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心願彫りの奇妙丸  作者: ひょっとこ斎
11/11

~第一章~ それぞれの道

 弥助が目を覚ましたのは、翌日の昼を過ぎてからであった。

 「こ、ここは?」

 「あっ、気が付かれましたね。分かりますか? ここは孫六さんの家ですよ」

 奇妙丸にそう言われて、弥助は周りを見回してみた。まだ頭はぼんやりして、視界がはっきりしない。再度ゆっくりと周りを見渡すと、孫六とお鶴がいるのが分かる。そして徐々に記憶が蘇ってきた。

 「村は? 村のみんなはどうなっただか?」

 「ええ、幸いにもほとんどの方は無事でございます。ただ生乃さんと瀬名ちゃんだけは・・・」

 ズキン

 弥助は「生乃」と聞いて、頭に痛みを覚えた。瀬名についてははっきりと覚えている。孫六とお鶴の娘だ。九尾が化けていただけに、その運命は想像に難くない。だが、生乃については思い出すことが出来ない。ただどこか懐かしく、聞き覚えのある名前ではあった。

 「生乃さんというのは・・・?」

 弥助は、不思議そうな表情で奇妙丸に問い掛ける。

 「やはり・・・、覚えておいでになられないのですね」

 しばらくの間、沈黙が続く。奇妙丸も伝えないわけにはいかない。

 「弥助さんの妻。弥助さんが愛した方です。そして、それが心願彫りの代償です」

 「心願彫りの代償・・・」

 弥助は独り言のように呟いた。生乃のことは覚えていない。だが、それ以外のことははっきりと覚えている。村の惨状、九尾との戦い、梵天丸の死、焼けた家、心願彫りとその代償、そして、二尾となってしまった諏訪の気持ち。それらは、すべてはっきりと覚えているのに、どうしても生乃のことだけは思い出すことが出来なかった。まるで心を形成する部品のどれか一つを、失ってしまったかのような感覚に捉われていた。

 「やはり、わからぬ。諏訪ならはっきりと覚えておるのじゃが・・・」

 弥助の声に力はなかった。

 「そう言えば、諏訪は?」

 「隣の部屋にいます」


 奇妙丸がスッと立ち上がると、お鶴が襖を開け、隣の部屋へ入っていった。弥助も布団から立ち上がると、奇妙丸に続く。

 「可愛らしいのう」

 弥助の素直な感想であった。そこには小さな娘子が、静かに横たわっていた。二尾のときに受けた傷跡は残っていない。妖力と共に消え去ってしまっている。弥助は諏訪の横にそっと座ると静かに声をかけた。

 「諏訪や。ありがとうの。わしに本当の愛情を教えてくれたのはお前じゃ。諏訪が命をかけて、わしに愛情を教えてくれたんじゃ。わしはな、その時に決めたんじゃ。お前のような子供を作ってはならんと。親の愛情を知らぬ子供を作ってはならんとな。じゃからのう、わしも力を付けるために旅に出てみようと思うんじゃ。わしも全国を回って、諏訪のような子を救ってやりたいんじゃ。救えない理由を並べるよりも、救える方法を考えていこうと思うんじゃ。どうじゃろうか? 諏訪なら、応援してくれるかの?」

 諏訪は、静かに横たわって聞いている。


 「奇妙丸さん。わしはな、市郎さんに言われたんじゃ。力のない者ほど人に責任を押し付けると。自分が助けたければ、自分で力を付けろと」

 弥助の頭を痛みが襲う。弥助には、その時に誰を助けようとしていたのか、思い出すことが出来ない。だが、生乃の記憶を失いはしても、その想いは弥助の中に強く残っている。

 「じゃから、その言葉に従って、わしも修行しようと思うんじゃ。世の中の困っている者たちを、少しでも助けられるように頑張りたいんじゃ。そうすることで、わしに繋いでくれた梵天丸さんにも、少しは報いれる気もするんじゃ。自己満足かもしれんがのう」

