悪夢です!
…自分でも何言ってるか判んない(´;ω;`)
親切な学者さん、またはお医者さん、またはイメージしやすいCG画像だとか、無いもんかなぁ…
細菌、奥深くて困る。
何だか力が出ない。
アルヴィスの鬼調教をこなしたあと、ゲルファウストの回復魔法の一種で、スタミナを回復する種類の魔法を掛けて貰い、腸壁の地面に鞭毛は足を延ばしっぱなしにする感じにして、それでカプセル状の身体を横にして、カプセルの頭っぽい部分を線毛を二つで支えて、枕代わりにして頭の部分を上げて休んでいるのだが――周囲の警戒は俺の分隊に任せている――どうにもこぉ…身体が重いし、何かフラフラする。
風邪かなぁ、って、んな馬鹿な。
今の俺が『風邪』とやらにかかりようが無い。
風邪を引くって事は、だ、だって、それは風邪の病原体が疾患原因となっていると言う事になる。
腸炎ビブリオに風邪の原因となる細菌が侵食してくる状態である。
…いや、『そんなでかい』細菌が俺に侵食しようとして来たら、今の俺にはバレバレだからねっ!
そう。
腸炎ビブリオとなった今の俺には、他の風邪を引き起こす原因となる細菌は余りにもでかすぎる。
そもそもが、そう言うのに近寄られない為の、俺分隊の視界分担制警戒網である。
だとすると、このだるい感じは何なのだろうかなぁ…
取り敢えず、ステータスをオープンして見るか。
《ステータス・オープン》
【名前】 ヲヂサン
【レベル】 1
【種族】腸炎ビブリオ〈憑依〉
ガイスト(人間基)
《種族ランク ロイテナント》
【性別】 男
【年齢】 44
生命 0.000135/0.000135
魔力
85477643799808526908479126793883643968997756323 / 8547764379980852690847912679388364396899897303
SP 0.000028/0.000156(空腹状態)
Str 0.000127
Dex 0.000114
Vit 0.000061
Agi 0.00006
Int 92
Mnd 138
Luk 72
Cha 40
【所有スキル】
ステータスオープン LV-
蛋白質の記憶(特異点) LV-
重力魔法 (特異点) LV-(物体加圧/加熱/成形)
並列思考 (特異点) LV-
魔素物質化 (特異点) LV-
ゲシュタルト思考 LV13/30
精神攻撃耐性 LV 5/10
精神攻撃 LV 5/10
鑑定 LV 9/10
【種族スキル】
ポルターガイスト LV4/10
憑依 LV2/10
鞭毛操作 LV3/10【2up】
線毛操作 LV2/10【1up】
…さっきまでSP値は
SP 0.000034/0.000156【0.00008up】
で、今はこう。
SP 0.000036/0.000156(空腹状態)
もしかして、腹減って飢えてるんだろうかなぁ、これ。
だとすると食べ物だよな…
腸炎ビブリオって、何食うの?
ってか、これヤバくない!?
SP値の回復が今までよりも何か…遅い。
どうなってるんだろうなぁ…
鑑定でSP値を調べて見る。
【SP値】を鑑定。
スタミナ値、運動を継続する事によって消費して行く。
スタミナ値には数値上の表記には見えない【総保有生体内エネルギー】があり、内臓内に保存しているエネルギーや身体中の皮膚の内側にあるエネルギーを全部足した総量がこれにあたる。
空腹状態になると、生体はこの【総保有生体内エネルギー】を消耗してSP値の回復・生命活動の維持を行うが、回復速度は一般的には遅くなり、状態によっては各種能力値にも影響が出始める場合が有る。
【総保有生体内エネルギー】が尽きてしまうと、その生物は生体活動が出来なくなり死亡する。
そうか、今現在、細菌になっている俺の状態はやっぱり、「腹ペコ」だったんだなぁ。
確かに、確かに細菌になってから、結構な時間が経っているもんな。
ってか、【総保有生体内エネルギー】ってこれ、所謂ところの『裏パラ』って奴なのかもな。
他にもこのステータスとやらには『裏パラ』的な存在が有るのかも知れないな、これは頭の隅にでも入れて置こうか、何と無く、重要な気がするんだよ。
…まぁ、肝臓やらに蓄えられているグリコーゲンやら、体脂肪的なものだけで、今現在の俺は活動している…と。
そんな感じの解釈で大丈夫だろう。
考えて見たらば、これはダイエットのチャンスだったりする!?
