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アナタの本当の姿は?  作者: kame
高校三年生
104/339

【第104話】文化祭3

『生徒会突発企画!!』『美男?』『美女?』『『女装、男装コンテスト!!』』


 司会の生徒会の会長の副会長がステージの上で盛り上げにかかる。会長、副会長は男女でそれぞれ別の性別の制服を着ている。まぁメイクはしてないけど。あと声も変えてない。


『いやー始まりました。キワモノ企画!!』

『元々予定していたバンドの演奏が出演者が怪我して演奏できなくなっちゃったんですよね』

『はい。しっかりと怪我を治して下さい。

 で、ですよ。今年の文化祭でもある女装男装喫茶ってあるじゃないですか』

『ありますね。結構な可愛い子揃いって聞きますよ』

『メイクがあの伝説となりつつある2年前の女装男装喫茶でメイクを担当した人の弟子がやったらしいよ』

『だから、あんなにクォリティ高かったんですねっ!!』

『それで、あれを見ていて思ったんだ。うちの生徒に隠れたポテンシャルを持った人がいるんじゃないかと!!』

『男の娘と雄んなの子ってやつですね!!』

『雄んなの子って初めて聞いたんだけど』

『あまりメジャーじゃないですからね。男っぽい女の子って意味ですよ』

『へぇー色んな言葉があるんですね』


 凄い・・・あれ台本ないんですよ。ここ数日で決まった企画だから全然準備できてなかったとか言ってた。ガチの突発じゃないですか。

 地味に副会長サブカルに強そうですよね。雄んなの子なんてわたしも一回か二回しか聞いたこと無い言葉ですよ。


『で、今回この企画に出場してくれる男子、女子を見て俺は思ったね』

『なんて?』

『うちの生徒ポテンシャルありすぎ・・・って』

『あー確かに可愛い子、格好いい子揃ってましたからね』

『もう男でもいいやとか思いたくなるような美少女もいて、控室が男子更衣室のはずなのに天国だったね』

『そのままくっついてくれても。ぐふふ』


 あぁ・・・副会長腐っておられる?


『じゅるり。と冗談はここまでにして、出場者の紹介をしようと思います!!』


 いや、冗談じゃなかったですよね。今よだれも出てましたよ!?


『では、登場してもらいましょう!!エントリーナンバー1。エドちゃんです!!』


 ステージ横で待機していたゴシックロリータに金髪ロングウィッグの人がステージに上っていく。身長もそこまでないですし、似合ってますけどその服何処から手に入れたんでしょうか? わたしとしてはそこが気になります。


『よろしくおねがいしまーすっ!!』


 おぉっ。結構綺麗な裏声だ。


『おぉっこれまた可愛い子だ!!』

『本当にクォリティ高いですね』

『声も素晴らしい!!』


『では、自己紹介お願いします!!』

『エドです。よろしくねーっ』


 くるりと一回転。フリルがおおくついたスカートがふわりと広がる。

 本当うちの学校ノリがいい人多いですよね。もっというとエンターテイメント性ある人多いですよね。



 *



『では、次はラスト!!俺は優勝候補だと思う!!』

『あー、あれはもう反則ですよね』

『控室に入ってきたときに、もう俺は女子が入ってきたかと思ったね』

『私は男子更衣室にいなかったので知りませんけど、聞いた話では控室に来た時点で既に女子制服だったとか』

『その通り!!なんか朝から先生に逃げられないように着替えさせられてたらしいよ』

『あーたしかに、文化祭中にあの子見たわね』

『俺も見た!!全く違和感なくて、おっ、可愛い子がいるっ!!って思ったぐらいだし』

『本当にあれが男子とは思えない!!』


 あぁ、朝からこの格好なのは先生に言ってください。わたしを朝からこの格好にしたのは先生なので。

 そもそも言っておいてくれればわたし逃げませんよ。女装なんてもう慣れてますから。ステージに立つのはちょっと遠慮はしたかったですけど。



『では登場してもらいましょう。里奈(りな)ちゃんです!!』


 さて、呼ばれたし行きますか。

 というか、くじ引きで出場順を決めたとき、わたし真ん中あたりの出場順だったんですけど・・・なぜかラストに回されたんですよね。あと、優勝候補ってなんですか。

 普通にわたしより可愛い子いたんですけど。ちょっとメイクは手伝いましたけど。


「どうも。里奈って言います。よろしくね?」


 イメージは少しおっとりめの口調で。しっかりと声は変えている。

 ざわざわと観客席がざわめく。


「あれ、女子じゃね?」

「え?なんで女子が女装コンテスト出てんの?」

「可愛いからおまけしたんだけど」


 観客席の方からそんな声が聞こえてきた。おまけはありがとうございます。


「皆の混乱は分かる。でも里奈ちゃんはちゃんと男だった」

「会長はどうやって確認したんですか?」

「えっ?言っていいの?」


 まぁいいんじゃないんですかね。頷いておく。


「一緒に立ちションしてあったのを確認した」


 本当にスカートのときに初めてしましたけどね。他に触ってもらう以外で信じてくれなさそうでしたし。一応地声で話したんですけど、それでも信じてもらえなかったんですよね。今日は女装というのを表に出すから隠してないですし。



 *



「では、次は男装女子の登場です!!」


 あぁ、まずは出場者全員ステージに上げるんですね。

 えーと・・・あれ?柊さんと早乙女さんが男装してる。うん。柊さんは慣れてますけど、早乙女さん頑張ってますね。多分遥さんがメイクしたんじゃないかな。遥さんの男装って基本的に遥斗しかないからこういうステージには出ないと思いますし。というかいくつかレパートリーがあるわたしがおかしいんですよね。多分。



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