魔王/火炎のダンジョン攻略①
街に戻った二人は、朝食を取りながら優雅に談笑していた。
「つまりマオはバカなのよ。何の迷いも準備もなしにダンジョンに入っちゃうんだから」
「……そうかなぁ、それは考え方の問題だと思うけど。僕は、マオは自分に正直なんだと思うよ」
フォレスはそう答えた。
「まあそれも考え方の一例よね」
フォレスの応答にも一理あると納得した様子のケイト。
「前々から思ってたんだけど…アイツって何者なのかしら」
ケイトが何の前置きもなくそう話を切り出した。
「よくよく考えたら異常よねアイツ。腕力はゴリラ並みだし、身のこなしは猫みたいに素早いしさ」
(「それはねケイト、マオが元魔王だからだよ」…なんて言えないよね)
以前マオと対峙したフォレスは、マオが元魔王だと知っている。
だが、口止めされているのでそれをケイトに言うことはできない。
「あははははっ……あれじゃないかな。修行、きっと修行を積んできたからだよ。うんそれだ、きっとそれだ!!」
とりあえずはぐらかしたフォレス。
「ふーん…まあいいや、そういうことにしておこう。旅の仲間が強過ぎて困ることはないしね。むしろ、マオには今以上に強くなってもらわないと」
「今回マオをダンジョンに一人で行かせたのも、それが狙いだったんだね」
「…さあ、どうかしらねえ」
ケイトが微笑む、そして次のように続ける。
「まあでも…この難度のダンジョンくらい一人で攻略してもらわないと、私の相棒は務まらないから」
笑顔とは裏腹に、サラッと毒舌を吐くケイト。
(あはは…もし攻略できずに戻ってきたら、マオの立場がないなあ)
フォレスは苦笑いを浮かべながら、そうおもうのだった。
〜火炎ダンジョン三階〜
ここまでは順調に進んでこれたな。
強いモンスターにも出会ってないし、もしかしたらこのまま攻略できんじゃねえの?
新たな部屋に入った。
今までのどの部屋よりも広いな、軽く鬼ごっこができるぜ。
ズシン…ズシン…ズシっ…
重い足音が近づいてくる。
まあ、ダンジョン攻略がそんなに甘くはねえよな。
重厚な扉が開き、中から青い体毛のゴリラが現れた。
でけぇな…10mはあるか?
「グゴルァアアアアアアアアアア!!」
モンスターが雄叫びをあげながら突進してきた。
「ッハ…いきなりヤル気MAXじゃねえか」
きやがれゴリラ!!
全力で叩き潰してやるぜ!!
東の魔王VSブルーコング
〜東の魔王〜
レベル:Level71
種族:魔王
人間版ステータス
HP2700
攻撃力2500
防御力1200
素早さ3000
装備武器:魔剣バルムンク
特殊能力:特になし
〜ブルーコング〜
レベル:Level60
種族:魔獣/霊長類
ステータス
HP5000
攻撃力2000
防御力100
素早さ2500
装備武器:無し
特殊能力:???