 「いえ、梵もきっと喜ぶと思います」

 奇妙丸も、弥助のその気持ちが嬉しかった。

 (梵が聞いたらなんて言うんだろうな。「弥助さんなら、きっとできるよ」と励ましたかもしれないな。いや、それとも「兄上、おれたちも負けないように頑張りましょう」と自分たちを鼓舞したかもな)

 そう考えると、いつも前向きな梵天丸を思い出し、奇妙丸の目にはうっすらと涙が浮かび上がってきた。

 「わたしも、弥助さんに負けないように精進せねばなりませんね」

 二人は目を合わせてほほ笑んだ。


 その日の夕方、三人は村全体を見渡せる小高い丘の上にいた。新九郎と奇妙丸、それに弥助は、生乃と諏訪の二人を埋葬するために村の墓地に来ていた。市郎は、「しんみりした空気はあわん」と言って、先に燕谷家の屋敷に帰ってしまっていた。

 墓地には大小二つの穴が掘られており、そこに生乃と諏訪が静かに横たわっている。

 「生乃さんです。やはり思い出せませんか?」

 奇妙丸が、弥助に声をかける。弥助はただ首を横に振る。

 「諏訪のことならわかるのじゃが」

 「そうですか。生乃さんは、弥助さんが最後まで愛した方です。それだけは、絶対に忘れずに、胸の奥に覚えておいてくださいね」

 奇妙丸も、妖狐になる前の生乃には会ったことがない。だが、弥助があれほど大切にしていた妻なのだ。奇妙丸にとっても大切な存在であることにかわりはない。

 「もちろんじゃ。いつかきっと記憶を取り戻して、その時こそ、生乃さんを本当の意味で弔えるんじゃ。それまでは、すまんが・・・」


 弥助は、二尾となって自分を苦しめた諏訪にすら、愛情をもって接することが出来る男である。人の心の痛みを十分に理解していた。だからこそ、生乃のことを思い出せない自分への悔しさと、愛したであろう妻が、孤独に埋葬される哀しみに捉われていた。

 「弥助殿。今は生乃殿のことを覚えておらぬじゃろうが、きっと思い出す方法はある。その方法を探すのも、これからの弥助殿の生き様じゃ。それが叶わぬうちは生乃殿のとこに行っても、きっと追い返されてしまうぞ」

 新九郎は、これからの弥助に活を入れるように言葉をかけた。

 「わかっておりますじゃ。わしゃ、落ち着いたら出家して、これから自分がすべきことを見つめ直すつもりですじゃ」

 「それがええ、今は辛かろうが時間が解決してくれることもある。まずはゆっくりと自分がすべきことを考えた方がよいじゃろうて」

 「ええ、そうですね」

 そんな三人を見守るように、山向こうに沈みゆく夕陽は、昨日と同じ軌跡を辿っていた。


 翌朝、五人は囲炉裏を囲んで朝餉を食している。

 「おい、爺様や。これからどうするんじゃ?」

 勢源は新九郎に訪ねた。

 「まずは家に帰って梵天丸を弔おうと思うとる。その後は、そうじゃのう・・・」

 新九郎は、意見を求めるように奇妙丸を見た。

 「爺様、まずは市郎さんが聞いてきたという駿河に行ってみましょう。それに、六尾の情報も集めなければなりませんし、父上も探しとうございます。これからはじっとしている時間など、少しもありませぬ」

 奇妙丸の心は既に決まっていたようだ。九尾に苦しめられている人々を救いたい。どこかで待っている父親の喜平次に会いたい。それはじっと待っているだけでは叶うことはない。

