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世界最終戦争~CPO6~  作者: 胡蝶 蘭
第三章【地獄へようこそ】
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AIからの挑戦状①

 


 九条がコックピットから離れようとした瞬間、彼のスマホではなく、隣のサラの手に握られたスマホが、甲高い警告音と共に赤く点滅する。


 九条は何気なくその画面を覗き込んだ。



 【ATTENTION】 DGSE AGENT. KUJŌ REI IS A HOSTILE ENTITY.

 HE IS THE ROOT OF INCONSISTENCY.



 サラは即座に画面をオフにしたが、目が合う二人。


 一瞬にして、どちらからともなく、そのメッセージに込められたAIの狂気を理解した。



「ついに、貴方の排除命令が仲間内にまで出たわね」


「ああ、そういうことだな。」



 ──考えても仕方無い事は分かってる。…だけど、一体どういう理論で、こうも俺に対してしつこく排除命令が出ているのだろう。


 疑問でしかなかった。



 百歩譲って空港で俺を排除しようとしたのは分かる。シンプルに、自分の敵の人数が増えて得する事はAI側に何一つないのだから。


 サラに、まるで組織の一員である俺が反乱主導者かの様な情報を流し、仲間割れを誘発させる。まあ、それも可笑しくない。



 だけど一番気になるのは❝その一番のターゲット❞が何故俺なのか。



「どうして俺なんだろう。俺にそのメッセージを送ってサラを反乱主導者にする事も出来たのに…。」


「──言いたい事は分かるけど今は話をするにはバッドタイミングね」



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