同期コラボ②
超久々の更新!
アクセスがなぜか急に伸びていて驚きを隠せません……
「さて、言いたいことはあったのであとは普通に印象について話しますか」
「あ、うん」
本当にただいうだけなんだ。
もっとなんか喋ると思ってたんだけど。
まぁいいか。
そんで私の印象かぁ、どんな感じなんだろう。
【どんな印象なのやら】
【可愛い一択だろ】
【それな】
「初対面で見た時はもう可愛いとしか思いませんでしたね」
「え」
待って?
私別に何もしてないが?
いや、うれしいんだよ? かわいいって言われて喜ばない人はいないでしょ。
でもなんでか全くわからない。
【でしょうね】
赤月怜【リアル羨ましい】
【リアルでも可愛いのか】
【速報:リアルでもレムは可愛い】
【あっ、怜ちゃんきたw】
「あっ、先輩。レムちゃんめっっっっちゃ可愛いですよ?」
【煽るなw】
【溜めるなw】
【煽ってやがる】
赤月怜【ぬぐぐぐぐ】
【めっちゃ煽ってるw】
「いやーこれは同期の特権ですかね」
え、同期が怜をめっちゃ煽ってるんだけど。
これどうすればいいの?
【レムあわあわしてるわ】
【そこまでにせいや】
【はい、しゅーりょー】
「ふぅ、少しやり過ぎましたかね。それで真面目な話、初めて会った時は小動物か! って思いましたね。なんせドアからちょっとだけ顔を出してこっち見てくるんですもん」
【なにそれ可愛い】
【は? 天使かよ】
【そうだが?】
【ママ―この絵描いてくれ頼む】
つむぐ【いいことを聞いてしまった】
「えぇ!? つむぐさんまで!? いろいろ来すぎじゃないこの配信?」
コメントに突如として現れた人に私は思わず叫んでしまった。
つむぐさんとは、私のVtuberのイラストを描いてくれた人。
いわゆる「ママ」と呼ばれる人だ。
私たちVtuberはママがいなければ存在できない、とても大切な人だ。
【こ、これは?】
【期待していいんですね……?】
【ありがとうございます】
「人気だねーレムちゃん」
コメントに乗じてそうめぐみちゃんがいじってくる。
「は、恥ずかしい……」
私がそう赤面しているとめぐみちゃんが思い出したように私に質問した。
「そうそう、気になってたから聞きたかったんですけど言葉遣いタメ口になってますよね? 口癖できないとかじゃないんでしたっけ」
【あぁ、確かに】
【だよな、おかしいと思ってた】
【まぁいいかって】
【それな】
「あー、なんか意外といけたんだよね。なんでいえばいいんだろ。怜とは一対一だったから緊張してたんだけどコメントとか入ると緊張してる余裕なんてないってゆうか……」
「あー、なるほど。じゃ、私タメ口で話していい?」
「いいよ」
「よし」
【そりゃそうだ】
【ちょっと待てw】
【緊張してたら疲れるだろな】
【無理に決まってる】
【急にタメ口使うやん】
【おいw】
【早すぎる】
【いいの!?】
「タメ口で言われるのは別になんとも思ってないしね」
「でも自分から言うのは抵抗がちょっとあると。マシにはなってるけど」
「話戻すけどそんな感じだったね。だから同期と怜ならタメ口でも大丈夫だと思う。流石に先輩達は無理だけどね」
酒巻カイト【タメ口でもいいぜ?】
【な、貴様!?】
【この酔っ払いが!?】
【何しに来やがった!】
「え、さ……酒巻先輩? なんで?」
「い、いろんな人がくるなぁ……人は来ると思ってたけど流石に予想外」
私はコメントに現れたVライブ一期生である酒巻先輩に戸惑いを隠せなかった。
いや、今までも隠せてないんだけど。
とはいえ、今回は少し違った。
さっきは面白そうにしていためぐみちゃんも驚いていた。
ここまで来るとは彼女も思っていなかったらしい。
酒巻カイト【別に俺らにもタメ口でい】
【あれ、書き込みが】
【とまったな】
幽沢レイナ【バカが迷惑かけてごめんね】
【あ、保護者や】
【幽沢ママこんちは】
酒巻カイト【嫌だ! 俺は後輩に尊敬されたい!】
幽沢レイナ【はいはい、それじゃばいばい】
「え、えぇ?」
「なんか嵐のように去っていったね」
「そうだね」
【困惑しとるやんけ】
【そりゃそう】
「ま、まぁ気を取り直してそろそろ締めようか」
「そ、そうだね。そろそろ終わりだし」
失礼だけど先輩達のことは気にしないことにしよう、うん。
「それじゃまたねー」
「ばいばい!」
【ばいばい!】
【またな!】
【バイバイ!!】
【バイバイ!】
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