表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最終戦争~CPO6~  作者: 胡蝶 蘭
第十四章【再結束~CPO6~反逆者上等】
134/154

最終兵器のEMP装置


「作戦は、12月23日午前11時を期して、以下の3つのフェーズで実行する」



【フェーズ1:心理攻撃 - The Fear】


「午前11:00。ロシア大統領からの電話で、それを聞いたクリストファーは必ず動揺する。」


「そして上に立つウィルに相談するだろう。彼達は、AIコアが安全か、どこから情報が漏れたのか、非効率な恐怖に支配される。必ず地下サーバー室へ向かうだろう」



【フェーズ2:内部撹乱 - The Chaos】


「奴らが地下へ向かった直後、俺達は同時に3つの混乱を引き起こす」


「理星とキムは、事前に仕込んだマルウェアにより、ホワイトハウスの一部照明を瞬断させ、警備システムに一時的なフリーズを起こす。」


「ライリーは偽のテロ警報をワシントン警察に流し、一般警察が現場に流れ込もうとするラインを誘発させる。これは、指揮官室と警備員の注意を地上に集中させるためだ」


「サラはその隙に電子ロックを解除する。俺とファイサルは二人で突入経路を確保し、現場に到着するライリー除くメンバー全員を待ち、揃ったところでAIコアを探す」


「ライリーは、その足だ。地上で混乱を見守りつつ、状況的に大統領が悪か善か見極めてくれ。善ならば、大統領に今回の一連の流れを説明、そして協力を要請、だ。」



【フェーズ3:最終突入 - The Strike】


「午前12:00を目標とする。奴らがコアに到達し、安堵した瞬間こそが、我々の突入のタイミングだ」


「俺達全員で黒幕を拘束する。」


 


 俺はそう言い終えてから前に進み出た。その瞳は、炎のように燃えている。


「九条さん、AIコアの破壊は?」


「それが、この作戦の最も効率的で、最も危険な部分だ。コアの破壊には、単純な物理攻撃ではなく、理星が開発した指向性EMP兵器を用いる」


「電磁パルスを発生させる装置ね。フランスで使った事がある。異常な電流をそこに流し込み、一瞬にして経線や回路を焼き壊す。」



「ああ、俺はそのEMPを打ち込むための開口部をキムと確保する」


「任せろ、その分野は俺の得意技だ。」



 俺達の話を聞いていたファイサルが静かに言った。


「最も効率的な破壊を、最も非効率な方法で成し遂げる。それが我々の仕事だな」



 その言葉にライリーも頷いた。


「必ず成功させる。ドミトリの友情と、この作戦に協力してくれた全ての人間の非効率な善意に報いるためにな」


 

 俺は、その言葉を聞き終えてから全員を深く見渡した。


「いいか。これはCPO6の最後の仕事だ。必ず全員生きて帰る。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