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Not Only But Also  作者: 加減乗除
閑話休題
32/106

巡々不運

 加減乗除です。32話だろう?


 タイトルイメージ変更。ちなみに造語。



 ―除―

「・・・・・・お取り込み中だな」

 俺はメリアとその病室前に来ていた。

「見舞いにくるまでもなかったか・・・・・・」

「そうね。むしろ邪魔しないようにさっさと退却しよ」

 メリアがそう言って、花束を近くに居た救護科の人に預けた。


「男女の仲って分かんねーよ」

「それはアンタがガキだから」

「お前に分かるのかよ!」

「オギよりはよく知ってるつもり」

「・・・・・・」

 何だろう。俺はアレか?今をときめく、鈍感な主人公か?

 いやいや・・・・・・もうアレは古いだろ・・・・・・・。

「・・・・・・メリアにそういう相手はいないのか?」

「・・・・・・」

 メリアはこちらを見る。それから、

「教えなーい」

 と妖しく微笑んで言った。

「・・・・・・はぁ」

 分からん。

 俺には本当に女子が分からない。


「どうする?これから」

「訓練所とか、色々巡ってみましょう。事件で壊されたところとかもあるかもしれないし」

「・・・・・・そうだな」

 あの事件。

 ゼロから軽くは訊いたが、話によると犯人の男はカンパネルラという調教師らしい。

 そしてゴルゼキア先生がソイツをつれて闇に消えていったと・・・・・・。

 その程度しか情報が無い。



 実は事件後、例のゴルゼキア先生にあったのだが、

「よくやったな!お前ら!今度、対策委員会から褒美が与えられると思うから、精進しろよ!あと」

 そう言って俺達の肩を組んで、

「あんまり深追いするなよ」

 と一言言って、じゃーなーと笑いながら去っていった。

 正直恐かったけど。


「・・・・・・面倒な事に巻き込まれた気がする」

「私の所為っていいたいの?」

 メリアが睨んでくる。

 はい、そうだと思います。何て言えるはずもなく。

「そんな事無い」

 と一言言って、メリアを見ずに先に進む。


「あ、オギ!」

 遠くからそう言って呼ばれた。

「お、アレンじゃん」

 今日はラッキーデーだ。

「オレガノ知らないかな?」

「あれ?いつもとは逆だな。お前が捜してるのか」

「どうも病室から逃げたらしくて、隠密部隊に依頼が来てるんだ」

「・・・・・・なんで逃げ出したのかってのも気になるけど、何でそこまでして捜してんだ?」

「オレガノの呪術は最高級だから。間違って死んでもらっても困るらしい。でも彼女は呪術師の中でも単独行動を得意とするくらいの人で、隠れるのも上手い」

「だから、隠密部隊の得意分野って訳ね」

 メリアがそう言って考える。

 ・・・・・・いやな予感。いや、大丈夫だ。アレンと会えたら俺はラッキーに違いない!!


「ねぇ、オギ。私達も手伝いましょうよ」

「ホント!?助かるよ。僕らでも時間が掛かってるからね・・・・・・じゃあ宜しく。見つけたら救護棟に連れ戻しておいて」

 そう言ってアレンは消えるように去っていった。

「おい。勝手に決めるなよ」

「いいでしょ。どうせ学校めぐりするんだから」

 そう言ってメリアは歩き始める。


 アレンの運より、メリアの巻き込みの方が強いらしい。


 やれやれ・・・・・・。

 ちなみに


 除の部分の説明(ユーザー情報)を一言で表すと


 虚々実々


 ―除―

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