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3/14 輪廻


六時十五分


突如として意識が覚醒に向かう。


凄まじい眠気。ここ最近休日は前日の疲れから昼過ぎまで寝、平日は寝過ぎた休日のツケを不眠という形でジャブジャブ払うと言ったことを繰り返してきた矢先の今日。


意識は朦朧とし、今にも閉じようとする目を無理やりこじ開ける。


幾つかのプロセスを無視すればあと十数分は眠りにつけるだろうが、この状態での夢旅行が多大なる遅刻を引き起こすことを2日前に改めて知った私はすんでのところで睡魔の手を逃れる。



六時五十二分


家を出る。


予報によれば昼頃には気温は15度近くになると言われているが、そんな気配を一切感じさせないほど冷たい風が頬を殴り付ける。


それはそれとして花粉はあたり一面に蔓延し、鼻腔を鼻水で充してくる。


これは寒さによるものなのか花粉によるものなのかわからない鼻水をポケットティッシュ4袋分ほど拭ったところで目の痒みがその正体を明かすと言ったことを繰り返す春先。



七時五十八分


小一時間電車に揺り揺られ、うつらうつらとしたところで目的地に到着。


以前として風は冷たく、ていうかより強く、日差しも一切も関係なく凍えつかせてみんな死ぬ。


福袋で手に入れた最強のロングコートを持ってしても身に染みる寒さから、この冬(もう冬とする。寒いし)2度目の手袋装着。


スマホと幾ばくかのグリップ力を犠牲に多少の熱を得る。



十二時五分


とりあえずひと段落し、僅かばかりの日向に座っておにぎりを喰らう。


凍えは常に身に纏い、気温を調べれば15℃。


嘘だろう。


体感零下だ。


これだから埋め立て地は。


つか、去年も同期が寒さのあまり倒れたあたりもう少し改善策を練るべきである。



十七時二分


とりあえず予定終了。


帰りがけに後輩に二郎系の誘いを受ける。


次郎?二郎?

そこらあたりよくわかっていないが、とりあえず了承する。



十八時三十分


じ郎系ラーメン屋到着。


ビビり散らかし、手前手前で作法を聞き、いざ入店。


まず入った途端に湯気と油の匂いに包まれる。


そこまでは良いとして、店の中で米津玄師が流れているのに驚く。


私の想像の中のじ郎は皆が一言も発さず黙々とラーメンを食い、飛び交うのはコールと怒号だけみたいな感じだったので。



十九時


退店。


ネットで聞き齧った作法のままに一心不乱に食い尽くした。


私は飯を食べるのがかなり早い方で周りの箸の進み具合を察してスピードを調整しているのだが、今回はほとんどノンストップだった。


やはりこういう店に来る者たちは皆鍛え上げられているのだと悟った。



十九時十五分


重い腹を抱え、ブレスケアを購入して駅に降りる。


血糖値スパイクに消し飛びそうになる意識をなんとか繋ぎ止めつつ、後輩と別れる。



二十時


最寄り到着。


電車の中で爆睡かましたが、最寄り手前でなんとか起床に成功。


下手したら終点まで起きないレベルの深さの眠りだったため、ほとんど奇跡のような形で駅前に降り立つ。



二十時十五分


家着。


歯磨きからの即座に入浴。


45℃の中で、至る。



二十一時 (予定)


予定である。


なんせ今至っている最中で日記を書いている訳で。


とりあえず風呂から出た後、ベッドに即イン。


洗濯に関しては明日でいいだろう。


15時間もあれば多分乾くだろうし。


とにかく眠い。


かなりの眠気ではあるが、今寝ればそれでも明日はそれなりの時間に目を覚ますだろう。


これで終わらせるのだ。


永劫の輪廻を。


睡眠の先送り前払いを。


休日は前日の疲れから昼過ぎまで寝、平日は寝過ぎた休日のツケを不眠という形でジャブジャブ払うと言ったことを繰り返すとかいう負の連鎖を。

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