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ハリセンマスターの謎?   作者: ハリセンマスター
第0章 仕事到来?
6/10

転生者との出会い2

少し時間が過ぎてしまいましたが

とりあえずこれでストップです〜



コツコツコツ

てしてしてし


コツコツコツ

てしてしてし



「クロや、やはりわしが抱いて移動した方が早いんだがなぁ?“美味いものが食いたいから腹ごなし”は構わんが、仕事が進まんのだが。」

足元をついて走る子犬に話しかけるハリエル

「クゥ〜んきゅーん」

鳴き声で抗議してくるクロ

「そうは言うてものぅ。うむ、よし。わしが仕事してる間ルームランナー擬を出してやるからそれで動けば良かろう?」

閃いたと言わんばかりに提案する

「クゥ〜ん」

嫌そうに鳴くクロ

「しかしな?クロ、仕事が押せばご馳走はお預けになるのだぞ?」

それを聞いたクロは

「キャインキャインぎゃわんがぅぅぅ」

不満そうにそして大人しく立ち止まり抱っこを待つ

「食べ物に釣られて変なのについて行くでないぞ?」

ため息を吐きつつクロを抱っこするハリエル

「では早いところ終わらせて美味い懐石でも食いに行こうか」

クロを撫でながら移動を開始した












「うむ。ここらだな。あーと、あやつだな。」

そこは大学のキャンパスだった

いろんな人に囲まれている人物がいた

「うむ、間違いないな。では行くとしよう」

賑やかな人々の中心にいる人物に話しかけた

「失礼、ミゲイル・桐嶋くんは君かな?」

その声かけにこちらに視線を寄越す綺麗な生徒

「そうですけど?あなたは誰ですか?」

周りの生徒も喋ってるのを邪魔されて不愉快そうである

「私はハリーと呼んでくれ。君の今後のことについて話があるんだが、何処か二人で話せるところはないかな?君の将来に関する大事な話でね」

いきなり将来がどうの言われて警戒心が強まる

「ここじゃ出来ないんですか?こちらは一行に構いませんが?」

あくまでも強気に言ってくる

「構いませんよ?あなたが知られたくないことも含まれていますがね。」

若輩者の強気なんてないも同然に話す

「っ!?・・・・あんたは・・・・。いや、わかった。場所を移そう。」

知られたくないことを知ってるはずがないと思いながら思わず息を飲んでしまった

そのためその誘いに乗り場所を移すことを決めた

「みんな悪いね。続きは明日話そう。じゃ、またね。」

立ち上がり周りの友人達に声をかける

「おい、大丈夫かよ?」

友人の一人が代表して聞いてくる

「大丈夫だよ。本当にヤバかったら警報機ならして逃げるから。」

それに笑顔で答える

「絶対だぞ?」

念を押してくる友人に笑顔で頷いた




「で?どこで話すんです?」

友人達に見送られながら歩いてきていたが、目的もなく歩いていると思った

「そうですねぇ、この先の教室を借り切ってます。この教室が防音効果はしっかりしているそうなんで。」

よどみなく答えられ、嫌そうに顔を顰める

「計算済みですか。で?僕の知られたくないことってなんです?」

さっさと済ませてしまいたいのだろう

教室についてもいないのに話を進めようとしていた

「まぁ、教室に着いたら話しますよ。ところでミゲイルくん、君は不思議な出来事を信じる方ですか?」

もったいぶったように話をそらす

「不思議な出来事?例えば?」

仕方なくそれに乗るミゲイル

「そうですね〜、例えば神隠しや転生とかですかね」

真顔でそんなことを言ってのける

「はっ。信じるわけないだろ?」

嘲笑うミゲイル

「そうですか?あぁ、教室につきましたね、ここですよ。さぁどうぞ?」

話しているうちに目的の教室についたらしい

扉を開けて待っている

「どうも。さて、教室に着いたんだから早速本題に入ってくれ。僕も暇じゃないんでね。」

急かすミゲイル

「なに、簡単なことですよ。先ほど言った不思議な出来事の続きです。あなたは1年後死にます。病気や事故ではないですよ。殺されるんです。先ほど君を心配して声かけてくれた友人にね。」

淡々ととんでもない事を言い出された

「は、はははは!ありえないさ!!くだらない。」

笑い飛ばすミゲイルだったが

「くだらないですか?彼が君を好きで君が他の人と結婚するくらいなら殺して死体を自分の物にしようとしていても?」

続いた言葉に固まった

「なんで僕が1年後結婚するって知ってるんだ?これはお互いの家族くらいしか知らないのに」

些か青褪めた顔で聞く

「ですから先ほども言ったように不思議な出来事の一種ですよ。でも流石に可哀想ですからね、選択肢を差し上げましょう。1、私の言うことを信じて私についてくる。2、私の言うことを信じずなかったこととしていつも通り生活をする。3、結婚を取り止めて先ほどの友人と生涯付き合って行く。さぁ、どれがいいですか?」

どうでも良さそうに喋る男に呆然としたまま話しかける

「か、仮にあんたについて行ったとして僕のメリットは?それに本当にそれしか選択がないのか?」

青褪め震えながら聞いてきた

「そうですね〜。私について来た時のメリットは、全く異なる世界で生活でき幸せな家族が得られる。デメリットはそのために1年後に死んでもらう事ですかね?なので身辺整理はしっかりしてもらいますがね。次に選択肢ですが、ありません。この三つ以外を選んだら輪廻転生どころか魂が消滅してしまいますので。」

サラリと爆弾発言をする

「魂が消滅するって・・・・?なんで・・・?」

あまりのことに呆然と聞き返す

「それだけあなたという魂はこの世界には合わないんですよ。でも私についてくるということは全く異なる世界に転生するということ。そこはあなたの魂と相性がいいからこの先も無理なくあり続けられる。」

頭が理解したがらないながらもなんとか理解しようと言葉を噛み砕く

「・・・・・つまり、僕に1年後死ねって事だね。もしくはあいつと付き合えって・・・・」

なんとか声を絞り出して呟く

「そうなりますね。1年後死んでこの先も幸せに生きて行くか、万が一選択を誤り魂を消滅させるか、君が選ぶんです。それによって私も動きます。」

何も感情を写していない目でミゲイルをみる

「僕が、選ぶ・・・・・・・・。僕は幸せになりたい・・・・」

ぼそりと呟いた

「では私についてきますか?」

確認をとる

「・・・・・・・・はい。あなたについて行きます。」

男は頷きこう言った

「1年後、あなたを私の代理が迎えに来ます。身辺整理など後悔のないようにしておいてください。では」

そう言うってミゲイルの前から風のように消えた

「は、ははは、はははははは・・・・・・。本当に消えた・・・。じゃぁ、言ってたことも本当か。折角幸せになれると思ったのに・・・。いやでも、向こうで幸せが待ってるんだよな?なら残りの1年楽しみながら身の回りの物、片付けるか〜。」

半ば呆然としつつ伸びをして歩き出したミゲイルであった







「うーん。気のせいか男に思われていた気がする。どう思う?クロ」

腕の中の子犬に話しかけたが

「キュンキュンぎぎゃわん!」

話を聞くどころかご飯の要求をされた

「はぁ、はいはい。美味しいもの食べに行きましょうね」

項垂れつつ子犬の願いを叶えに移動を始めるハリエルだった





はい。ごめんなさい。

シーちゃんの作品に出てくるミランダさんの身内のつもりで書きました。

位置的には大伯父とかはとこポジですな。

申し訳っε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

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