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アナタの本当の姿は?  作者: kame
高校三年生
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【第93話】試験勉強

 一応、俺達も受験生ということで模試やら何やら試験が多い。だから、すでに受験生ということで仕事量は絞っている。俺の通帳に振り込まれる金額は・・・


「あんまし減ってないな」


 どういうわけか、仕事量を絞ったというのにほとんど変わらない金額が振り込まれている。どういうことだろうか。


「出演するアニメの本数は絞ったけど、キャラは増えてるからあたりまえでしょ」


 珍しく朝食を用意してくれていた母親が教えてくれた。

 確かに事務所に行く回数を減らすために本数は減らしたけど、その分アテレコするキャラが増えたような気がしないでもない。正直何キャラアテレコしてるか覚えてない。


「佑樹がアテレコ出来るからってキャラ増えてるの知ってる?」

「知らない」

「それでキャラデ増えててこっちが大変なんだから!!」


 なんだそれ。俺のせいか?

 あと楽しそうに大変とか言ってても説得力ないからな。



 *



 ――ピンポーン


 両親が休日にも関わらず仕事に行き、洗濯物を干しているとインターホンが鳴った。

 あれ?もうそんな時間だっけ。今日は来週に迫っている期末試験のテスト勉強のために遥さんがうちにくることになっている。

 テストの数日前に見ればいい程度だった俺達でも流石に受験生ということもあって勉強はしている。ただそんなに真剣にしているわけではないけど、成績はあがっているしまぁいいんじゃないかな。


 一旦、干していた洗濯物をおいて玄関までいくとやはり遥さんが手ぶらでいた。まぁ遥さんの勉強道具はある程度はうちにあるからな。


「いらっしゃい」

「おじゃましまーす」

「先に部屋行ってて、洗濯物干すから」

「りょーかい」


 もう勝手知ったる家とばかりに俺の部屋に向かう遥さん。俺は洗濯物の続きっと。

 せっかくのいい天気なんだから天日干しでないと勿体無い。



 *



「~~で、だから・・・」

「えっとこの公式つかって・・・」


 二人で数学の問題を解きながら時間を過ごす。


「ふぁぁ~」


 遥さんの大きなあくび。


「ふぁぁぁ~」


 伝染った。


「ぷっ」「くくっ」


 二人して小さく笑う。


「少し休憩するか。コーヒーがいい?ココアがいい?」

「ココアー」


 了解。

 ちょっと作ってくる。



 ===>



 佑樹がココアを用意しに部屋から出ていった。

 ここは佑樹の部屋。つまりは私の彼氏の部屋だけど、化粧道具とレディースの服がある。これだけ見たら私以外の誰かと付き合ってるんじゃないかと思うけど、これは全部佑樹の女装道具だ。きっとクローゼットの中にはウィッグがあるんだろう。後多分見えてないけど女性物の下着だってあるはずだ。少なくともどっかにブラはある。


 この部屋は私の部屋の匂いとよく似ていてとても親近感がある。きっと同じ化粧品を使っていることもあって匂いが似てるんだろうか。

 凄くリラックスできるのもあるけど、この部屋日当たりがよくてぽかぽかと・・・


「ふぁぁぁ~」


 眠気を誘ってくる。

 あぁ、ベッドに日光があたって気持ちよさそう・・・



<===



「くぅ・・・くぅ・・・」


 ココアを用意して部屋に帰ってくると遥さんがベッドで寝ていた。

 そのベッド日当たり最高だから、寝やすいのはある。

 机の上の勉強道具を簡単に横に積み重ねて、持ってきたココアのマグカップを置く。自分用のマグカップでココアを一口。


「ふぅ」


 静かな時間が流れていく。俺は皆で騒いでいる時間も好きだが、この静かな時間も好きだ。

 寝ている遥さんを見ながらココアをもう一度クピリ。あっ、そうだ。遥さんの寝顔写真に撮っとこう。後で残してもいいかは聞くけど。


 ――パシャ


「ふぁ~」


 写真を撮るために遥さんの気持ちよさそうな寝顔を見てたら俺も眠気が・・・



 ===>



 あ、やば。ついベッドで寝ちゃった。この気持ちよすぎるベッドが悪い。


「くぅ・・・くぅ・・・」


 私が起きようと目を開けようとすると誰かの・・・佑樹の寝息が聞こえてきた。佑樹も寝ているのか。

 ゆっくりと目をあけるとベッドにもたれかかるようにして寝る佑樹の姿が見えた。可愛い。写真撮りたいでも私のスマホは机の上だから取れない。多分ここで私が起きたら佑樹も起きる。

 あっ枕元にリン用のスマホが充電されているのを発見。佑樹のスマホの解除コードは知ってる。何度か使わせてもらった時に教えてもらった。別に見られて困るものは・・・仕事用のメールは不味いかも。とは言っていたが結局教えてくれた。まぁメールを調べるような事をするつもりは一切ない。


 ――パシャ


「ん・・・」


 シャッター音で佑樹が気が付いた。横になったままスマホを構える私をぼーっと見て徐々に今自分が撮られたことに気が付いたのか段々覚醒してくる。


 ――パシャ


 もう一枚!!


「ちょっ遥さん!?」

「寝起き写真頂き!!」



<===



 シャッター音が聞こえて目を開けると遥さんがニヤニヤとしながらリン用のスマホを構えていた。

 ならこっちもさっき撮った寝顔写真を見せつけるまで!!


「ちょっ!?」


 ふふん。こっちも遥さんの寝顔写真はある!!


「んー別にその写真持ってていいから私もこの写真貰うねー」


 あっ、はい。じゃぁ俺もこの遥さん寝顔写真はロックかけておきますか。

 勢いで見せつけたものの拡散されないなら撮られても別にいいというのが結局は俺達の考えだ。


「よくあるパターンだったら、消して!!とか言うんだろうけどね」

「だな」



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