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shoutter  作者: 透瞳佑月
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ギターも弾けない。マンガも書けない。

140文字の檻からでて、思いっきり叫んで、僕の叫びで誰かを壊したり震わせたり泣かせたりはにかませたり立ち上がらせたり殺したりしたいんだよ。あそこでは僕は「キャラクター」だ。違う。違う。僕は言葉を紡ぐ。頭の中では神様なんだ。頭蓋の宮殿から王の言葉で世界を震わせたい。

物語るなら現実と照応が無ければならない。完全な、都合のいい妄想では僕の獣を使えない。この獣は僕の下僕だ。お前は僕に従い僕に逆らわず僕の力であり僕の衝動だ。お前は元々少しの刺激で爆発するニトログリセリンだった。四半世紀近く人間の中で生きていた僕の中にいつの間にかいた獣は爆薬だった。

爆発は指向性を持たなければならない。

銃の役割は爆発を一方向に向けることだけだ。

僕はただの火薬に過ぎなかったお前を喰い尽くして僕専用の銃にしてやったんだ。

火薬はかくして銃となり、いつか「彼女」の高らかな笑い声と共に世界に風穴を空けるのだ。

かくして赤き龍は白い犬に変わる。

僕の化け物は僕の物だ。こいつは下僕の下僕である。

アンプリファーを持たないで、生身の文字列で衝動を衝動を衝動を僕に、君に、あいつらに



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