等と、悠長な事を考え始めていた。
《ちょっと待ってろ~、今ググって調べっから。戦車部隊、引き続き警戒を。攻撃については各々の判断に任せるが、脅威が発見された場合は、俺を介さないで直接奴へと報告せよっ!》
主面視界担当の俺がそう言った。
多分、スマホか何かで調べ始めているのだろう、「腸炎ビブリオ」について。
…かなり時間が掛かってしまっている。。。
俺達間での意識、情報のやり取りは一瞬なのだが…奴は今、現実世界でスマホで文字を打って検索して調べ、眉間に皺で文字を追っているのだろう、どうにもタイムラグがあるのは仕方が無いのかな…おっ!ようやく今奴の思考が流れ込んで来る。
《腸炎ビブリオはぁ~、コレラ菌と同じ…ビブリオ科・ビブリオ属の仲間で…古典的なビブリオの特徴とはちょっと違う特徴を持っている…コレラ菌は「コンマ」のマークみたいに、このカプセル状の身体が緩く弧を描ているのに対して、腸炎ビブリオはフラットなカプセル型って…おい、お前、さっきから悩んでいるみたいにカプセルボディーをグネグネと曲げたり、そして今も線毛二本で器用に枕みたいにして寝っ転がってっけども、このカプセル状の身体は本来は曲がってないらしいよ、あれかな?異世界転生特典で体、曲げられるサービスなのかな、その姿勢はさ…どうなってんだよ、そのお前のビブリオボディーは!?》
へぇー、本来はこれ、グネグネ曲げられないのか。
俺は起き上がってスクワット気味に屈伸するみたいに、鞭毛ですくっと立ち上がり、カプセル状の身体を前方にグネグネ、背中側にグネグネさせている。
「前方」やら「背中側」の定義が怪しいのだが。
一応、視界が広がっている方向を「前方」と定めているのである。
見た目は前方も背中側も無くて、のっぺりとしたカプセル形である。
奴がネットでググった結果としての情報、
『古典的なビブリオの特徴「コンマ」のマークみたいに、カプセル状の身体が緩く弧を描ている』
の部分で、どんな形なのか、奴が目にしている視界情報が出て来た。
コレラ菌を映した映像らしいが、あ、これ、ファミコンのハイド○イドスペシャルに出て来たモンスター、スライムの形、それで判らなかったらあれだ、謎のカラフルなお菓子、『ジェリービーンズ』形。
あの形のどっちかの端に鞭毛がこう…ひょろろぉ~ん ってな具合に生えている、その様な印象だった。
東村山出身の、コロナ禍でお亡くなりになった、俺が大好きだったお笑い芸人さんのコントに出て来る、あの
「へんなをぢさん」
でやっていた顔に描いているメイクの、黒子に毛がこぉ…ひょ~ん!
ってな具合である。
《中々なぁ…ネットでの調べ物ってのは儘ならないんだよな。「腸炎ビブリオの食べ物はなにか」で調べても、出て来る結果が、腸炎ビブリオが繁殖する食べ物の種類だとかになってさぁ…あ、まてよ、これ…》
この際だ、己の身体の事を理解する時間が必要だろう。
もうちょい、奴の話に耳を傾けようか。
何せ、唯一地球のインターネットとの接点が有るのだからなぁ。
孫氏も「敵を知り、己を知れば百戦して危うからず」って兵法書に書いていたしなぁ。
この際だ、色々と調べて出て来た事を、俺分隊やら、前惑星組にやらも共有させようじゃないか。
彼等は異世界人で、細菌なんて知識には乏しいのだろうしなぁ、ゲルファウストは何か知ってそうな気配だったけども。
彼だって、その存在を確信的に信じて、研究して、そして実際に顕微鏡的な機材を用いて目視して存在を確認した訳では無くて、ただ、漠然と、『その様な存在が、どうも居るらしい』程度の認識だしな。
これから、細菌としてやってくんだ。
その辺の関心・知識レベルをみんなで共有する良い機会じゃないかっ!
