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流星刑事  作者: ムネミツ
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銀河の警察24時:流星刑事シーズーの場合その3

アリスの額のレンズが輝くと同時に、彼女が持っていた壺も光りだした。


「・・・・・ちょ!!・・・・なんか壺が光ってるわよ!!」

杉田が驚く!!


だが、壺は光るだけでなく食虫花のようにパックンと二人を飲み込んだ。


壺の中は、周囲は黒く、足元は白い煙が漂っていた。


ブ~キミ♪ブ~キミ♪フ~カイ♪ウ~ワ~♪


どこに音源があるのかわからないが、謎の歌が聞こえてくる。


「・・・・・何よ、この歌は!!」

杉田が耳をふさぐ。


「・・・・・これはブキミソング!? ブキミ帝国の罠ね!!」

アリスが真剣な顔になる。


ブキミ帝国、それは超能力者達による悪のカルト宗教国家だ。


ブキミソングと言う歌で、他人を洗脳や攻撃したりする。


「・・・・ええ!! 洋館殺人事件はブキミ帝国が犯人!!」

事の経緯は火星のオリュンポスタウンと言う町で起きた殺人事件。


町はずれの洋館で資産家一家が惨殺された際、遺体のそばにあった壺。

警察は凶器の可能性のある証拠品として持ち帰ったのだが?


「証拠どころか、壺自体が犯人で決まりよ!!」

とアリスが叫ぶのと同時に。


ワラワラワラ♪


と、紫色のスーツに鬼のような仮面を被ったブキミ帝国の戦闘員達が現れた。


「げげ!!くそ、やってやるわよ!!」

覚悟を決めた杉田、口から放水車の如く水を吹き戦闘員を射撃。


『ワラーーーーーッ!!』

放水でぶっ飛ばされる戦闘員達。


だが、倒しても戦闘員のお替わりが攻めてくる。


上着を脱いだ杉田の半魚人拳法が、戦闘員達を鰭で切りヘッドロックと同時に

鱗で敵の頭を摩り下ろす。


アリスも胸を揺らしながら、殴る、蹴る、三角締めで締め落とすと頑張る。


「アリスさん!!変身して、変身!!」

戦闘員を倒しながら杉田が叫ぶ。


「わかったわよ!!セットアップ!!」

アリスが叫ぶと彼女の額のレンズが光る。


すると一瞬で彼女の全身を鋼の鎧、ポリスメタルが包み込んだ。


ピンクと白を基調にした兎と妖精を足してロボにしたような愛らしい姿になる。


これが、超能力戦闘特化型のポリスメタル流星刑事シーズーだ!!

「流星刑事シーズー!!強制執行っ!!」


兎の耳型のパーツから、不可視の波サイコウェーブが放たれ戦闘員達が倒れる。


彼女のサイコウェーブに当てられたのかぐらぐらと地震が起きる。

「杉田さん、逃げますよ!!」 「合点!!」


杉田の腕を掴んだシーズーが、空を飛ぶ!!


壺の中から出た二人が辿り着いたのは、火星の荒野だった。





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