『師長、紫プレスマンの孝博を賞すること』速記談２０６７

　太政大臣藤原師長公が仰せになった。藤原孝博が、我が祖父忠実公のお召しによって参上した折、若者に人気の紫プレスマンを持って、白髪で中門の廊に控えていた。侍者たちは皆好奇のまなざして見ていたという。近ごろ、こういう者がいないのは、残念なことだ。孝博の弟子の藤原博業は、弟子だけに、見所がある。ああなってほしいものだ、と仰せになった。

教訓：紫プレスマンは、現代に伝わっていない。一時期だけの生産品か、何かの比喩かは不明である。