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目まぐるしく内政を行っているうちに、俺が転生してから一週間が経とうとしていた。そろそろガイスの元に訪問して見て良い頃合いと思う。アリアを伴いガイスの作業場に向かうことにした。

ガイスの作業場からは、今日も鉄を叩く音が響いている。作業場に入ると、ガイスと弟子二人が真っ赤な鉄を鍛えている真最中であった。俺とアリアは、作業が落ち着くまで無言で待つことにした。ガイスの激が飛び弟子二人が交互に槌を打ちつけていく。幾度と折返しを繰り返し剣の形に形成されていった。昼頃になったであろうか?、俺は神眼を使い鍛冶の技術を理解していく。焼入れ、焼き戻しの行程に移り、一息ついた所で、ガイスが話かけてきた。


「すまんすまん。手を止める訳にはいかなくてな!ルーフィンよ、お前の言った通り、鍛造で素晴らしい物が出来上がったぞ!」


ガイスは、木箱に入れられている短剣を取り出し俺に手渡す。


はがねのショートソード


攻撃力 122ー162

耐久力 1280

鋼鉄製鍛造品

形状 片刃

刃渡り 40cm

ガイス渾身の逸品


「素晴らしい出来だな!強度が今までの物とは比べ物にならない程、強くなっているのが分かるよ。あと手に馴染む。これ程の物を作るとは、流石ガイス殿だ!」


ガイスは、ニヤリと笑い他の武器も披露してきた。


はがねのスピア


攻撃力 370ー410

耐久力 1820

鋼鉄製鍛造品

形状 十字槍

全長2.5m

全て鋼作りの槍


ガイスがスピアを小枝の様に振り回し演武を披露する。俺は、ガイスの槍術も神眼で 模倣コピーすることにした。ガイスからスピアを受け取り俺も演武を行う。このスピアは間違いなく白兵戦で主力の武器になりえると俺の心が告げていた。


「これも素晴らしい!ガイス殿、是非このショートソードとスピアを兵士の正規装備にしてくれないか?」


ガイスは、またもニヤリと笑い頷く。


「勿論そのつもりだ!その為には人員を増やしてくれんと厳しいぞ」


俺は、スピアとショートソードを握り締めながらガイスに告げた。


「任せてくれ!人員と施設の拡張を約束する。あと俺にも鍛冶の技術を教えてくれ。あとショートソードとスピアを借りて良いか?クリフトに見せて、直ぐに動く様に促したい!」


ガイスは、うむうむと頷き、手をひらひら上げる。


「この二つの武器は、お前の為に作った物だ!貰ってくれ」


俺は、ガイスに頭を下げ、有難く頂戴し神殿に戻ることにした。クリフトの居る執務室に向かいショートソードとスピアをクリフトに見せる。


「これは、素晴らしい!この装備を正規装備となさるのですね?」


「とりあえず、近衛兵を結成して優先的に、この装備を渡すことにしたい!いずれは、全兵士の標準装備としたいが、全てに渡るのは、一年はかかると思うぞ」


「了解であります!近衛兵の人選は、私がしておきます。鍛冶の人員については、兵士の中から素質の有る者を回します。」


「そうしてくれ。兵士が鍛冶も出来るのは理想的だ。その者達の給金は、他の者より多めにして欲しい。機密となる技術を教えることになるからな」


クリフトは、ついでにこちらの件も確認願いますと資料を俺に手渡す。

その資料は、全兵士に対する土魔法の修得の予定と、農地拡大のプランについての資料であった。資料を眺め、クリフトに指示を出す。


「野生の馬を出来るだけ集めてくれないか?クローバーの栽培も始まったから餌の心配はなくなるはずだ!また、軍馬として使用する他に農耕馬としても使いたい」


「わかりました!そちらも指示しておきます」


「あと2週間程、ガイスの所で鍛冶の修行をしてくる。先日渡した都市防衛の資料を元にして城壁の改修を進めておいてくれ」


クリフトは、お任せくださいと頷き、兵舎に向かい人選をすると執務室から足早に出て行った。

俺は、ガイスの元に戻り今日から鍛冶の修行を開始することにした。アリアも一緒に手伝うと言い無理矢理ついてきてしまい、ガイスが苦笑いを浮かべているが、スルーすることする。


「ガイス!ショートソード製作の全ての作業を見せてくれ!」


ガイスは、コクリと頷きショートソードの製作が始まった。作業場は、かなりの高温になり、アリアは、少し、へばり気味である。過酷な2週間が過ぎ、ショートソードの全工程を見せてもらい、俺は鍛冶スキルを取得することができた。


「ルーフィンよ、最早、俺の弟子の中で、お前が一番才能がある。」


ガイスは、俺の動きに関心しながら、微笑んでいた。



  ルーフィン


種族 エルフ 男性 14歳


 レベル 27

  HP 128/128

  MP 133/133


筋力 48

耐久 29

俊敏 44

魔力 33

器用 59



 スキル


   【神眼】

対象のスキルを見ることで模倣 (コピー)し自身のスキルとすることが出来る。但し身体的能力や魔力が伴って無い場合は、完全には再現出来ない


   【鑑定】

対象を見ることにより、分析することが出来る


【大地の加護】


豊穣の女神レアルの加護により、大地に関わる全ての物から力を得ることが出来る


【豊穣の女神の知識】


豊穣の女神レアルの知識を元に、アースガルドの知識を得ることが出来る



   【サジタリウス】10/10


弓を用いた狙撃。正確無比の遠距離射撃を行うことができる


【風の加護】10/10


風の精霊シルフィの加護により、風魔法の威力を底上げする。


【大地の理】10/10


豊穣の女神レアルにより、土・水魔法の威力を底上げする。


【鍛冶師の理】6/10


長年の経験により素材の声を聞き技量の底上げができる


魔法


土 レベル20

風 レベル13

水 レベル16

火 レベル 4


長弓術 レベル9

騎乗術 レベル5

短剣術 レベル9

長槍術 レベル4


鍛冶師 レベル9

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