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魔王はリストラして勇者になる!!  作者: 白猫
第2章 鉱山都市の依頼!!
14/20

魔王/火炎のダンジョン攻略②

巨大ゴリラが突進してきた。


ゴリラは拳を振り回し、俺に殴りかかる。


俺はその猛襲を難なく避け、空中を回転しながらゴリラの背後に着地。


うーん…やっぱりこの体は動きづらいな。


全く全力が出せない。


ゴリラの拳はそのまま通路に直撃、凄まじい衝撃とともに広範囲を破壊した。


「ッハハ…スゲえパワーだ。でも動きが単調…それにそんな大振り当たんねえよ!!」


俺はゴリラの懐に向けて跳躍した。


「くらえでかぶつ!!」


「ゴァアアアアア」


「何っ!!」


巨大ゴリラは身軽く後転し俺の一撃を避けた。



避けられた!?


この間合いだぞ。


懐に入るタイミングも完璧だった。


完璧に決まったと思ったのに。


なんで………


「…………」


標的といったん距離をとった。



ああそうか…この体のせいか。


やっぱり人間の体じゃ全然ダメだな。


でも…それでもあの間合いで避けられたのはショックだな。


「あのガタイに似合わず素早い身のこなし」


こいつは強い……


俺はそう直感した。


「ふぅーーーッ」


大きく息を吐く。


「なるべく魔力を温存しようと思ったけど…やっぱ性に合わねえわ」


「ゴルァアアアアア!!」


巨大ゴリラが再び突進してきた。


だがその猛襲を…俺は避けない。


避けるなんてことはしない。


全力で捻り潰す!!


「“魔力解放”!!」


力を解放するのは、フォレスと戦って以来だな。


体が熱い…


奥底から魔力が、エネルギーが、満ち満ちてくる。


気持ちいい…


最高の気分だ!!



俺の身にゴリラの拳が迫りくる。


俺はそれを…全力で捻り潰す。


「ゴァアアアアア!!」


「オオオオオオアアアアァァ!!」


拳と拳がぶつかり合った瞬間…


衝撃で辺り一帯が砕け散る。


そのコンマ数秒後、ゴリラの巨腕が弾け飛ぶ。


「ゴルァアアアアア!!」


呻き声をあげながらヨロヨロと後ろへ後退する。


その一瞬の隙を俺は見逃さない。


「久々に楽しませてもらったぜ…サンキューゴリラ」


足場を離陸し、グリンッと体を捻り空中三回転、後ろ回し蹴りで仕留める。


ズドオオオォォォォォン!!


その一撃の威力は、ゴリラの巨体をぶっ飛ばし壁にめり込ませる。


「チェックメイトだ!!」


ゴリラの命はそこで(つい)えた。



ふう疲れた。


さて次へ急ごうか。


この調子じゃダンジョン攻略まで三日はかかっちまう。


そんなの嫌だ。


何より体がもたん。


力の解放状態そのままに、俺は先を急ぐ。



俺はこの時、まだ気づいていなかった。


ダンジョンに入ってすぐの時点で、俺をつけまわす謎の人影の存在に。


それがブルーコング以上の実力者であることも……


俺は気づいていなかった。



(ふーん…ブルーコングよりは強いみたいね。今回はなかなか骨のあるやつみたいだし、楽しめそうね)
























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