表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Not Only But Also  作者: 加減乗除
第2章 護衛編
71/106

34話 仕上げが肝心


 ―乗―

 「…………それに……ね……」ここでオレガノが前に出た。いつもより重い足取りだった。左手で何かを摘んでいる。


 「…………盗聴機なんて仕掛けるなんて本当したたか……」左腕を延ばし、摘んでいるものを掲示する。青白く油光りする1センチ程の肉塊の先端で無数の赤い触手達が揺れていた。

 それが、オレガノの指の先で垂れ下がっていた。

 「…………ゲル。使役キメラ。四六時中、マスターに自分が拾った音の情報を飛ばしてるの。コレは死んでるから大丈夫だけど」

 ゲルの死体を足元に放ると、靴で踏みつぶした。クチャリ、と小気味良い音が鳴った。

 「…………屋敷内に百数十匹。駆除に三時間も費やしたの。しんどい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