 「そして、いつか九尾を救ってあげとうございます。あの者を苦しみの輪廻から救ってあげるのが旅の目的でございます」

 四人は思わず箸を止め、四人四色の表情を見せた。まだ一二歳になったばかりの甚助は「九尾を救うってどういうこと?」と目を丸めて不思議そうに驚いている。市郎は「やって見せてみろ」と言った表情で奇妙丸を睨んだ。勢源は「言うようになったのう」と奇妙丸の成長を素直に喜び、新九郎に至っては「さすが、わしの孫じゃ」と言わんばかりに、誇らしそうな表情を見せていた。

 「そうじゃのう。九尾を救うということは、人々を苦しみから解放するということじゃ。わしもこれからどれだけ生きられるかはわからん。長い旅になるが、わしも一緒に行くとするかのう」

 新九郎は嬉しそうに朝餉をかけこんだ。


 未の刻(午後二時)頃には、新九郎と奇妙丸は風太を連れ家に戻って来た。そして、叶想家代々の墓所に梵天丸を埋葬すると、二人は手を合わせ目を閉じた。風太も静かに下を向いている。

 「母上、少し早いですが梵がそちらへ伺います。まだ梵が四歳の時でしたから、すっかり大人になっていて、母上には分からないかもしれませんね。梵は、わたしには勿体ないほどの弟でした。でも、まだ一四歳だったんです。まだまだやりたいことがいっぱいあったと思うんです。それももうできません。ですが、褒めてあげてください。短いけれど、精一杯できることを頑張った梵を褒めてあげてくださいね、母上。そして、少しでいいから甘えさせてあげてください」

 新九郎は、手を合わせながら目を閉じて聞いている。

 「梵、しばらく会えなくなるが、許してくれよ。兄ちゃんな、九尾を救う旅に出ようと思うんだ。そりゃ、九尾は憎いさ。でもな、梵。梵を殺した九尾を討っても、きっと時が経ったら、人間は同じことを繰り返す。そしたらな、また新たな九尾が生まれると思うんだ。だから九尾を救うことで、苦しむ人を救いたいんだ。きっと梵もそう思ってるんだろ? だから、見ててくれよな。兄ちゃん、これからも梵と一緒に頑張るからな」

 新九郎も小さく頷く。

 「さて、爺様、行きましょう。今日からまた忙しくなります」

 そう言って振り向いた奇妙丸は、決意に満ちた晴れやかな表情をしていた。


 翌朝、二人は朝餉を食べ終えていた。

 「爺様。叔父上のところへ行きましょうか」

 奇妙丸の言う「叔父上」とは、この地を治める領主の忍足重治のことであった。叶想家の分家の忍足家は、忍びの家系である。戦国時代には、将軍家を影から支え、太平の世となってからは、小さいながらも領地を与えられていた。奇妙丸の亡き母は、その忍足家から喜平次の元へ嫁いできた初であり、その初の弟が現当主の重治であった。

 忍足家の屋敷は、歩いて四半刻(約三〇分)の距離にある。距離が近いだけに、頻繁に顔を見せており、忍足家に仕える者からしても、見知った存在であった。

 二人が部屋へ通されると、すぐに重治が入って来た。その後には、二人の息子が続く。長男の秀久が奇妙丸の一つ下、その弟の秀治は二つ下で梵天丸とは同い年であった。二人ともしっかりとした出で立ちであるが、日頃から奇妙丸を見慣れている新九郎にとっては、やはり少し幼さを感じざるを得なかった。


