0 昔話
どうも新参猫と申します。
1話1話短く纏めるつもりです。
のんびりとお読み下さい。
かつて、ドラゴンに脅かされていた国があった。
ドラゴンは国に贄を要求し、年々その数は増える一方。
人々はいつ自分が贄にされるのかとビクビクしながら生きていた。
そんな時、4人の英雄が立ち上がってドラゴン退治に名乗りをあげる。
正義感溢れる人族の騎士
ユヴァロス・マークウェル
暇をもて余したハーフエルフの魔女
アイテル・ヨナルウェル
仲間の復讐に燃えるドワーフの戦士
ノッグル・ゴンドーン
褒賞金目当てで名乗りを上げたエルフ一の実力者
ルナリア・フォルメール
彼等は力を合わせてドラゴンを討ち滅ぼした。
王国は彼等に深く感謝したが、褒賞金は出せないと言って代わりに地位を与えようとする。
ユヴァロスは元より民の為にやったことだ、
と言って騎士団長を辞退した。
アイテルはただの暇潰しでやったことよ、
と言って王宮魔術師を辞退した。
ノッグルは復讐は終わった儂には生きる気力がない
と言って王家直轄ギルドの長を辞退した。
ルナリアは金の切れ目が命の切れ目だ
と言って王宮の中にいた仲間以外の人間を全て抹殺した。
後に言う英雄事変である。
それから200年、今でもルナリアはお尋ね者として各地に名を轟かせている。
これは、そんな極悪非道なエルフの物語。