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転生貴族の異世界生活  作者: shota
6/10

集落そして謁見

ノベルバで先行して投稿しています。

もうちよっと先を読みたい!っていう人はそちらでお読みください。

〜 shota〜

――――――――――――――――――――――――



森に入る前にやっておくことがある。

それは、武器の作成だ。


「やっぱ、武器っているよな。」


スキル《創造》刀……成功しました。


自分の魔力の半分を使って刀を作った。


――――――――――

【アイテム名】使徒の刀


【スキル】

破壊不可 魔法付与 絶対切断


――――――――――


うーん。やりすぎたかな。

まぁいいや。

じゃあ次は


スキル《創造》魔力感知……成功しました。


よし。


(魔力感知発動。)



おぉー。すごいな。

俺の頭の中には赤い点が表示されている。


(この赤い点って魔物かな。)


俺はとりあえず赤い点のところに行ってみた。


(おっ!あれがゴブリンっぽいな。)


俺はゴブリンに気付かれる前に

初級風魔法ウィンドカッター

を放った。

ウィンドカッターはゴブリンの首に真っ直ぐ飛んでいき、首と胴体を真っ二つにした。


(おぉー。初級なのに結構強いな。)


俺はギルドに持って行くためにアイテムボックスにゴブリンの死体をしまった。


すると魔力感知にゴブリンより2、3倍の

魔力反応がいくつもあった。

しかもその中には消えかけの魔力を含めた8つの白い点として表示された魔力があった。


(白い点ってたぶん人だよな...)


「あれってヤバいんじゃね?」


俺は身体強化と、風魔法の応用で空気抵抗を減らし、全力でその場に向かった。


案の定、馬車と護衛のような人がオークに襲われていた。


「加勢します!!」


そう言って俺は馬車の1番近くにいたオークを刀で真っ二つにした。

周りには護衛と思われる人が4人倒れている。すぐに回復しないとヤバそうだ。


(とりあえず重力魔法で動きを封じとくか。)


中級重力魔法ハイパーグラビティ


(よし。これでしばらくは大丈夫だな。)


「あの、そこの護衛の方、周りの人をここに運んでくれませんか?」


「え?何をするんです?」


「回復に決まってるじゃないですか!」


そうして護衛の人を集めてもらった。


「結構ひどい怪我だな。

中級治癒魔法ハイパーヒール


ハイパーヒールのおかげで護衛の人の傷は

全快した。


「す、すごい。」


「まだ安心するのは早いですよ。」


俺は目の前のオークを見た。

何故か数が増えている。


すると護衛の人が


「ここはオークの集落です!オークキングを倒さない限りオークは増え続けます!」


なるほどオークの集落か...

ちょっと魔力の消費が大きいが...


「魔力感知にて敵をロック。

超級光魔法《天罰の槍》」


あたり一帯に光の槍が降り注いだ。


「よし。魔力の反応は無くなったな。

じゃあオークの死体を回収するか。

創造ゴーレム


スキル《創造》ゴーレム……成功しました。


俺はゴーレムを使って死体をアイテムボックスに回収し、馬車の方に向かった。


「大丈夫ですか?」


「僕はゼクト・フォン・シュトローム伯爵の三男ラース・フォン・シュトロームといいます。」


俺がそう言うと、馬車から俺と同い年くらいの少女が2人出てきた。


「私、この国の第3王女の

リリア・フォン・クレイスといいます。

そしてこちらがノヴァクロノ公爵家の次女

テレス・フォン・ノヴァクロノです。

先程はありがとうございました。」


「え?王女様?ホントに?」


「はい。それで、助けていだいたお礼をしなければなりませんのでこれから王城に一緒に来てください。」


「えっ。いや、お礼なんてそんな...」


「いえ、しなければなりません。さあ、早く馬車に乗ってください。」


そして俺は強引に馬車に乗せられた。

しかも何故か2人共俺の両隣に座っている。



そして王城に着いた。

騎士団が城の前にいる。


「王女殿下は無事か!?」


騎士団長と思われる人が寄ってきた。

すでに王女がオークに襲われていたという情報は入っていたのだろう。


「はい。今馬車に乗っておられる少年に助けられたのです。」


「そうか。その少年の名は?」


「ゼクト・フォン・シュトローム伯爵の

三男ラース・フォン・シュトロームです。」


「なに!?それは本当か?」


「はい。確かにそう言っておられました。」


「そうか。では国王陛下に伝えておく。」


そこから俺達は王城の部屋に案内された。


「謁見が3時間後にありますのでそれまでお待ちください。」


「はい。」


それから2時間後メイドの人が


「謁見用の服を見繕います。」


と言って服を持って来た。


それからまた1時間後


「ラース様、謁見のお時間です。」


メイドがむかえに来た。


「はい。」


そして謁見の間に着いた。

真ん中には玉座まで絨毯がひかれている。

さらにその両側には貴族が並んでいる。


俺は玉座の前まで行くと片膝をついて頭を下げた。


「頭を上げよ。」


「今日、王女が乗っていた馬車が突如現れたオークの集落に迷い込み、オークに襲われた」


国王の隣にいる宰相が説明を始めた。

貴族達がザワザワしている。


「しかし、そこにいるゼクト・フォン・シュトローム伯爵の三男ラース・フォン・シュトロームがまよわず集落に飛び込み、集落を見事に壊滅させた。よって陛下より褒美を与える。陛下、お願いします。」


「うむ。では、そこにいる

ラース・フォン・シュトロームを男爵とし、王家より黒金貨50枚と屋敷を与える。異論は認めん。以上だ。」


そう言って謁見の間にいた人達は次々と退室して行った。


そして俺が父上達のいる宿に帰ろうとした時


「ラース様!お待ちください!」


俺は王女様に呼び止められた。










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