憲法の問題点
前回憲法に関するエッセイを書いたが、憲法改正に付いてのみ触れた物なのでタイトルを変えた。
今回はそもそも憲法とは何なのかについて触れる。
憲法とは『政治家』と『官僚』を縛る法である。
これは、国民投票が改正に必要な事からも明らかだ。
だが、『日本国憲法』は憲法とは言えないだろう。
一つ目は『外国人に占領されている時に作られた占領憲法である』と言う事。
二つ目は『憲法自体がどういう法律なのか規定が無い』と言う事。
三つ目は『改憲に政治家が関わる』と言う事。
二つ目から行こうか。
憲法第一条に持って来るべき物は『天皇』に関する条文では無く、『憲法』とは何なのか、『改憲』する手続きをどうするのかと言う事だ。
民主主義国家であるのならば、『政治家』と『官僚』に付ける首輪である事と、その首輪に関する権利が国民に有る事を明示するべきだ。
三つ目。
『改憲に政治家が関わる』と言うのはかなり大きな問題だ。
強姦魔に性犯罪の法律を作らせる、殺人鬼に殺人に関する法律を作らせる、窃盗犯に盗みに関する法律を作らせる。
縛られる者に自分を縛る法律を作らせるのは問題だ。
司法と行政と立法が別れるように、政治家を通さない別経路による憲法改正の方法を早急に整備すべきだろう。
9条の改正も当然問題がある。
自民党が法案を出してそれに対しYESかNOで答える形で準備されているように思われるが。
そこに国民の意見はほとんど反映されない。
本来、国民に全てを委ねるべきであるにもかかわらず、何故か国会の多数派工作で国民に提出する文章が変わる。
公明党に配慮して、公明党が協力する文章に改憲案を変える必要など全く無い。
複数の改憲案を出して選択式にし、国民に委ねても問題無いのだから。