バイク大改造
朝起きるととんでもなく寒い上身体中が痛かった。
布団がその辺の漫画雑誌より薄いぞこれ。
部屋の外に出るとちょうどリナも出てきたようだ。
「おはよー。ご飯食べに行こっか」
ブランケットを見に纏いとても寒そうにしている。そりゃそうだろう
銀貨をカウンターに出し朝食を買うらしい。
スープとバケット2きれ。
リナの隣の座席に座りパンに齧り付く。
スープが体に染みるー!冷え切った体が中から温まるのがとても良い。
「今日は寒いね…」
リナとそんな会話をしているといかにも職人感のある人が入ってきた。
「お前がユウマか?」
「はい、そうですが何か?」
「外にあるバイクという乗り物を見せてはくれないか?」
この世界では珍しい物なのだろう。
「良いですよ」
職人のおっさんと一緒に外に出る。
外はとても寒かった。
「これどこが動力なんだ?」
「ここですね。」
「どうやって動いてるんだ?」
「ガソリンっていう液体で動いてることしか知りません。」
数十分じろじろと見ていたおっさんは口を開いた
「…そのガソリンってものが無くても良くなるかもしれないぞ?」
「本当ですか⁉︎」
それはとても嬉しい。いつかガス欠する運命なのだ。
「1日あれば改造する。金貨はあるか?」
「2枚なら」
「わかった。それで改造してやる」
「ありがとうございます!!」
ガソリンのいらないエンジンの完成が楽しみだ
「何してたの?」
「あのバイクって乗り物、何も使わずに動くようになるらしい」
「それってすごいの?」
「とってもすごい」
「良かったね!」
すると宿屋の女将さんがこっちにくる。
「昨日の!」
「あっこんにちは」
「あの魔道具高く売れたよ!はい金貨10枚!」
「ありがとうございます!」
「あれは質がいいね、他にもあったらまた教えておくれ」
「ありがとうございました」
臨時収入ゲットだぜ。さてフリーマーケットに行こうかな
さて、バイクはどうなるのでしょうか
次回、フリーマーケットに突入です