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2/4 優柔不断
電車の改札口を通る。
最近の交通ICは、スマートフォンに連携されており、背面を軽くタッチさせるだけで電車に乗ることができる。
この交通系圧縮により、財布を持ち歩かなくなった私が学生証云々の提示を求められる際に毎度冷や汗をかくことになるのは、一旦置いておこう。
改札の機能は多岐に渡る。
ICの認識、通過可能かの判断、そして、ICの残高。
ICの残高。
1200円。
通学定期は随分前に切れていた。
春休み入ったし、部活も2日に一回だし、定期を買い直すほどじゃないと考えていた1週間前の私を殴り倒したい。
思ったよりも早く減る残高、しかし、2月初旬には長めの空白期間がある。
定期を買うか、買うまいか。
そう考える合間に、時は過ぎ去る。
一回の往復で600円が引き落とされていく。
あれ?これ、初めの方に定期券買っとけばよかった?
でも、そろそろ休みが来るし、1週間ちょっと開くなら、休み明けに買った方が結果的に得か?
休みが来るまで残り3日。
残高1200円。
2日は持つ。
最後の1日は?
チャージ?
チャージしたら一月分の定期と値段変わんなくね?
あれ?
アホ?
アホか。
優柔不断もかくの如しである。




