1/23 ベッドの上で
眠っている。
全てから逃れて。
天使のような寝顔で。
眠っている。
すべての原因はインフルエンザの咳止めに由来する。
朝に起き、飯を食い薬を飲んで意識を失い、昼に起き、飯を食い薬を飲んで意識を失い、夜に起き、飯を食い薬を飲んで意識を失う。
学校がある日などはそのルーティンは定かでないが、昼過ぎごろに帰っては寝、夜起きて飯食っては寝ているので、日平均にして十二時間以上は床に着いている。
眠っている。
薬の副作用だ。
ついつい眠ってしまうのは仕方がない。
仕方がないが、テスト週間にそのムーヴはいかがなものか。
副作用という言い訳を得た私の現実逃避ぶりは凄まじいところがある。
水を得た魚の新たな慣用句として言い訳を得たさとよなんぞができるのではないかというもんである。
次の日にはテストがある。
持ち込みはできるが、その分範囲は極大である。
→一旦寝る。
→朝。
明日までの期末課題がある。
レポートにして5000字、さしたる量ではないが、始めなくては終わらない。
→一旦寝る。
→朝。
つーかあんたインフルエンザの時に出たゴミさっさと片付けなさい。
部屋にゴミが溢れてんだから、特にベッドの横。
→一旦寝る。
→朝。
それはもう凄まじい朝チュンっぷりである。
朝から晩まで女漁りをするで有名な友人がいるが、私の朝チュンっぷりは彼とタメを張れるのではないだろうか。
結果として受けるノー勉のテスト、終了10分前から手をつけるレポート、溢れ出るゴミの山を前に、それでも私は意識を落とすのをやめない。
眠っている。
眠れる森の美女の如く。
寝てる間に何人かの小人が課題やら資料作成やら部屋の片付けやらをやってくれることを祈りつつ。
…それは別の小人だったか。
とにかく私は眠っている。
すべての責任と、ゴミを見捨てて今日もベッドの上で。




