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流星刑事  作者: ムネミツ
12/20

銀河の警察24時:流星刑事ラブラドール その2

今年度のポリスアカデミアの入学式は一人欠けるもつつがなく終了した。


棚田のように段々と机と椅子が設置してある教室、サニーは教室内の

男子からも女子からも注目されていた。


「あれが、姫騎士をお姫様抱っこした奴か。」


「くっころしたらしいぜ?」


「初対面の女の子をお姫様抱っこする?」


「普通に人呼んで来ればよかったのに。」


当のサニーは、衝動的にやってしまった事を悔やんでいた。


「・・・・・何やってるんだ俺。」

落ち込んでいても体からオレンジ色のエネルギーが溢れる。


サニーは、宇宙でもベスト10に入る超人種族で太陽の子供と称される

オレンジ星人の母と地球人の父との混血であった。


オレンジ星人はバルク星人とどっこいの戦闘民族。


太陽の光と熱を吸収し体内でエネルギーに変換したり炎を生み出して

操ったりと全員が念動発火能力者の種族だ。


宇宙には、様々な姿や特性を持つ種族がいるので珍しくはないが

何かをすると目立ってしまう血筋にサニーは悩んでいた。


テンパりやすく衝動と脊髄反射で暴走してしまう自分が好きではなかった。


そんな自己嫌悪に陥ってる彼の所に、校門で出会った金髪の美少女が近付く。

「・・・・・先ほどは世話になったな。」

サニーに声をかけ、その肩に手を乗せる美少女。


ポンっと、触れた途端サニーの全身からボッ!!と火が出た!!


その炎は美少女も直撃したが、美少女は制服以外漫画のように顔も頭も焦げたかと

思うと瞬時に元の美少女に戻る。


「・・・・へ?ご、ご、ごめんなさいっ!!」

一連の出来事に驚きつつも再度、サニーは発火するが美少女は焦げても再生した。


「・・・・構わん♪・・・・わ、私はララ。お前の名は?」

ララがサニーに名乗る。


「・・・・・え?お、俺はサニー。」

わけがわからず名乗り返すサニー、周囲の生徒たちは引いている。


「・・・・おい、あの女の子ってまさかタフネス星人か?」


「え?・・・・・あの宇宙で不死身に近い人種ベスト10の?」


「・・・・・オレンジ星人とタフネス星人、ある意味ベストマッチか?」

などとヒソヒソ話している。


タフネス星人、その名の通り強靭な肉体と驚異的な自己治癒能力と再生能力を持つ

人種として知られるダイハードでデスパレートな人達。


「サ、サニーか♪・・・・い、良い名前だな♪」

何故か頬を染めて照れるララ、それを見たサニーは嫌な予感しかしなかった。


「・・・・な、何なの君?」

サニーは引いていた、ララと言う少女が恐ろしかった。


「・・・・・わ、私を、お、押し倒したせ、責任を取ってもらうぞ!!」

頬を染めて恋する乙女の顔で、ララはサニーにとんでもない事を言ってきた。

この時から、サニーはララと一生続く関係が始まる事となる。












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