第0話:俺の黒歴史
俺はモテない。
いや、女子に嫌われてるの方が正しいと思う。
少し昔話をしよう、あれは小学六年生の頃だったか。
その日は、家庭科の調理実習が四限にある日だった、俺は皆で作るハンバーグが楽しみで前の日から使う物を準備した。
そして、その日は四限になるのをウキウキして待っていた。
そして、四限になり調理実習の時間になり班分けが行われた。
俺は仲良い男子二人と、話したこの無い女子三人で班の六人で編成された。
仲良しの男子の一人はクラスで美少年と噂の男子で、もう一人はスポーツマンのイケメンくんだった。
最初に友人の二人が”よろしく”っと女子に言うと顔を赤に染めながらよろしくっと言った。
俺の続けて”よろしく”と言うと女子はあからさまに顔を歪めてそっぽを向きながら”あ、よろしく”っと言った、ゴキブリでも見るように。
そして美少年の友人が少し不機嫌そうな顔つきになった。
そして調理実習が始まった。
俺は食器洗いとゴミ捨て後の男子二人は包丁で食材を切っていた。
そこに女子達が二人の男子に”上手だね~”など言って”私刃物こわ~い”などと言ったり女子アピールしている間に最終段階のこねる作業に入った。
女子は”生肉こわ~い”っと言って男子税がやることになった。
女子はイケメンと美少年のこねるハンバーグを涎を垂らしていた時だった。
仲良しのスポーツマンイケメンが俺に肉の入ったボールを渡してきた。
「手疲れたわ!頼むわ。」
その瞬間女子が凍った。
完全に顔が引きつっているのだ。
そんな事お構いなしに”どうしたんだ?”っと首をかしげている。
俺はキョドリながら恐る恐るハンバーグをこねる。
そして氷の氷柱のような鋭くて凍てつくような一言が空気を凍らせた。
「もう食えねぇじゃん・・。」
一瞬耳を疑った、だが確かに一人の女子がポロリと言葉を零したのだ。
その瞬間友人達の顔が曇った。
そしてイケメンの友人は怒った顔で”お前らっ”っと言いかけた瞬間だ、俺は察した。
これは、楽しみの調理実習が台無しになると・・、そう俺が諦めかけた時だった。
美少年の友人が手でイケメンの肩を引っ張り最初の位置に戻った。
そして美少年は笑顔だった、俺は助かったっと思ったが・・・それは違かった。
美少年の友人はハンバーグの入ったボールを持ったと思ったら中のハンバーグを床に落として踏みつけたのだ。
そして満面の笑みで言った。
「ごめんね、間違えて落としちゃった。でも丁度良かったね食えないんでしょ?」
笑顔の顔の下に冷たい声が良く響いた、完璧に決まりましたね、絶対零度、一撃必殺ですわ。
そして、俺は頭を抱えて俺は考えた、そして一つの行動に出た。
俺は足跡の付いた生のハンバーグをすくって健気な少年風に少し困った感じで言った。
「これ先生に落としちゃったって謝ってくるね、それで少しずつ他の班から分けて貰って皆で食べようよ。」
だが、逆効果だった、これがキッカケで彼らに火が付いた。
彼らは殴り掛からん勢いで女子に怒鳴り怒り暴れたのだった。
それからだ、俺は不登校になったのは。
彼らの好意は嬉しかったし友情も感じた。
でも、それが原因で学校に居ずらくなったのだ。
それから俺は不登校ながらも家にいる時間はずっと勉強に励んでいた。
親はそのお蔭か文句の一つも無しで逆に応援してくれていた。
そして今年このあたりで一番頭の良い進学校に合格したのだ。
そして俺は少し期待をしていた。
高校は彼女とか出来て青春を謳歌できるかもと。
そんな自信が湧いて来た理由は単純だった。
痩せたからだ。
飯をロク食べなかった訳では無い。
どうしても分からない問題があったり、躓いた時は筋トレや運動をして気分転換したりしたお蔭だろう。
随分とガタイも良くなり身長も170cm程まで伸びた、高校一年生にしてはそこそこ高い方だと思ったし、まだまだ伸びそうだ。
そして、勉強の邪魔だっと言って髪を切りに行った時は、母親がわざわざ遠い若向けの美容室まで連れてってくれたのだ。
お蔭で整髪料の使い方も何となく分かってきた。
俺は少し期待している青春を謳歌できるのではっと。
家に閉じこもって勉強漬けの日々だったが、晴れて明日から高校生だ。
俺は不安と期待に胸を膨らませてその日は眠った。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
今回はラブコメに挑戦してみようと思って書きました。
実は少しだけ実体験を混ぜています。
現実には助けてくれるイケメンはいませんでしたがね・・・。ッハハ
そんな事より、今回は下手糞な文章を長々とありがとうございます。
自分で読み直して読みづらくて苦労しました。
この小説は緊急事態以外は毎日更新で頑張っていこうと思います。
最後に良ければ評価とアドバイス等の方をよろしくお願い致します。