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1/26 その資格

やはり瞼の裏にYouTube shortを投影する技術であろうか。


とはいえ、ただ投影するだけで操作はリモコンか何かで行うでは完全なる爆寝YouTube short体験とは言えないので、意思だけでスクロールができる技術も必要なのではないか。


私は常々思っているが、ある日突然大金が転がり込んできたらどれほど幸福なことだろうか。


世の中、なんにせよ金である。


飯を食うにも、風呂に入るにも何にしても金がかかる。


信じられないかもしれないが、人は寝ているだけで金を浪費するのだ。


この冬は寒かった。


私の座右の銘は「一旦寝る」だが、その一旦寝るにしても快適な睡眠を提供するため消費されたヒーター代は、一月経って私に目玉がとび出るほどの電気代を請求してきたのだ。


やはりは金が必要である。


大金が欲しい。


何にしても大金が欲しい。


どのくらい欲しいかと言うと、透明な空飛ぶ絨毯くらい欲しい。


空飛ぶ絨毯ではあるが、比較対象としてあげるのならそこに「透明な」という形容詞が必要である。


空飛ぶ絨毯はそりゃもう大金よりも欲しいが、それでは比較対象としては不適合であるので、一度無くしたら部屋中を手でペタペタ探りながら探さないといけないであろう「透明な」というデバフを付与する必要があったのだ。


それに、飛ぶ時下からの遮断性が透明なことで半減するのも透明なことへのマイナスポイントである。


何にせよ、それほど私は大金が欲しい。


だがまぁ、ランプの魔人にせよ石油王にせよ、大金を得た後の具体的なビジョンがないものに大金を与えようとは思わないだろう。


そこで、瞼の裏にYouTubeショートを投影する技術である。


埋め込み式のデバイスか何かで、考えるだけで下にスクロールするタイプである。


おそらく開発は難航するであろう。


そこで必要になってくるのは大金である。


多くの研究者の衣食住、継続開発費諸々、研究施設の電気代。


並の大金ではこれら開発を進めること叶わない。


おそらくは国家予算並みの大金が必要であろう。


それら大金を瞼の裏投影技術に注ぎ込み、その一部を使い込み豪遊するまでが私の大金獲得後のビジョンである。


おそらくは多くの犠牲を伴うであろう。


使い込みが税務署などにバレ、色々差押などになる可能性も否定できない。


しかし、多くの金を運用する能力を持つもののみが大金を手にする資格を得るのだ。

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