婚約破棄のサプライズ
初登場です‼️
おかしなところやアドバイスがあったら教えてください。お願いします。
「スミーナ・クトラネ。この場を持ってお前と婚約破棄する‼️」
そう王太子は卒業パーティーで声高らかに宣言した。男爵令嬢の隣で。
こんにちわ。こんばんは。
わたくし、スミーナ・クトラネと申します。
学園の卒業パーティーでなぜか、一方的に婚約破棄すると言われていますの。一昨日までラブラブだった婚約者に。
わたくしの婚約者はこの国の王太子、フィルン殿下ですの。
7歳の時に婚約しましたわ。もちろん家同士の政略結婚ですの。わたくしだって最初は嫌でしわ。だって王太子ですよ。妃教育とか面倒に決まってますわ。だから嫌でしたの。けれどもフィルン様がわたくしに「好きだよ。ミーナ。」とか「ミーナが僕のお嫁さんになってくれるなんてうれしいな~」とか言われまくりわたくしもフィルン様を好きになってしまいましたの。だから嫌だった妃教育も頑張れましたわ。
わたくしの国は魔力がある13歳以上の子供は必ず魔法学園に入学しなければなりませんの。もちろんわたくしやフィルン様も入学しましたわ。入学してもわたくし達はラブラブでしたの。
けれど、平民上がりの男爵令嬢がフィルン様と仲良くしていましたの。だからお友達かと思ってほっといたんですわ。そしたらなぜかわたくしにかまってきてすごくうざかったわ。正直ね。
まぁ本題に戻すと、一昨日までラブラブしていたフィルン様に婚約破棄を宣言されてしまったわ。わたくしはフィルン様が幸せならそれでいいんだけれども。
「かしこまりました。フィルン殿下。」
だからわたくしはこう答えるわ。あらフィルン様が顔を一瞬しかめたわ。どうしてかしら?
「スミーナ嬢、本当に私と婚約破棄していいんだね。」
「?。構いませんわ。」
フィルン様から言い出したのに何でそのようなことをお聞きになんのかしら?わからないわ。
「本当にいいんだね?君は私のこと愛していないんだね?」
「殿下のことはお慕えしておりますわ。けど、構いません。」
ほんとなぜ聞くのかしら?婚約破棄したいのではないの?
「なぜ?」
「殿下こそなぜ何度もお聞きになりますの?わたくしと婚約破棄したいのでしょう?わたくしは婚約破棄してくださって結構ですのに。」
「‥‥‥」
あら黙ってしまわれたわ。どうしてかしら?
「‥‥‥‥しようとした。」
「?」
「みんなに協力してもらって君に改めてプロポーズしようとした。」
えっ‼️プロポーズ?ではなぜ婚約破棄なのかしら?
「婚約破棄なのは、もし僕が言い出しても君が止めてくれるかわからなかったから。だから彼女に協力してもらって試してみたんだ。」
フィルン様の隣にいた男爵令嬢がカーティーシーをする。
それよりわたくし顔に出ていたから?
「君は止めてくれなかった‥‥。僕は止めて欲しかったのに。」
フィルン様が泣いてる!?どうしましょう!?
まわりの皆様もびっくりしているわ。国王陛下も。
「えっと‥‥。泣かないでくださいまし。殿下。」
「‥‥‥泣いていない。」
‥‥確実に泣いていらっしゃいますわ。
「それより何で止めてくれなかったんだ。」
「えっと‥‥、わたくしは婚約破棄しても構いませんわ。だって殿下を愛していますもの。だから殿下が幸せになれるならわたくしは婚約破棄しても構いません。」
あらもっと泣いてしまわれましたわ。どうしましょう。
「‥‥じゃあ僕と結婚してくれる?ずっと一緒にいてくれる?」
「当たり前ですわ。そうじゃなければとっくの昔に婚約なんてなくなっておりますわ。」
だってわたくしのわがままは全部お父様が叶えてくれているもの。だから嫌ならとっくの昔に消去されているわ。
「あはは。そうだね。」
あっやっと笑ってくださったわ。良かった。
「スミーナ・クトラネ嬢。私と結婚してくださいますか?」
「ええ。喜んで。」
パチパチパチ。パチパチパチ。
「「殿下。スミーナ様おめでとうございます」」
あれから10年がたった。
2人は1年の準備期間をえて国内最大の結婚式を挙げ、王太子から国王になり、5人の子宝にも恵めれた。
フィルンは即位してから2年足らずで今まで以上に国を安定させ、スミーナは国民全員に平等に接し聖女と呼ばれていた。
そして2人は歴史に名を刻ませたのだ。
おしまい