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アナタの本当の姿は?  作者: kame
高校一年生
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【第24話】期末試験

「期末試験が一週間後です。

部活動は活動休止なので、皆さんは帰宅してください」


華岡先生がさっさと帰れーと言いながら教室から出ていった。

俺は帰って適当に家事しねぇとなぁ・・・


試験は前日に勉強すればいいだろ。

上の方を狙っているわけでもないし、落第しない程度に成績は維持できればいい。

多分今のままテスト受けても赤点にはならないとは思うけど。


カバンに一応教科書は詰めて帰るか。


*


――ピンポーン


夕飯を作っているとインターフォンがなった。

両親は鍵持ってるし、わざわざ自宅のインターフォンは鳴らさない。

火を切ってインターフォンのモニターを見ると、遥さんがいた。


とりあえず玄関の扉を開けて遥さんを招き入れる。


「どうした?」

「ベンキョー一緒にしようかと思って」


・・・その手に持っているカバンからノートパソコンにペンタブが見え隠れしてますけど。


「絵でも描きに来たのか?」

「あははーバレた?」


そもそも遥さんは成績上位者であるしわざわざうちに来て勉強をする必要はないと思うし。


「必死な人達には申し訳ないんだけど、わざわざ勉強する必要を感じないし。前日で大丈夫でしょ」

「同感」

「でも、親がうるさいから、彼氏と勉強してくる―って言って逃げてきたわけで」


あーなるほど。まぁうちの親は全然勉強しろも何も言わないけど。言われて逃げたい気持ちはわかる。


「でも勉強道具なにも持ってないな」

「そりゃするつもりもないものを持ってくる訳がないわけで。重いし」


完全に口実のみで出てきたな。まぁいいけど。


「まぁ自由に使ってどーぞ。あっ、晩飯食ってく?」

「問題ないならもらうー」

「カレーだから問題ない」


*


「遥ぁ~勉強おじえでぇ」


柊さんが放課後の教室で遥さんに泣きついていた。

俺からみても柊さんは授業中寝落ちしていることが多いし、結構やばいんじゃないだろうか。


「えっと・・・どこがわからないの?」

「分からないところが分からない!!」


遥さんが頭を抑えて首を振っている。


「前の試験はどうだった?」

「3教科赤」


うちの赤点基準を考えるとまずいのではないだろうか。


「あーんー、教えるのはいいよ」


どこでやろーか。という話を聞きながら、俺は教室から出る。4時からスーパーでセールがあるからな。



*


「・・・なんでうちの前にいんの?」


両手にセール品の入った袋を持って家に返ってくると、遥さんと柊さん、あと近藤がいた。


「いやー、昼のメンバー3人が集まったし、どうせなら鈴木君もーって思って」


分からないでもないけど、なぜわざわざ俺の家に来るのか。携帯で呼んでくれればいいのに。


「電話はしたけど、出なかったし」


・・・あれっ、電池切れてるわ。

んで、どうする?うち入る?


「入る!!」


どうぞ。ただ遥さんはいいけど、その他は俺の部屋に入らないように!!



*



「で、この公式使って・・・」

「うんっうんっ」


遥さんが柊さんに教えている。分かってるのかな。

俺も近藤に教えているが・・・


「ここが間違ってるな」

「ありゃ、計算ミスか」

「いや公式が間違ってる」


こっちもこっちで問題だった・・・

あんまり俺も勉強できるほうじゃないんだが、それでも教えれるところは教えて、分からないところは遥さんに聞きながら教える。


あー、俺はそろそろ晩飯作りたいんだが。



*



「はい。終わりです。後ろから集めてください」


はぁ。終わった終わった。

すべてのテストが終わり一息つく。燃え尽きているのが数名。

近藤と柊さんも燃え尽きて机に突っ伏している。

まぁ結局一日だけじゃなくてテストまでの土日を除いた一週間、ほぼ毎日勉強してたから大丈夫なんじゃないかな。

俺も一緒に勉強していたから今回は自信がある。


「じゃぁテスト返すぞー」


数学担当の教師が入ってくる。

うちの高校はテスト最終日に普通に授業があり、採点が終わっている場合は返ってくる。

まぁ今回は学年末だから授業はしないと思うし、答案返して解説して終わりだろう。


「飯島」


遥さんが答案を取りに行って顔を綻ばせる。


「近藤」


いらねぇという顔を隠しもせずに取りに行く近藤。

点数を見て「うしっ」どうやら良かったらしい。


「鈴木」


俺も取りに行って、おっいつもより10点高い。


「柊」


柊さんも取りに行ってほっと息をはいた。


*


「「追試回避!!」」


と近藤と柊さんが二人でバンザイしながら喜んでいる。

ここまで喜んでくれるなら勉強会したかいがある。


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