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9/8 BACKROOMS見た



黄色い小部屋にいる。

両の壁は両手を伸ばしてギリギリ届かないくらい。


天井は高く、白い蛍光灯が遠くで光っている。


心臓が脈打つ。


じんわりと滲み出す汗。

目線が周囲を泳ぐ。


足元。


壁に穴がある。

40cmくらいか。


体を捻じ込めば入れなくはない。


壁を触る。

拳で殴ってみても、分厚い硬質な反応が帰るだけ。


監視カメラが何処かにあるのだと考える。

そうでなくてはならない。

そうでなくては意味がない。


監視されていなければ、こんなことされる謂れはない。


天井にある。

きっとある。


反動をつけて上がろうにも、動画で見たパルクールのようには出来ない。


足を突っ張らせて登ろうとして、太ももに走った激痛に身を落とした。


足を抑えてしゃがんだ先に、黒々とした穴が見える。


黒々とした穴が


上を向く。


蛍光灯が白く光っている。


目の中に残像が残る。

視界に黒い点が残る。


息を止める。

穴に体を入れる。


一瞬で視界が黒に変わる。


穴に入って気づいたが、これには微妙な傾斜がついている。


先に向かうにつれて下に向かう傾斜が。


頬に触れる材質はカーペットのよう。


肘をついて匍匐前進する。

肩が擦れる。

爪先が小部屋の感触を失った。


ん


材質が


地面の?


手が

すべって


……。


気づいた時には、体は逆さまになって止まっていた。


周囲は見えない。


体の各所に鈍痛が走る。


手で周囲を弄る。


無機質な壁


壁



極狭。


入ってきた穴とほとんど変わらないような広さの周囲に囲われている。


傾斜が変化している。


血がのぼる


もがく




足は空を切る。


手で押し出す。


足先が何かに触れる。



何かに?


体をさらに押し出す。


足裏がつく


足裏が




押しても


動か


蓋




蓋




手が滑る。


鈍痛



手が滑る。


手が滑る



……


こういうのが主に私がバックルームとかリミナルスペース系に捉える精神であり、あの原題に対しては爆音!とかジャンプスケア!とかバカ怖モンスター!!とかが主ではないと思っている。


上でいうのが狭さに伴う不自由と恐怖だとすると、バックルームとかリミナルスペースは広さによる自由と恐怖である。


つまりは際限のなさ。

無限に続くカーペットと、黄色い壁。

後ろを見ても前を見ても、どこを見ても変わらない空間。


あちこちに物がありながら、その実大海原にポツンと取り残されたのと大した違いはない。


永遠の無力感。


無力感であるはず


私が言うとは思いませんでした、首突っ込むなよ主人公!


無力であれ!

勇敢であるな!


明らかにこの世のものじゃない空間で、「Hello(誰か)?」じゃないんですよ。


いねーから!多分人間なんて!


少なくとも私が初見であの空間に辿り着いたとして、入り口から半径2m外に出ることはありません。

どう考えても5秒で迷子になる構造だし、ましてや音のなっているものに近づくなど。


近づくな!開けんな!入んな!


わかります、モンスターから逃げるためにいろんなとこに逃げ込むのは。


自分から行くこたねーんですよ。


ああいや、怒ってないんです


ほんとは私だってクリーピーパスタの話とかヘッドカノンの設定とか8番出口の話とかしたかったですよ。


したり顔で


でもまさかこの時代にあのムーブする主人公が残ってるなんて!


POTSじゃねーんだ帰れよ


ほんとに感情的になっているわけじゃないです。


真顔です


ありますよね

キレてる時別に頭の中までキレてるわけじゃない

攻撃意識があるわけじゃない

ただそう言うのがズレるだけです。


怖かった!


モンスターを出すなって言ってるわけじゃないんです


モンスターが出てない間のが怖いのが問題なんです


バックルームより怖いのが問題なんです


問題ですよ


おそらくタカが外れるだろうなとは思いました。


ゾンビ映画とかでも、真っ先にゾンビになったやつが多分1番幸せみたいな考え方は持っていましたし。


失神する


忘れていませんか


結構おもれー


昨日見たんですけど、メアリー?

静謐さが必要なんじゃないですか?


問題だと思います。


人が1番怖かった














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