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まったり異世界バイク旅。  作者:
第二章 ミトラ編
11/18

新しい街ミトラへ

枯れ木峠を抜け数時間、遂に街が見えてきた。

リナは疲れて後ろで寄りかかって寝ている。


「そろそろ見えてきたぞ」

「うっ、うーん。おはよー」


起きたようだ。ミトラはステラとは違い、しっかりとした壁がある。踏み固められたであろう道を進み

入り口についた。すると門番が驚いた顔でこちらに話しかけて来る


「何だその魔物は⁉︎」

「いえ。乗り物です」

「…そうか、身分証は?」


バックから身分証を出す。


「何の用で来たんだ?」

「旅です。」

「滞在はいつまで?」

「1週間ほどかと」

身分証をしまう時に腰にあった銃に気付かれたようだ。

「腰のそれは何だ?」

「銃と言う武器です」

「武器と魔法の街中での使用は禁止されているから気をつけろよ。それじゃあな」

「ありがとうございました」


門を通過し、街の中に入る

ミトラはステラとはまるで違い、高い建物も多く人もたくさんいる。店もたくさんあり、とても活気のあるように見える。

リナがこちらに向け話しかけて来る


「わあ、すごーい!ステラとはまるで違うよ!」

「そうだな。リナ、とりあえず宿を取りに行こう」


二人は賑やかな通りをしばらく歩き、いくつもの宿屋の看板を目にした。その中から、比較的こぢんまりとしているが、清潔そうな宿屋を選んで入ることにした。

「いらっしゃいませ!」

宿の扉を開けると、明るい声が二人を迎え入れた。カウンターには人の良さそうな宿の主人が立っている。

「すみません、一週間ほど宿泊したいのですが」

そう告げると、主人はにこやかに頷いた。

「かしこまりました。お二人様でよろしいですか?当宿は相部屋になりますが、よろしいでしょうか?」

リナがこちらに向けてささやく

「大丈夫だよ」

「相部屋で構いません」

手続きを済ませ、鍵を受け取ると、ユウマとリナは指定された部屋へと向かった。部屋は簡素ながらも手入れが行き届いており、長旅で疲れた体を休めるには十分だった。

「荷物を置いたら、何か食べに行こうか。腹が減った」

リナは嬉しそうに頷く。

「うん!この街には美味しいものがいっぱいありそうだもんね!」

窓から差し込む夕日が、ミトラの街並みをオレンジ色に染めている。明日からの街での探索に胸を膨らませながら、二人は今日の疲れを癒すべく、しばしの休息をとることにした。


通りに出ると、沢山の人がいる店で賑わっている

歩いていると、まだ座れそうな店を見つけた。

お店からは美味しそうな匂いがしてくる


「いらっしゃいませ!2名様ですか?」

「そうです」

「奥どうぞー!」


どうやらここは居酒屋的なところのようだ

メニューを見ると、知らない料理がたくさん並んでいる。

リナはこの料理たちを知っているのかもう決めたようだ


「ユウマは何にするの?私唐揚げにしようかなー。後エール!」

「じゃあ自分も同じの。すみませーん!唐揚げとエール2つ!」


…よくよく考えたらエールって酒じゃん。

まあ良いや。ここ日本じゃないからね

しばらくして料理が運ばれてきて、美味しく食べた後宿に戻る。


「美味しかったねー」

「そうだなー」


リナの足元は少しふらついている。


「着いたぞー。」


早く今日は寝ることにしよう。

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