表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/28

1/25 受動的

変わってやりたいと思う。

ともにその苦しみを分かち合い、できることなら私がその全てを請け負ってやりたいと思う。

誰とと言われれば、昨晩の私である。

人のメンタルの在り方というのは大変に難儀なもので、本人がそうあろうとしても反対の結果を導くケースが多分にある。そうあろう、そうなりたい、かくあるべきと望んでも、それは体を規制し、主たる私たちの敵として立ちはだかり続ける。

何かというと、昨晩の私は不眠に唸っていた。

これは私の悪いくせであろうと思うが、寝よう、寝ようと思う程に目は爛々と冴え、眠気なんぞはふつとも沸かない。

早く床についても変わらない。眠とは受動的なもので、能動的にできることではないのだ。

結果として、昨晩の私は眠れぬままに午前三時のデジタル盤をのぞいていた。

私は八時には家を出なくてはならない。

起きるのなら七時だ。しかして、意識は体の操縦席にふんぞりかえり、そこから退く気は無いようだった。

それから5時間。

今の私は外着に着替え、駅への道を歩んでいる。

あれほど頑固に操縦席に固執していた意識は、今かいまかとそこから逃げだすタイミングを伺っている。

変わってやりたい。

眠気とは受動的なものだ。

今の私にはどうしようもできない。

昨晩の私よ、その不眠の苦しみを今の私に分け与えたまえ。叶うことなら今の私をベッドに横たえ、代わりに部活に行ってくれ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