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まったり異世界バイク旅。  作者:
第一章 転移、そして旅立ち
9/15

旅立ちの日

翌朝、下に降りる

するとそこには朝ごはんを食べているリナがいた

こちらに気づいたようで笑顔を見せるが顔は少し眠たそうだ。


「おはよー」

「おはよう、リナ。俺明日の朝にはここを出ることに決めたんだ。」


ここの村にずっとお世話になるのも申し訳ないと思ってはいたのだ

するとリナは、食べていたパンを皿におきこちらを見て少し悲しそうな目をする


「…そうなんだね」

「ああ。悪いな」

リナの優しさに申し訳なさを感じる

「ううん。ユウマが決めたことでしょ?私は応援するよ」


俺はここを出発する準備を始めた。

買った食料を入れ、バイクにつける。

「…あ。服買ってねえや」

そういえばこの村ではずっとパーカーなのだ。

水洗いしているとはいえ流石に限界がある。

パーカーだからこの世界だと服装で浮いてしまうし

動きやすい服が欲しい物だ。

宿に戻りリナに聞く


「リナ?服屋って無いか?」

「服屋?それならここの道まっすぐ行った奥にあるよ?」

「ありがとう、リナ」


服屋に入ると暇していたのであろう店員と目があい素早くこちらにやって来る。

服屋の店員はどこの世界でもこうなのか?


「いらっしゃいませ、どのような物をお探しですか?」

「比較的動きやすい服をいくつか欲しいのですが」

「少々お待ちください、お探しします。」


店員が奥に引っ込むと、ふと隣にあったターコイズブルーのワンピースに目が止まる。


「リナのプレゼントにちょうど良いかな…?」


そんなことを考えていると店員が帰ってきた。


「5着ほどお持ちしました。」

「ありがとうございます」


いかにも冒険者らしい服から、日本でよく見た服まで沢山だ。

その中に黒い皮の上着があった。

説明がしずらいがなぜだか心が惹かれる

上下セットで買い、他にもいくつかの服とワンピースをプレゼント用に買った。

「ありがとうございましたー」

店を後にすると、バイクを改造してくれたおっさんに挨拶をしにいく。

前に教えてもらった店に居た。


「明日、ここを出発するんです。色々とありがとうございました」

「そうか、これからも頑張れよ」


挨拶を済まし、宿に帰るとリナは食堂に居た。


「ただいま。これプレゼント」

「え!?わざわざ私によかったのに〜」


そう言いつつ嬉しそうな顔で箱を開けている

リナはワンピースを見て嬉しそうな顔をする

「ちょっと待ってて!」

服を持って部屋に行ったようだ。

しばらくすると、着替えてきたリナがやってきた


「どう…?似合ってる?」

「似合ってるよリナ」


普段とはまた違う雰囲気のリナがそこには居た

さて、明日の朝には旅立ちだ。





翌朝。俺は昨日買った服に着替えてバイクに荷物をまとめる。

しばらく泊まった宿ともお別れだ。最後まで布団は硬かった。

下に降りて朝食を取りに行く。

パンを頬張っているとリナが普段の服でバッグを持って降りてきた。


「おはよう。今日旅立つんでしょ?次はどこにいくの?」


昨日のうちに地図を見てこの先のミトラという街に向かうことを決めている


「この先のミトラってとこに向かう予定だよ」

「ふーん。」


なんだか少しニコニコしている気がするのは気のせいか?

ご飯を食べ切り、部屋に忘れ物をしていないかを確認する。宿の人にも挨拶を済まし、外に出る

荷物は全てまとめた。ヘルメットを被りバイクにまたがる。エンジンをかけたその時。

「ユウマっ!」

聞き慣れた声と共にドンッと衝撃がくる。

小さな腕が回されミラー越しに映るリナの顔


「サプライズ!少しは驚いた?」

「リナ⁉︎何してるの!?」

「一人じゃ大変でしょ?だから勝手についてくの!」


まさかリナが来るとは思わなかった。

一人で旅をする覚悟はしていたものの、やはり心細さがなかったわけではない。リナという頼れる仲間が、これからも一緒に旅をしてくれる。それは何よりも心強い。


「それじゃあ出発ー!」


リナがそう言うと俺はバイクを走らせる。

お世話になった村が、あっという間に遠ざかっていく。次の目的地はミトラという街。

リナが肩越しに景色を見ている。

この先の道がどうなっていくのだろうか

バイクはどんどんと進んでいっていた。

大変お待たせしました!遂に旅立ちです。

ここから始まるバイク旅はどうなっていくのか!

感想やレビューもお待ちしてます


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