よし、俺よ、もっと語ってくれ。
《ビブリオ科の細菌は腸内細菌科と同じ様に、【通性嫌気性】で…ブドウ糖を発酵する【グラム陰性菌】で…菌体の一端に一本の鞭毛を持つ点で他の腸内細菌科とは区別されている…腸炎ビブリオはこの鞭毛の他に、これよりも細く菌体の周囲全体に生えている【周毛性】の鞭毛を持つ点でコレラ菌などとは異なっている…この他【ショ糖】を分解しない性質から他のビブリオ属の細菌と鑑別されるみたい…》
《この【通性嫌気性】ってーのは…細菌のエネルギー獲得の為に、酸素が存在する環境では【好気的呼吸】によって【ATP】を…生成するのだけども、酸素が無い環境に於いては【発酵】によってエネルギーを得られる様に代謝システムを切り替える事の出来る能力または性質の事だな。》
《【グラム陰性菌】ってーのは…………【グラム染色】に於いて【クリスタルバイオレット】による染色が脱色される細菌の総称…らしい。【グラム陽性菌】では【クリスタルバイオレット】は脱色されないみたいで、その脱色されるかされないかがつまりは…グラム陰性と陽性の違い…と云う事らしい。グラム染色試験では【対比染色】として通常は【サフラニン】が【クリスタルバイオレット】の後に加えられて、全てのグラム陰性菌は赤、或いは桃色に染色される…らしいよ。》
うん。
…ちょっと、ちょぉ~っとさぁ、
何言ってるか判んない。
それは多分、俺もそうだし、そして奴も一緒だと思うんだ。
頭から白煙が吹きそうだぜ。
頭の中で纏める必要を感じるな。
【ビブリオ科の「他の細菌達」と「腸炎ビブリオ」との違い】
…腸内細菌科と同じ様に、「通性嫌気性」で、ブドウ糖を発酵する「グラム陰性菌」で…菌体の一端に一本の鞭毛を持つ点で他の腸内細菌科とは区別されている…腸炎ビブリオはこの鞭毛の他に、これよりも細く菌体の周囲全体に生えている「周毛性」の鞭毛を持つ点でコレラ菌などとは異なっている…この他「ショ糖」を分解しない性質から他のビブリオ属の細菌と鑑別されている。
【通性嫌気性】
…ブドウ糖を発酵する性質を持ち、エネルギー獲得の為に、酸素が存在する環境では「好気的呼吸」によって「ATP」生成するのだけども、酸素が無い環境に於いては「発酵」によってエネルギーを得られる様に代謝システムを切り替える事の出来る能力または性質の事。
あれかな。ガソリン走行とモーター走行を使い分けられるハイブリッド車みたいな感じで、「呼吸」と「発酵」を使い分けている感じなのかな?
腸炎ビブリオに転生した俺はどうやら、ブドウ糖をエネルギー源に出来るらしいが「ショ糖」とやらはエネルギーに使えないらしい。「ショ糖」とは何なのかについては後で追々奴に検索して知らべて貰おうかな。
【グラム陰性菌】
…「グラム染色」に於いて「クリスタルバイオレット」による染色が脱色される細菌の総称。「グラム陽性菌」は「クリスタルバイオレット」では脱色されないみたいで、その脱色されるかされないかがつまりは、グラム陰性と陽性との違いと云う事らしい。グラム染色試験では「対比染色」として通常は「サフラニン」が「クリスタルバイオレット」の後に加えられて、全てのグラム陰性菌は赤、或いは桃色に染色されると言う性質・特徴がある。
「クリスタルバイオレット」
トリフェニルメタン色素の一種らしい。別名ベーシックバイオレット3、または塩化メチルロザリニンと呼称されているらしい。うん、難しく調べるのは止そう、何か…遺伝子だとかを染色する絵具的な何かだ。物質の名前だ。多分、バイオレットってくらいだから、紫色の絵具だ。
何か、化学式ってーのかな?
あれが何だか擬人化されそうなデザインで可愛い。
てっぺんに『シュタッ!』っと立ってポーズを取っているみたいなお茶目な化学式だ。
\⊕/ { ワーイッ!
N
||
だとかやってそうな記号が化学式のてっぺんに有るのである。
「対比染色」
主となる染色に対照的な色の染色を行い、染色された構造物の可視性を高める目的で行われる染色の事らしい。う~ん、最初に青色に染まる性質を持つ遺伝子だか細胞だかを染色しといて、次に赤色に染まる性質を持つ奴を染色したらば、顕微鏡だとかで見やすいだとか、そんな事かな?
