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詩❲家族❳

ばればれのポーカーフェイス

作者: 日浦海里
掲載日:2022/12/08

 朝の6時に起きる。

 布団から出てカーテンを開ける。

 着替える。

 一階に降りる。

 家族である霖が座ってこちらを見ている。

 頭を撫でる。

 洗面台に行く。

 顔を洗う。

 扉から霖がこちらを見上げている。

 頭を撫でる。

 朝食を作る。

 食事を食べる。

 眼の前に座る霖の口元が汚れている。

 ふきんで拭き取る。

 頭を撫でる。

 2階に昇る。

 鞄を手にする。

 階段下で霖が覗き込んでいる。

 1階に降りる。

 頭を撫でる。

 玄関に向かう。

 靴を履く。

 太ももに何かが触れる。

 振り向く。

 霖がこちらを見上げている。

 しゃがんで抱きしめる。

 頭を撫でる。

 ゆっくりと放して、立ち上がる。

 玄関を開ける。

「行ってきます」

 玄関を閉める。

 鍵を掛ける。

 玄関に手を触れる。


 日常が始まる。


 夜になる。

 鍵を開ける。

 玄関を開ける。

 リビングから光が漏れている。

 廊下の隅に霖の顔が見える。

 しゃがみ込む。

 霖が来る。

 抱きしめる。

 頭を撫でる。

「ただいま」

 頬に温かい何かが触れる。

語り手の表情を描くなら

第三者視点の描写の方がいいのは分かってるんですが

タイトルと行動から

想像していただきたくて

こんな形にしました。


想像の余白ということでご容赦を。

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― 新着の感想 ―
[一言]  鍵を掛けてから玄関に手を触れる。  置いていってごめんね。  帰ってくるからね。  そんな気持ちなのかな、と。
[気になる点] 霖の正体によってはポーカーフェイスの意味が変わりそうな話ですね。
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