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1話:謎の老婆

初めて書く小説ですので、おかしな点、誤字などあるかもしれませんがよろしくお願いします!

「あぁ、暇だなぁ。なにか面白い事でもないかなぁ。」

今の授業は数学。俺の苦手な分野だ。俺は退屈だった。俺の名は鈴村和也。特にモテる訳でもなく、友達が多い訳でもない。ごく普通の高校生だ。有名な進学校に受かった俺は、この春からこの学校に来た。だが入って早々授業だと言う。俺は退屈で仕方なかった。



「起きろ!!鈴村!!!」

俺はこの声で目が覚めた。どうやら寝てしまっていたようだ。先生が鬼の形相でこちらを見ている。まぁ仕方ないだろう。こんな進学校で開始早々寝た俺が悪いのだ。

「すみません、、、」

俺はすぐに謝った。クラス中に笑い声が響く。すぐさま授業は再開した。


キーンコーンカーンコーン、、、

授業終わりのチャイムが鳴った。やっとか。たった1時間だったがとても長く感じた。みんなは帰る支度を始めた。次々と人が減っていく。気づいた頃には教室には俺1人しか居なかった。俺ももう帰るか。


帰り道の途中。後ろから声が聞こえた。

「おーい!和也ー!!」

俺が振り返ると、そこには俺の親友の拓也がいた。拓也はスポーツ万能、成績優秀でイケメンの完璧人間だった。

「なあ、今日お前授業中に居眠りしてただろ?クラス大ウケだったな」

「俺はウケを狙った訳じゃないがな」

俺がそう答えると拓也は

「進学校の初日から居眠りする奴なんてお前ぐらいだな」

と、笑って返してきた。

拓也とは朝知り合った。席が隣で向こうから話しかけてきたのだ。趣味が一致し、俺達は直ぐに仲良くなった。


「じゃあなー!また明日!」

拓也はそう言ってこちらに背を向け、帰って行った。

晩飯は何かな、そう思いながら俺も家へと向かった。

もうそろそろ家に着く頃、俺は奇妙な場所を見つけた。昨日まで空き地だったところに「異世界転送」と書いた店があったのだ。俺は興味が湧き、中に入ってみた。中は薄暗く、気味が悪かった。俺以外に客はいないようだ。奥へ進んでいくと、カウンターのところに老婆がいた。俺が駆け寄ってみると老婆は

「異世界へ行きたいかい?」

と、話しかけてきた。俺はこの老婆が言ってることがわからなかった。異世界?馬鹿げた事を言うな。そんなものある筈がない。俺は老婆をからかおうと、

「行ってみたい」

と言った。すると老婆はニヤッと笑い、俺を奥の部屋へと案内した。少し不安になったが、異世界などある筈がない。自分にそう言い聞かせた。部屋の中には、何やら怪しげな装置があった。老婆はここに座れと言ってきた。俺は指示道理に動き、装置に座った。

「行ってらっしゃい、、、」

俺は怪しげな声が聞こえたと同時に、気を失った。

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