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流星刑事  作者: ムネミツ
13/20

銀河の警察24時:流星刑事ラブラドール その3

サニーとララが出会い、二人の警察学校生活が始まった。

ポリスアカデミアでは、生徒は二人一組でコンビを組んで学生生活を送る。


発火少年のサニーと不死身なララは、なし崩し的にコンビを組まされた。

「・・・・不運だ。」

と落ち込むサニーと対照的にララの方は笑顔だった。

(サニーと組めた♪これで、思い切り燃やされたりされる♪)


ララは、下手に不死身に近くタフなため少々マゾい性癖があった。


これは、彼女だけでなくタフネス星人全体的にみられる傾向である。


この時代、タフネス星人の嫁は我慢強くよく働くなどと農村で言われたりするが

彼らの体質からくる性癖が原因だと言える。


「さあ、サニー♪私達はコンビだ、共に励んで行こう♪」

サニーに引かれているのを知ってて、グイグイ来るラナ。


ポリスアカデミアは、全寮制で男子寮と女子寮そしてペア寮。


という3つの寮があり二人は何者かの陰謀か?ペア寮に割り振られた。


何故ペア寮があるのか?


アカデミアでは様々な生徒がコンビを組む。


その為、性別の関係なしに生徒同士で恋愛関係になる率が割と高い。


この時代になると完璧な性別の転換も容易で、昨日まで男子だったのが

翌日には女子になってるなんて事もある。



そんな世の中で、学生でも公務員で一般より高めの給料が支払われるアカデミア。


在学中に結婚や出産なども続出した為、ペア寮が誕生したのだ。


ちなみにペア寮には保育所もあり、充実している為人気は高かった。


「・・・・・なんで、俺が君とペア寮なのさ?」

ララと出会ってから、不運がブーストしてるサニー。


「私達はコンビだからな♪」

ララは目をキランと光らせる。

(ふっふっふ、お父様にサニーの事は紹介済みあちらのお義母様へも挨拶済みだ)


ララが、自分の外堀を埋めにかかっていることなどを知らず。

自分は大丈夫だろうか?と不安になるサニーであった。


寮の室内を見てみると室内で風呂とトイレは別でリビングとキッチンがある。


・・・・・・そこまでは良い、問題は寝る所だ。

サニーがまだ見ていないドアを開けていく、一つ目は物置き・・・・・クリア。


残るドアは二つ、開けてみると机が二つの学習用スペース。


そして最後のドアを開けるとクローゼット二つとベッドが一つ。

「・・・・・お、終わった俺の人生。」

愕然となるサニー。


「・・・・・わ、私は構わんぞ♪」

ララが頬を染める。


「・・・・・ララ、君は俺のどこが気に入ったの?」

オレンジ色のオーラを出しながらララを問い詰める。


「・・・・そ、そんな事!! お、女の口から言わせるな!!」

顔に手を当てて横に振るララ、もうメスの顔だ。


「・・・・・学食に行ってくる。」

脱力したサニーは出て行った。


「・・・・・ほ、放置されるのも堪らん♪」

・・・・・ララはダメな子だった。


その日、サニーは物置で寝た。


翌日、むすっと膨れた顔のララに睨まれたがサニーは無視した。


アカデミアでは、学生の内から研修を兼ねた実務も行う。


サニーとララは、巡回実務研修で割り振られた商店街のパトロールに出かけた。


順調に街をめぐる中、コンビニの駐車場に 複数の緑色の水たまりを発見する。

「・・・・・あれは怪しいな・・・・ちょっと、見てくりゅっ!!」


「・・・・え?・・・ちょっと!!」

サニーが止める間もなくララが水たまりへ向かって行くと

水たまりがぶるぶると動き出し人の形に姿を変えて立ち上がった!!


水たまりの正体はスライムマン、ヴィラン組織ゲスーの戦闘員だ。


「・・・・な、何だとっ♪」

スライムマンに嬉しそうに驚くララ、スライムマンが彼女を羽交い絞めにする。


「・・・・くっ!!・・・放せっ♪」

嬉しそうに抵抗するララ、だがスライムマン達は聞きもせず

ララを取り込むように集まり一体化し始める。


「・・・・いい加減にしろっ!!」

その怒りはララか、スライムマンかその両方か?


サニーは怒りを爆発させた!!


全身から炎を燃やし、ララを体内に捕えた巨大なスライムに突貫する!!


熱でスライムを溶かし中に侵入するサニー、怒りに身を任せた彼はララが

いるのも構わず自分が生み出したエネルギーを爆発させた!!


スライムは爆発四散し、二人とも助かったのだが気が付くと全裸のララを

サニーがお姫様抱っこしていた状態になっていた。


「・・・・・・ぜ、全裸お姫様抱っこ♪・・・・恥ずかしい♪」

ララはときめいていた。


この後、二人が自宅謹慎の処分を受けた。


一方、研究室のような場所では白衣を着た糸目で褐色の美女が

ララとサニーの資料を見て呟いた。


「・・・・・面白そうな子達ね、彼らなら相応しいかも。」

と言い、天井からぶら下がっている人型の鎧を見た。












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