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6話 晴天の霹靂
澄み切った青空からいきなり稲妻がチュドン!!
予想だにできない、いきなりの出来事のこと。
多分。
ー乗ー
帰路へ着こうと振り返った二人。
途端、異変に気づいた。
振り返った先にある筈の、店の玄関がいつの間にやら消えて無くなっていた。そして風に煽られたのか、岩石や木材が入り込んできていた。
何時、何故、どうして……?呆然とする四人。
洞窟の入り口に向かって四人で走る。入り口のところからは晴天と碧々とした森が覗けた。そこからおそるおそる外へ出てみる。
何もなかった。辺りに蝶が羽ばたき、その中で働くドワーフ達。その童話のような光景は来た時と同じだ。
しかし、ここでアレンがあることに気付く。
「なんだ……?」
辺りを舞っている蝶達がまるでどこかに吸い寄せられるように飛んでいく。ひらひらと、逆再生される花吹雪のように……。
その先……西の空を見上げた。
すると、途徹も無く巨大な蝶がそこに居た。幻想的な模様をした羽を音も無しに羽ばたかせていた。
そして、その羽が宙を叩く度、ドワーフ達の住居から沢山の木屑が無音で吹っ飛んでいった。