表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アナタの本当の姿は?  作者: kame
高校二年生
66/339

【第66話】レコーディング2

「前回のCD反響が凄くて第二弾を出したいんだけど、他の人達と調整してくれない?」


 アテレコが終わり、社長に呼ばれ、原画室に来たら開口一番で伝えられた。

 社長の対面の席ではお母さんがペラペラと動画のもととなる原画をめくっている。あっそのキャラわたしがアテレコしているキャラだ。


「調整するのはいい、でもそんなに反響あった?」

「凄いぞー、テレビのオファーまであるくらいだ」


 まぁ断ってるが。と社長はスマホをわたしに渡してくる。そこにはメールが開かれている。うちの芸能部門を通してオファーが確かに入っているみたいだ。

 わたし、悠里のエゴサーチはしますけど、あっちのCDの方は確認してないのでどこまで反響があるのか知らないんですよね。とりあえず動画サイトでまた一位になっているのは確認したけど。


「なぜ断ってるんです?」

「まだ早い」


 リンちゃん達はまだ高校生なんだから、露出する必要はない!!と社長は言う。よく言いますね。最近わたしにイベントとかライブのオファーを持ってくるのに。


「リンちゃんは化けれるからね。

 素で出て、炎上なんてした時には手に負えないから・・・」


 社長のブログ一度炎上しましたからね。理由はなんだったのかいまいち分かりませんけど。



 *



「おはようございます」

「おはよー」


 遥さん達と話をして、今回CDに入れる曲の選曲と練習を何度かした後にスタジオにレコーディングにやってきた。

 なんで俺からという質問は受けないように事務所の電話から悠里用の声で電話して伝えた。普通社員がすることなんじゃないですかね。少なくとも学生アルバイトがマネージャー業するのは聞いたこと無いんですけど。

 スタジオに入ると前回レコーディングにいたプロデューサーと技術班の人がいる。いつもこの人達は早い。前聞いたら自分の席で書類仕事しているよりこういった現場の方が好きだから早く来る。とか言ってた気がする。


 今日の服装は皆性別通りの服装で来ている。


「佑樹おひさー」


 あとスタジオには姉さんが居た。

 確かに最近リンの姿でばかり会ってて、男の姿で会うのは夏休みに帰ってきた時にあった時以来だから久しぶりではあるが、


「なぜここにいる?」

「弟がCD出すってなったら立ち会うのは当たり前じゃん?」

「いや、だからといって来るなよ」

「いいじゃん。いいじゃん」


 なんで近藤と柊さん、あと今回は最初から呼ばれている早乙女さんは固まってるんですかね。


「ちょちょチョット待って!!すずっちのお姉さんってあの鈴木(すずき)麻美(あさみ)さん!?」

「いえーい。佑樹の姉でーす」


 無駄にハイテンションな姉さんが俺の肩を掴んで早乙女さんにピース。

 リンで会う時はもっと落ち着いているんだが・・・


「佑樹に友達が居たことが嬉しくって・・・」

「昔から居るから!!」


 俺のスマホとリンのスマホじゃリンの方が連絡先は圧倒的に多いけど、俺だって友達はいるか・・・あれ・・・俺もしかして友達少ない・・・?

 彼女いるから大丈夫。うん。大丈夫なはず。



 *



「あれ?皆ここでどうしたの?」


 レコーディングが終わり、スタジオの脇で早乙女さんと編集担当者が盛り上がっているのを横目に一休憩していると守山さんがスタジオに現れた。

 スカウトされてから何度かアカネちゃんの事務所の演劇部門に行き稽古をする以外にもこっちの事務所にあるスタジオで発声練習をしているのは知っているからいるのは別にいいんだけど。今日休みになってなかったか?


「守山さんこそどうしてここに?」


 柊さんが入ってきた守山さんに聞き返した。

 まぁ俺はそもそもこの事務所所属なのは知っているし、俺が話した遥さんもスカウトを受けて所属しているのは知っていることだ。


「私ここに所属してるの」

「まじでっ!?」


 まぁ身近に事務所所属のタレントが居たら驚くよな。

 遥さんと早乙女さんはこっちを見ないで下さい。あと姉さんは小声であんたもなのにねーとか言いながら肩揉むのやめてください。


「私まだここに入ってから一ヶ月も経ってないし・・・」

「それを言ったら私達はここ二回目だし」


 近藤と柊さん、早乙女さんはな。


「そうなんだ。あーそっか。そういうことか」


 守山さんはテーブルの上に広げていた前回のCDのケースを見たのか納得したようだ。

 何度かリンとして話しているが、結構守山さんはネット動画とかを見ている人で俺達の動画も何度も見たらしい。あとCDも買ったとか言ってたような気がする。


「二作目?」

「そうそう。知ってるんだ」

「まぁアレだけランキングにのり続けたら見る人も多いでしょ」


 まぁたしかになぁ。

 あれから近藤が動画を時々投稿しているらしく、普段は全体5位ぐらいで推移しているデビュー作が近藤が投稿するたびに1位になるという現象が起こっている。早乙女さんにミックスを頼むことが多いが、最近では自分でもやってみようと色々やってはいるらしい。あと踊ってみたも撮りたいとか昼休みに言ってたがそれは俺出ないからな。


 *


「そういや今日悠里さん居ないのかな」

「え?声優の悠里さんってこの事務所なの?」

「うん。私達がスカウト受けた時に一緒に居たの」


 ・・・何故急に悠里の話になったんですかね。


「両声類としては悠里さんレベルを目指したいよなぁ・・・」

「あれはもう神」

「喉に何人住んでるの!?って感じだからね」

「で、可愛いし」


 あの・・・それぐらいにしてくれませんか。むず痒い!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