 「今日はテル姉は?」

 珍しく奇妙丸がキョロキョロしている。

 「光はいつものことじゃ。先ほど使いの者をやったですぐに戻って来よう」

 重治の言葉を聞いて、奇妙丸も少し落ち着きを取り戻したようだ。

 「そんなことよりもじゃ。梵のことは勢源殿の使いの者から聞いたが、まさか、梵が九尾にのう・・・」

 重治は、同じ年頃の息子を持つ親である。奇妙丸たちの辛さは、容易に理解できた。重治とて妹の初に続き、甥の梵天丸を殺されたのである。並大抵の悔しさではなかった。

 「こればかりは致し方ありませぬ。叶想家に生まれた男児の宿命。梵は、恥じない戦いぶりだったと聞きました」

 奇妙丸は、梵天丸の死を無駄にしないためにも、己がその意志を汲み、前へ進むことが自分の取るべき道であると信じている。

 「秀久。秀治。もう梵と会うことはできぬが許してくれよ。そして、梵を忘れないでやってくれ」

 奇妙丸の言葉に、兄の秀久が答える。

 「もちろんでございます。梵とは小さき頃より、兄弟のように育てられました。あの元気な姿は、我ら兄弟が生きている限り、一生忘れることはございませぬ」

 「ありがとう」

 奇妙丸と秀久は歳にして一つしか違わないが、過ごしてきた経験値からか、奇妙丸の方が何歳も歳上に見えた。だが忍足家には、そんな奇妙丸にも、どうすることもできない存在があった。

 タタタタタタタタタタ

 遠くから廊下を走ってくる音がする。その場にいる全員が顔を見合わせた。誰が来たのか全員がすぐに理解できたのだった。


 ガラッ

 襖が開くと同時に、長い髪を後ろに縛った娘が勢いよく飛び込んできて、奇妙丸の真ん前に礼儀正しく座った。

 「奇妙は無事だったのか? 怪我はなかったか?」

 その表情は、心配で心配で仕方がなかったというように、目が充血し、今にも泣きそうな表情であった。

 「光姉、大丈夫でございますよ。わたしは無事でございます」

 光姉と呼ばれたその娘は、奇妙丸の言葉を聞くと、気持ちが抑えきれずに、新九郎や重治たちが見ていることも気にせずに、奇妙丸に飛びつくように抱き着いたのだった。

 「良かったあ。梵のことを聞いてから、心配で心配で仕方がなかったの。ほんとにいてもたってもいられなくて、どうしていいかわからなかったんだから・・・」

 その目からは大粒の涙が零れ落ちる。そして声をあげて泣いたのだった。奇妙丸もどうしていいか分からず、しばらく硬直状態であった。


 「コ、コホン」

 さすがに気まずくなったのか、重治が声をかけた。

 「こ、こら、光。少し、離れなさい」

 「イヤ」

 光は奇妙丸に顔をうずめながら、首を横に振る。弟たちが見ていてもお構いなしだ。

 「ほら、奇妙丸も困っておろう。話が出来んではないか」

 「それでもイヤ」

 光はさらに奇妙丸に顔を押し付けるように埋めた。

 「て、光姉。もう大丈夫だから、ほら」

 奇妙丸は恥ずかしそうに、自分に抱き着く光の両肩をもって、光の姿勢を正した。その表情は、今にも泣き崩れそうな可愛らしい娘であった。

 「光。奇妙丸たちとはまだ話が残っている。少し待ってなさい」

 光は小さく頷くと、なぜか奇妙丸の横に姿勢を正して座った。そう、ここにいる者なら、誰もが知っていることであるが、光は奇妙丸が大好きだったのである。

 光が大人しくなったのを確認すると、申し訳なさそうに重治が切り出した。

 「話を戻そう。爺様や、これからどうするので?」

 重治が新九郎に向かって聞いた。

 「わしと奇妙は、風太を連れ、しばらく全国を周ろうと思うておる」

 新九郎はそう言うと、九尾から聞いた喜平次のことや、市郎が見て来た駿河、二尾の実の父親であった六尾のことなどを重治たちに話した。だが鎌倉藤次のことだけは話さなかった。

