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Not Only But Also  作者: 加減乗除
第1章 侵入者戦争編
16/106

16話 いがみ合い、かみ合い始めるこの世界。

加減乗除 16話 書いてみた。


↑ニコ動風。

―除―

 まぁ。


 俺の気持ちを一言で表すなら、


 はぁ!?


 だ。

「はぁ!?」

 言った。

 感想が口をついて出た。

 目の前の真紅のスクリーンにはよく見ると影によって作られた紋様が見える。そしてそのスクリーンは少しずつ横にスライドされていく。

 それは少しずつ、小さくなっていく。

「・・・・・・」

 ああ。どっかで見たと思ったぜ。

 途中から生えてきた足とその後に続いた長い尻尾。それを見てから、俺とゼロを覆う影に気付く。ゼロは既にそれがある左側を見ていた。


 森の高さよりも高い場所にそれはあった。


 先ほどまで見飽きたサラマンデルの顔を、背景に映る黒と散らばる黄色たちが際立たせる。

 しかし比べ物にならないくらいの大きさを誇っている。学校の教室2つ分ぐらいは突き抜けるだろう。

 

「・・・・・・でかいサラマンデルだ・・・・・・!」

「ちげーよ、バカが。サラマンダーだっつーの。見てみろ」

 とゼロは顔を指差す。

「小さいのとは違って、目が黄色で、鱗がハッキリしてくる事によって、それが紋様のように見えているはずだ」

「ああ・・・・・・確かに」

「ちゃんと勉強しろって言わなかったか?そんなんじゃいつまで経っても、上にはいけないぜ?」

 そう言ったときにはゼロは武器を構えていた。

「死なない程度に、教えておいてやる。コイツはこの森の中では最強レベルの部類だ。この森の生物は大体、コイツの捕食対象となる。特徴は『仲間思い』と『闘争心』だ」

 その発言を聞いて瞬間に、副会長の発言が思い出された。


『それにあなた方のような方たちなら、もっと大きな解決になるはずです』


「つまりは、俺達が仲間を殺された復讐心と併せ持つ闘争心で、俺達の前に現れたのか」

「そうじゃなくて、お前のせいだっつーの、ガキが。お前が喧嘩をふっかけて来るから、その空気感に吸い寄せられてきたんだよ。そんな簡単なことを一々確認とるな。

 ゼロはそう言って俺を睨む。

 しかし口調の端々に、毒舌のキレが無い。

 言うほど余裕でもないって訳か・・・・・・。

 後、加えておくなら、俺だけの所為みたいに言うな。


「Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaoooooooooooo!!」

 そんなことを離している間に、サラマンダーは雄叫びを上げて、目を光らせる。

 そして次の瞬間には、俺達の居る場所に向かって牙を向けてきた。

「来たぞ!」

「知っている」

 ゼロは俺の発言にそう言って、銃をサラマンダーに向けた。

「悪いが、今回はお前を守るような余裕は無いぞ」

 先ほどまでの調子と違い、冷静な表情と言動を見せる。

「守られた覚えは無いけどな」

「ならいいが」

 ゼロは引き金を引いた。

 銃口からは先ほどとは比べ物にならないほどの火花が散る。

 銃弾は牙ではなく、サラマンダーの迫って来るスピードにあわせるように、虚空を撃つ。

 撃った銃弾は上手いタイミングでサラマンダーの額に当たり、炸裂する。強制的に頭を地面に向かって叩きつけさせる。

「すげ・・・・・・」

「油断するな、クソガキ!」

 ゼロが叫んでその場から離れる。

「え――」

 気付いた時にはそれは、俺の体を捉えた。

 目にも留まらぬ速さで、サラマンダーの尻尾が俺の体を吹き飛ばす。

「ぐぁ!」

 運がいいのか悪いのか、俺の体は木に叩きつけられた。

「畜生・・・・・・」

 俺は体制を整えなおし、刃を構える。

 くっそ・・・・・・結局面倒な事になるなら、メリアと一緒に居たほうが良かったか?

 コイツと連携なんて無理に決まっている。

 大体、対応策も見つかっていない以上、俺に何が――。


「クソガキ!!」

 ゼロが俺を呼んで、俺の横に降り立った。

「何だ、狐野郎!」

「2秒・・・・・・手ェ貸せ!!」

 そう言って、こちらを見ているサラマンダーの光る瞳を見る。

「・・・・・・はぁ?」

「いいから、貸せっつってんだ!俺の言うとおりにやれば、勝てる!そんぐらいできるだろ、勉強不足!」

「・・・・・・上等だ。やってやるぞ、落ちこぼれ狐!」

 意味の分からない、心の通わせ方だった。


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