GIP
この小説に興味を持っていただきありがとうございます。異世界ものの小説に憧れて執筆してみました。
MOBAってなんぞや?と思った方!!MOBAとはマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナというゲームジャンルで、RTSのサブジャンルとなっております。
簡単に説明するとプレイヤー同士が相手と陣地を奪い合うゲームです。最近だとFPSと合わせたゲームが出ていました(かなり熱中しました)。
小説の内容はVRMMO物と若干近くなるかもしれませんが そのゲームの世界が突然生まれてしまたっらどういった戦略そして戦争になるだろう。 という発想から登場人物の人間関係など描いていこうと思っております。
製作段階で多少修正が入るかもしれません。その時に前書きでお知らせいたします。
「制限時間あと30秒です。」
無機質な声がフィールドに響き渡る。こっちには十分な戦力とAPが溜まっている。あとは敵プレイヤーを倒し、敵陣地にある拠点を破壊するだけだ。幸いにも敵陣地へ向けて裏道から攻撃を行わせておいたミニオンが敵に対峙せずに拠点に辿り付き、拠点のHPを減らしておいてくれたので残り30秒でも敵に邪魔をされなければ間に合うはずだ。
このフィールドは[神殿の森]というフィールドで中央の道が若干迷路になっている。この道を利用して相手に気づかれずになんとか拠点へと辿り着いた。まだ自分の拠点のHPが減っていないので相手は僕の拠点にたどり着いてはいないはずだ、敵と見方の拠点にはそこそこの距離があり特殊スキル[スプリント]
を使わないかぎり30秒以内には相手の陣地へたどり着くことは出来ない。
「見つけた!」
水色に輝くダイヤのような水晶体、これがこのゲーム[Gloria in proelio]通称GIPでゲームの勝敗の鍵となる[コア]である。お互いの拠点に1つずつありどちらかが破壊すれば、破壊したほうが勝ちになる。
僕は剣を握る拳に力を込めた。
片手剣スキル[ストレートオブブロード]
「たあああああああああ!!」
鮮やかな赤いライトエフェクトとともに剣を鮮やかに走らせる。響き渡る剣が風を切る音、脳に血が上り最高潮のテンションに達していることに気づく。
三回剣を振るい相手のコアに大ダメージを与えつつも後方から付いてくるミニオンが剣と魔法で援護する。
「制限時間あと10秒です。」
9..
8...
7...
勝てる!そう確信した・・・その時!
突如、体に稲妻が走った。何かがおかしい・・・時間が・・・止まっている!
体を動かすが身動きがとれない。なにが起こっているんだ・・・
「シス・・テ・・ムエラーが発生・・・」
アナウンスとともに画面が暗転する。その後僕は意識を失ってしまった。
最後までお読みいただきありがとうございます。次回なるべく早く投稿できるように尽力して参ります。