 「そうか、それは大変な旅になりそうじゃのう。だが、わしらのように叶想家の縁者も多い。きっと奇妙丸であれば、九尾を救うこともできるだろうて」

 「ええ、九尾を救うまで戻ってこない覚悟でおります」

 奇妙丸の言葉に、隣に座っている光がピクリと反応する。光に重治の視線が刺さる。

 「爺様に、奇妙よ。無理だけはしないでくれよ。命だけは落としてはならん。疲れたときは、無理せず、戻ってきてやすんでくれよ」

 「はい。次に戻ってくるときは、きっと成長した姿をお見せしますね」

 奇妙丸は、自信に満ちた表情だ。


 「・・・行く」

 奇妙丸には、小さな囁き声が聞こえた気がした。

 「・・・一緒に行く」

 今度は確かに聞こえた。奇妙丸の正面に座っている重治の顔が、困惑している。

 「わたしも一緒に行く!」

 奇妙丸の背中に冷たい汗が流れた。思わず全員が光の方を見た。

 「て、光姉・・・」

 奇妙丸はどうしていいか分からない表情で、すがるような顔付きで重治を見た。重治は、手で頭を抱えている。だが、その口から出たのは想定外の言葉だった。

 「いつから決めていたんだ?」

 「ずっと前」

 「そんなに前からなのか?」

 「決心したのは、梵のことを知ってから。後悔しないためには、傍にいたい。そのために、わたしも鍛錬してきたの」

 「ま、まさか、あの時からか・・・」

 重治としては、思い当たる節があった。今は飢饉で民の生活は苦しくなっているが、戦などない世の中である。忍足家は忍びの家系とは言え、女子に対しては、領主の姫として育てていた。だが、ある出来事を境に、光は自ら忍びとしての修練を始めたのである。その出来事とは、奇妙丸たちの母親である初が九尾に殺されたことであった。当時、奇妙丸はまだ六歳、光八歳、今から一〇年前の出来事であった。


 重治だけではない。ここにいる誰もが、光の性格を知っている。その光が一〇年も前から考えていたことだ。一番諦めが早かったのは重治であった。いや、一番光を理解しているといった方が正しいかもしれない。

「爺様。奇妙丸。光は一度言い出したら、絶対に曲げない。それは二人も知っておろう。まさか、一緒に行くと言い出すとは思わなんだが、今思うと一〇年も前に決心したことが、いまだに変わっておらぬという。それに、忍足家の者としては、十分に忍びの鍛錬は積んでおる。いや、今思うと、誰よりも真剣に、取り組んでおり、自分の身は充分に守れよう。そんな光を連れて行ってくれるか? もちろん、危険な旅なのは十分に分かっておる」

 奇妙丸も新九郎も、即座に答えることが出来ない。それは、光云々の問題ではなく、二人が向かう旅そのものが、いつ命を落とすか分からない危険な旅であるからだ。だが、光の決心が固いことも二人には分かっていた。

 「光姉。本当に一緒に行きたいのですか?」

 光はコクンと頷いた。

 「そのために今まで鍛錬してきたの。何もやらずに後悔するより、できることをやって後悔したい」

光の言葉は至極まっとうであった。弥助にしてもそうだ。既に生乃が助かる見込みがないにも拘らず、二尾と戦かった。そして、心願彫りによって失われた記憶を取り戻す術を探すために、修行の旅に出るのである。自分の信念のためであれば、例え、苦難の道であろうとも、後悔などするはずがない。それはその場にいる誰もが理解できた。

 「わかりました。光姉のことはわたしも全力で守ります。では、一緒に行きましょうか。爺様、よろしいか」

 光の顔に嬉しさが込み上げている。

 「にぎやかな旅になりそうじゃのう」

 こうして、新たに光を加え、三人と一匹は駿河を目指すことになったのであった。


第一章 完


ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

まずはこれにて第一章の完結となります。

この先も頭の中ではけっこう長い長い奇妙丸たちの戦いは続いていて、奇妙丸と一緒にわたしも成長して、もっと読みやすくて、もっと感情移入できる表現を身に付けれたらなと思います。

頭の中では第十章ぐらいまで続いてて書きたいこと、伝えたいことがいっぱいあるのです。

いつになるか分かりませんが第二章以降をお待ちしてくれる人がいることを願って・・・


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