1/13 行動回数制限
行動回数を使い切ったのだ。
身を起こすのには、私からして莫大な気力が必要だ。
追加で安くない金を払ってBluetoothをパソコンにつけてよかったと、心から思った。
ここ最近、私の行動量は先月のそれと比較してはるかに多かったと思う。
年末年始と成人式が丁度めんどくさいスパンを開けて連続していたのだ。
年始の挨拶廻りを終えた後、1週間だけある大学に通うため新幹線に数時間揺られ、なぜかこの1週間に詰め込まれたテストを血反吐吐きながら終わらせ、部活をやり髪を切り、成人式のため実家に蜻蛉返りする。小、中、高の同窓会を梯子し、終わってなかった課題をやり、寝不足のまま新幹線で帰ってきたのが昨日である。
もうね、アホかと。
何度も言っているが、私の先月の目標は日の歩数を20以内に収めることである。
その私からして、これら2週間のタスクは1ヶ月分と用意された気力を使い切るに充分な量だった。
何せ、ここ最近の平均歩数は8000歩である。
先月の歩数は4000歩くらいに落ち着いていたことを考えると、その仕事量は単純に2倍である。
年末旅行込みでその歩数なので、それを抜けば概算4倍近くになるだろう。
尋常ではない。
私に耐え切れるはずがない。
そして事実、耐えきれなかった。
目が覚めた時、既に日は最盛を誇っていた。
設定をミスってずっと薄くなっているデジタル時計を見れば、時刻は既に12:05。
脳が全てを認識するまでにおおよそ15秒。
その時にはもう終わりを悟っていた。
今日は2限があったはずである。
出席はとうに終わっていた。
ヒーターは随分前に切れていたが、昼過ぎまで窓からの光を溜め込んだベッドは、陽だまりの如き心地良さだった。
起きる気力は湧かない。
枕元には、BluetoothでPCと繋がるキーボードとマウスがあった。
枕に頭を置いたままでも、モニターは画面の全てを私に向けている。
スペースボタンを押下した。
昨日つけたまま寝たYouTube動画の続きが流れ出した。
「…。」
Bluetoothをパソコンにつけてよかったと、心から思った。




