表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダメな俺のラブコメとの接し方。  作者: ブレッド埼玉
2/3

第1話:再開

AM5:00(起床)


「早く起きすぎた・・。」


俺は独り言をポツリとこぼして起き上がった。

伸びをしてみるがやることが無い、学校の準備は前日に全部済ませたし朝飯まで2時間はあるな。

仕方がない外でも走るか。


俺は運動用の服に着替えて家を出た。

まだ寒さの残る空気をいっぱいに吸い込み走り出した。

いつものルートだ、一周40分ほどので帰ってこれる道のりで人通りも少ない。

俺はいつも通りに走っていると久々に人を見た、後姿から察するに女性っぽい。

サラサラとした明るい髪に華奢な体で白い肌。

極め付けには甘い良い匂いだ、おっと危ない俺のロンギネスの槍がロングネスになる所だったぜ。

俺は追い抜こうと足を速め通りすがる瞬間絶句した。


彼女、いや彼は昔仲良しだった美少年で有名だった北野きたの かおるくんだ。※0話参照


俺がポカンとガン見すると彼も気付いてこちらを向いてきた。

彼は困惑した顔をしている、誰だコイツって感じの顔でだ。

俺が少しショックを受けていると急に彼は目を見開いて涙を浮かべた。


「かっちゃん!?」


かっちゃんか・・。懐かしいな俺は柿村かきむら 和人かずとという名前でよく友人にはかっちゃんっと呼ばれていた。

というか分からなくて当然か随分と俺も変わったしな。

というか俺は男相手にロンギネスの槍をロングネスしそうになったのか・・・。

それはつまり、俺のゲイボルグをゲイでボルグしちゃいそうだったのか。


意味不明なことを考えていると俺の思考を停止させる行動を彼はとったのだ。


やばい、泣きながら抱き付いて来た。

俺は一様空気を読んで彼の頭を撫でておいた。

いや空気読んだら撫でる結果になるのだろうか。

まあいいや、可愛いから撫でる何が悪い!

それにしてもいい匂いがするゲスゥ。


俺が下卑た事で満杯になった頭を吹き飛ばされる。


「ごめんね、ごめんね。僕のせいで・・・、辛かったでしょ。」


俺は少し罪悪感を感じた、俺が学校に行かなくなった事でこんなにも責任を感じていたのかと。

俺は少し涙がこぼれそうになり上を向いて俺は言葉を鼻声になりながらも絞って出した。


「ううん、ごめん。きっと君の方が辛かったでしょ?そんな責任背負って。」


そして彼は俺の理性を飛ばしかねない一言を口にした。


「ううん、僕なんてなんにも。そうだ、お詫びに何かさせてよ、僕に出来る事なら何でもするから!」


な、何でもでゲスかぁ!?

うひょひょーいって待て待て落ち着けそういう事じゃない。

エロ同人みたいな展開は俺は望んでないぞ!断じてだ!え、いや嘘じゃないですよ、はい。

それにだ、こんなにも可愛かろうと男だ、俺は青いツナギは着て無いしましてや公園のベンチにも座ってないのだ。

俺はやましい気持ちを封印して言った。


「じゃあ、また俺と友達になってくれるかな?」


彼は目に薄らと涙を浮かべながら嬉しそうに大きく頷いた。


「うん」


最後まで読んで貰ってありがとうございました。

今回は二人の友人の片方を出してみました。

個人的にラブコメには男の娘キャラが大切な存在だと思っています。

なので家宝のように重宝して最強ポディション安定でいきます!

次回は入学式なんか書いていこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