエローの剣の切っ先から蜘蛛の糸が吹き出してラジコン男の機銃の銃口を塞ぐ

「バラ!?なんだこのねばねば!?これじゃ撃てない!」

「兄さん!姉さん!」

「えぇ!雄吾!」

「あぁ!『奥義!獅吼剛烈波しこうごうれっぱ』!!」

「『奥義!猫爪瞬神びょうそうしゅんしん乱舞』!!」

「バラぁぁぁ!!」

二人の必殺技がクリーンヒットする

「ぐっ…己ぇ!」

「これで終わりだ!皆!」

「おう!」


「『必殺!霊斬波』!!」

六つの斬撃が二人を襲う

「くっ!」

コンドル近藤は当たる寸前ラジコン男を身代わりにして難を逃れた。

「そ、そんな…酷い…バラー!」

爆発するラジコン男、するとそこへゴウズとメイズが現れる

「近藤殿、後は我らにお任せを…」

「あぁ、後は頼んだ!」

「えぇ、ゴウズ!」

「あいよ!『消え行かんとする魂よ、今ここに汝に再び命の灯を点し大いなる力を汝に授けん』!うらぁぁぁ!!」

ラジコン男の残骸を大鎚で力いっぱい叩く、するとラジコン男は巨大化して復活した。

「俺達もいくぞ!獅子丸!」

「任せな!」

「阿犬!吽犬!」

「合点!」

「はいな!」


「『霊獣合体』!!」


「完成!『ヨーカイオー』!!」

「完成!『ライジュウオー』!!」


「バラララ!蜂の巣にしてやる!」

『させん!』

結界を張ってヨーカイオーを守るライジュウオー

「バラ!?効かない!?」

『ワシらの守りは天下一じゃあ!』

「よし!反撃開始!」

ライジュウオーの前に出て反撃に出るヨーカイオー

「ドラゴンキック!」

「ぶべらっ!」

「猫又パンチ!」

「ひでぶっ!」

「これでトドメだ!『必殺!ヨーカイオー・フルバーストスクリーム』!!」

「『ライジュウオー・ライジングキャノン』!!」

二大ロボの必殺技がクリーンヒットする

「ぎゃあぁぁぁ!!」

断末魔とともに爆発する



陰丸一族を倒して屋敷に戻る一同

「…はぁ、疲れた~!」

「ホント、強かったねー…」

「でもまだ完全に倒したわけじゃないからまだ油断はできないわよ」

「マジかよ、先が思いやられるな…」

皆がこの先の戦いに不安を感じていると

「どうやらお困りのようだな?」

「親父!」

「父さん!」

「パパ!」

「ご当主殿!」

「話は大体獅子丸達から聞いた、何でも強力な敵が現れたそうだな?」

「あぁ、実はそうなんだ…」

「なるほど、お前達にはまだ早いと思っておったが致し方ない…」

すると虎三郎は戸棚から古ぼけた文箱ふばこを取り出した。

「これは…?」

「これは我が陽向一族に代々伝わる伝説の秘宝の在り処を示した書物だ」

「伝説の、秘宝?」

「一体それは?」

「伝説の秘宝、それは…神にも通ずると言われる聖なる四匹の霊獣『四神』の力が宿ったマガ魂だ!」

「神にも通ずる霊獣!?」

「し、四神!?」

「左様、四神とは…青龍 白虎 朱雀 玄武の四匹からなる伝説の霊獣達のこと…その力は、どんな兵器よりも強い力を持っていると言われている…だがその強すぎる力が故に並の使い手では力を使いこなすことができず、最悪の場合…命を落とすこともあると言う」

「そんなすごい力なのか…」

「やはり危険すぎる!まだお前達には早い!」

「頼む親父!俺達にそのマガ魂の在り処を教えてくれ!」

「お願い父さん!アタシ達からも頼むから!」

「僕も!」

「俺も!」

「モモカも!」

「私も!」

六人揃って虎三郎に頭を下げて懇願する

「…はぁ、分かった!ただし無茶なことはするな!いざとなった時は私がまた再び封印する!」

「よし、じゃあ明日早速その四神のマガ魂を探しに行こう!」

「おー!!」



続く

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