「サフラニン」
サフラニン、またはサフラニン0、またはベーシックレッド2は組織学、細胞生物学で用いられている染料であるらしい。細胞核を赤く染める性質を持ち、グラム染色等で対比染色に利用されているらしい。難しく考えるのはよそう、赤い絵の具的な何かだ。
「周毛性」
『周毛』がそもそも、多数の鞭毛が細胞の様々な場所から生えているって意味合いだから、その性質を持っているという事だと思う。
「ショ糖」
スクロースまたはショ糖は糖の一種であり、砂糖の主成分であるらしい。甜菜や砂糖黍等から得られるそうだ。先進国に於ける主要な甘味料であり、砂糖黍や砂糖大根・甜菜から抽出し、純度を高めて結晶化したものだそうだ。
グラニュー糖・白ザラメ糖・中ザラメ糖・上白糖・三温糖・角砂糖・氷砂糖・原料糖…凡そ、世に出回っている砂糖の殆どは最低でも95%以上はこの、ショ糖らしい。
唯一、ショ糖含有率が低いのは75~86%の黒砂糖と云う事である。
奴がググって調べた範囲内では。
腸炎ビブリオは、このショ糖をエネルギー源には出来ない事が他のビブリオ属との相違点らしい。
「好気的呼吸」
そもそも、生物に於ける呼吸とは、二種類あるらしい。
① 細胞呼吸…血液と細胞とのガス交換で、細胞が最終二酸化炭素を放出する「異化代謝系」で、「異化」とは、分子を小さな構成部分に分解してエネルギーを取り出す代謝の過程の事。異化作用では多糖や脂質、核酸や蛋白質等の大きな分子が、それぞれ、
多糖→単糖
脂質→脂肪酸
核酸→ヌクレオチド
蛋白質→アミノ酸
等の小さな物質に分解される…らしい。
…ヌクレオチドって何??
ヌクレオチド…ヌクレオシドにリン酸基が結合した物質の事らしい。
ちょっと何言ってるか判んない。
ヌクレオ『シド』…五単糖の1位にプリン塩基またはピリミジン塩基がグリコシド結合したもので、DNAやらRNAやらを構成する単位であるらしい。
ヌクレオチドが鎖の様に連なりポリヌクレオチドになる。アデノシン三リン酸はリン酸供給体としても機能し、加えてセカンドメッセンジャーの機能を持つcAMP等も知られる…遺伝暗号のコドンでは、ヌクレオチド3個でアミノ酸一つをコードしている…らしい。
ヌクレオチド・ヌクレオシド・リン酸基・五単糖・プリン塩基・ピリミジン塩基・グリコシド結合・ポリヌクレオチド・アデノシン三リン酸・リン酸供給体・セカンドメッセンジャー・cAMP・コドン…
…この辺は諦めよう。
脳味噌の収拾付かなくなって来てるからっ!
せっかく治まってまって来てた脳内の白煙また出て来たからっ!
はい、つぎぃ~!!!
呼吸の種類の①、細胞呼吸の説明、これにて終了ぉっ!
もうダメ!
もう無理!!
「ATP」
『adenosine triphosphate』のATP三文字を取り出して短縮形でこう呼ばれているらしい。アデノシン三リン酸の事である。さっきも何かコイツ出て来たよな。
「アデノシン三リン酸」
アデノシンのリボース(=糖)に3分子のリン酸が付き、2個の高エネルギーリン酸結合を持つヌクレオチドの事。
ATPは真核生物や真正細胞の全てが利用している解糖系でも生産される物質の為、地球上の生物の体内に広く分布する…と。生体内ではリン酸1分子が離れたり結合したりする事でエネルギーの放出・貯蔵、或いは物質の代謝・合成の重要な役割を果たしている。全ての真核生物がこれを直接的に利用している…らしい。生物体内の存在量や物質代謝に於けるその重要性から、生体のエネルギー通貨と形容されている…と。
離れたり結合したりする事でって…これは何だかエンジンのピストン運動みたいだよなぁ…何だろ、最近のF1グランプリのエンジンメーカーが、動力の事をエンジンではなくてパワーユニットだとか言い始めて…それで、運動エネルギーを放出・貯蔵が出来る、運動エネルギー回生システムだとかがエンジンに付くようになってきた…あの感じをイメージするなぁ。
有用なモノはそれが例え製品だとしても、資産として換算可能な場合が有って、それは例えばスイスのパルメジャーノ・メッジャーノチーズがそれだ。スイスの銀行だとあれは資産扱いだしなぁ…あんな感じで、あれか?有力なエンジンメーカーのパワーユニットは引く手あまたで、つまりは、パワーユニットであり、資産として認められるお金みたいに通貨としても使えそうな何か的なイメージ?
