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流星刑事  作者: ムネミツ
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銀河の警察24時:流星刑事シーズーの場合その4

火星の荒野は赤かった、謎の壺から脱出したシーズーと杉田。


そんな彼らの目の前の崖の上に先ほどのブキミ帝国の戦闘員達。


そして、ブキミ帝国の幹部である怪人のブキミ獣がズラッと登場した。


幹部であるブキミ獣は、魚介類ウツボの頭がついた陶器の壺に手足が生えた姿をしていた。


その姿を見たシーズーは隣の杉田を見て


「・・・・・・杉田さんの親戚?」

とボケた。


「「違うわ!!」」


怪人と杉田の双方にツッコまれるシーズー。

「俺はツボウツボ、貴様らを腹の中に閉じ込めたまでは思う壺だったのに!!」

ツボウツボは悔しがり戦闘員達にあやされる。


「そのボケは面白くないわね。」

ツボウツボの言葉をダジャレと誤解するシーズー。


「いや、あれはボケてないからっ!!」

杉田がツッコむ。


「俺を虚仮にしやがって、死ね!!」

ツボウツボが右手を上げると戦闘員達が、銃撃してきた。


パパパパパパパ!!

「え!!ちょ、わ!!」

シーズーは、飛んで避けたが杉田は足元に弾が来て慌てる。


ワラ~~~~~!!

次は雄叫びを上げ、斧を持った戦闘員達が崖を駆け下りて白兵戦を仕掛ける。


「杉田さん、下がって!!」

シーズーの叫びに杉田が逃げる、シーズーのマスクの兎耳パーツが外れると

光の刃となって戦闘員達に飛んで行きスパスパと彼らを切り裂いた。


戦闘員達を蹴散らすと兎耳は彼女の頭に戻る。


「どう?ラビットスラッガーの切れ味は痛いわよ♪」

マスクの下でドヤ顔してるシーズー、兎耳は彼女の念力で操作可能な兵器なのだ。


「・・・・ふう、危なかった。」

後方の岩陰に隠れた杉田。


「小癪な、俺が相手だ!!」

ツボウツボが崖を滑り降りて攻めてくる。


「白兵戦は嫌いだけど相手になるわ。」

オーソドックスに構えるシーズー。


だがツボウツボは途中で止まり


「甘いわ!!」

と叫んで口から火の弾を吐く!!


ボウリング玉状の火球がシーズーを直撃するかと思いきや、虚空で火球が止まる。


シーズーのマスクの額が輝いていた。


「甘いのはそっちよ、リフレクトキック!!」

彼女の回し蹴りが、火球をツボウツボへと飛んで行った。


ボン!!と自分の技を受けるツボウツボ、その体は焦げていた。


「まだまだ!!」

今度は舌を伸ばして攻撃するツボウツボ。


「うわ!!汚い!!」

敵の攻撃に集中が切れ、ツボウツボの舌に絡め取られるシーズー。


ツボウツボの舌が、器用にシーズーの全身を締め付ける


「させるか~~~~!!」

岩陰に避難していた杉田が、上着を脱ぎ捨てて突進。


腕に生えた鰭を鉈の如く振りおろし、ツボウツボの舌を断ち切った。


「ギャ~~~~!!」

悲鳴を上げるツボウツボ、これをチャンスと杉田が

「今よ、止めさしちゃいなさい!!」

と叫ぶ。


それに応えたシーズーが、跳ぶ!!


そして、空中で一回転し「ラビットスタンプ!!」

と叫んで蹴り足を光らせて流星の如くツボウツボの頭上に落下する!!


ラビットスタンプ、エネルギーを集めビーム兵器化した足で敵を踏みつぶす。


鎧袖一触の必殺キックだ。


杉田に下半身を捕らわれ、逃げられないツボウツボはその蹴りを受けて爆散した。


杉田は地面を転がり爆発から逃れた。


こうして、戦いは流星刑事達の勝利で幕を閉じた。





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