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Not Only But Also  作者: 加減乗除
第3章
103/106

14話 哀銀竜 3

 「……」

 沈黙が場を支配した。


 もしその説が本当だとしたら、この白い少女は龍。

 自分達は名通りの伝説級存在と相対している事になるのだ。


 まだ、信じ難いけど。



 気になった一同は部屋に戻ってみることに。

 「……ねぇ、あなた」メリアが少女に聞いた。

 相手と同じ目線……中腰で顔を覗きながら聞いた。

 「あなたはどこから来たの?」

 すると、少女は唸ってから


 みんなが知らない世界


 とだけ答えた。

 さらにメリアは続けた。

 「あなたの名前は?」

 「あなたは龍?」

 だが、少女はうやむやに返事をした後、眠いと呟き、床に寝転がってしまった。

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