ちょっと難しい。
ハンバーガーショップで、ハンバーガー買って、それをエンジンで支払う的な…
…
……
ちょっと、不思議な世界だ。
わがんねど、
さっぱりと、わがんねど!
「発酵」
① 生物が栄養素として取り込んだ有機物を嫌気的に、つまり、酸素を使わずに、代謝してエネルギーを得る過程。
② 微生物が発酵食品など人間に有益な有機物を生成する過程全般を指し、有益ではない物を生成する際は腐敗と区別されている。①の意味合いとは違って、その過程が嫌気的でなくとも良く、好気的・嫌気的な場合をそれぞれ、好気的発酵・嫌気的発酵と云う。
嫌気的な発酵はあれかな?
ヨーグルトを増やそうと、牛乳に種を入れてペットボトルで増やすと言う、貧乏時に奴が昔に良くやって居たのがコイツだろうか、確かに、殺菌したペットボトルの中に空気の隙間が出来ないくらいに牛乳とヨーグルトの種と、オリゴ糖をぶち込んで、蓋をしてから毛布にくるんでホットカーペットに寝かせて1日くらい時間をかけると、牛乳はヨーグルトになっていたし。あれは多分、酸素を必要としない、嫌気的な発酵に違いない。
一方、好気的な発酵と云うのは…こいつは自分ではやった事は無いが、麹菌・納豆菌がそうらしい。好気的な発酵は、その過程で熱が発生しやすいらしい。酸素を使って酸化させる発酵であるのだからそれは当然だろうな。物が酸化する時、熱が発生するんだ。極端に表現したらば、火が燃えているのも、あれは酸化の一形態だからなぁ。そりゃあ、熱いだろうさ。人間だって、あれは砂糖やら、炭水化物やらを、呼吸によって酸素を取り入れて、燃やして酸化させて、だからその代謝システムを用いている生き物達は大体は温もりがあるのだ。
嫌気的な発酵のイメージ…クールでスタイリッシュなヴィジュアル系人間。
好気的な発酵のイメージ…熱血で動き回るスポーティーな運動部活系人間。
そう頭の中でイメージが固まってしまったぞ。
元々、何について調べていたのか…
その事すら忘れてしまいそうになって来る。
何だっけ?
今、何処まで調べたのだっけかな?
…思い出した。
生物に於ける呼吸とは、二種類あるらしい。
さっきまでの奴は、その一種類目についてだったな。
一種類目、これにて終了っ!
2種類存在する呼吸のその②、
行ってみよぉ~!
② 外呼吸…空気と血液とのガス交換で、多細胞生物体が外界から酸素を取り入れてそれを体内で消費して二酸化炭素を放出する事。
…こっちの説明に関してはすんなりと腑に落ちた。
馬鹿な俺でも、高卒の俺でも、中学校位ン時に学んだ奴だ。
これについては特に言及する事も無いだろう。
で…
俺が疑問に思ったそもそもの切っ掛け。
SP 0.000038/0.000156(空腹状態)
また、ちょっと回復しているが。
この、空腹状態を解決させる為には、俺はどうしたら良いのだろうかなぁ…
そいつが未だ解決しないままである。
判らない事が多すぎて、いちいち調べ上げた結果として、本来、知りたい事に手が付かない。
本末転倒の具現化である。
木を見て森を見て居なかった。
《おっ、ようやく、ようやく本来の疑問が解決しそうな記事、みっかったぞ!…えぇと、グラム陰性菌の栄養摂取には、外膜・ポーリン・細胞壁・細胞膜が関わる…細胞膜には栄養を取り込む為の特別な蛋白質が埋め込まれていて、単なる拡散現象では細胞膜を通過出来ないので、この様な蛋白質を利用して細胞質に取り込まれる…と。》




